【HUG&SUNKISS】心ときめく一着と出会える場所へようこそ。
カラフルな古着と可愛らしい小物がお店いっぱいに並べられ、まるで外国にきたかのような雰囲気の「HUG&SUNKISS」。
多くの雑誌や有名ドラマに衣装提供をしているお店なので、知っている方も多いのではないでしょうか!
店内には、ガーリーなものからカジュアルなアイテムまで幅広く取り揃えられています。
古着だけではなく、ディスプレイ小物もアメリカで買い付けてきたものだそう。取材中も思わず「可愛い…♡」と声がもれてしまうほど、素敵な空間でした。
今回は、そんな人気店「HUG&SUNKISS」のオーナー・石川さんにインタビューさせていただきました!お店のこだわりから古着への熱い想いまで、貴重なお話をたっぷり聞かせていただいたので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
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まずは「HUG&SUNKISS」さんの歴史から教えてください!
石川さん:もともと、「HUG」と「HUGSUNKISS」というお店を経営していたのですが、裏原がだんだん衰退していってしまったのとコロナもあって、去年から1店舗にまとめて「HUG&SUNKISS」としてオープンしました。それまでは2店舗それぞれでお店の雰囲気も変えていたんですけど、1店舗でも表現できるかなと思ったのでひとつにしました。
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お店の名前がとてもロマンティックですが由来はなんですか?
石川さん:「HUG」はもうそのままのハグの意味で、「SUNKISS」はお店自体がカリフォルニアのイメージで作っているので太陽が集まっているようなイメージです!名前を聞いたときにパッと思いつくイメージというか。お店もカリフォルニアを意識して香りもアメリカのものを使っています♪
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どの服もすごく綺麗ですが、仕入れやメンテナンスをする時のこだわりはありますか?
石川さん:仕入れるのは、全部「自分が着れる服」。自分が着ない服は買わないですね。なので全部コーディネートもできます!あとは、誰かが着て可愛いとイメージかできるかどうかも大事にしています。自分が可愛いと思えないものは売れないので。
メンテナンスでいうと、個人的にボロボロの服もすごく好きです。1個の穴でも味があるものは絶対直さないですし、とても古い服はあえてそのままにしています。
すごく古いヴィンテージは、糸とかも一つ一つとても貴重です。洗ってしまうことで、そういった糸など細かいパーツが飛んでいってしまうと価値が下がっちゃうので。洗っても大丈夫なものはもちろん全部洗ってアイロンしています。
あえてそのままの状態にしている服とかは、説明しないとお客様には伝わらないので、大切なことはきちんとお伝えするようにしています!
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ボトムとTシャツが交互に並んでいたり、店内の配置にこだわりを感じます。
商品の陳列はどんなことを意識されてますか?
石川さん:そうですね、一応「アイビーっぽく着れる」とか「マリンっぽい」とか、こことここ合わせたら可愛いんじゃないかっていう組み合わせで分けていますね。柄ひとつでも、ハワイアンやアジアン等、さまざまな種類で分けています。
初心者の方でもコーディネートがしやすいようにやっていることで、この配置はもうHUGの時から18年間ずっと変えてないですね!
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古着初心者の方にもおすすめできるアイテムはありますか?
石川さん:女の子はやっぱりアイビーな感じ!紺のブレザーをスカートとか軍物のパンツに合わせたり。
でも、ファッションはやっぱり自分の着たいものを着るのが一番なので「こういうものが着たい」というのがあれば、それに合わせて提案します。
うちはがっつり接客するスタイルではないんですけど「なにが合いますか?」とか聞いてもらえれば、その人が持っている服を聞いて着回しできるように提案しますね!着回ししてたくさん着てもらうのが一番嬉しいです。
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石川さんはいつから古着に関わっていらっしゃるんですか?
石川さん:中学校の頃からよく雑誌を読んでいたんですけど、どの雑誌も古着特集をやっていて、コーディネートも可愛くて憧れていました。
わたし出身が石川県なんですけど、高校の時に1店舗だけ地元に古着屋さんができて。当時バイトしていた洋服屋の店長がアンティークとか古着が好きで、一緒に連れて行ってもらいました。
それが、古着との出会いですね。携帯もない時代だったので、実際に古着を目にしたのはそのときが初めてでした。ちなみに、初めて購入したヴィンテージはスカジャンでした。(笑)
だから古着に関わった期間でいうと、もう29年くらいになりますかね。
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そこから実際にお店を持つまでに至ったきっかけってなんだったんですか?
石川さん:主人がこの店の社長なんですけど、「ローリンロックス」っていうバンドを30年くらいやっていて。昔はみんなで「アメリカ行くぞー!」「おー!」って感じで、そのバンド関係でアメリカとかイギリスに行っていました。
それで、一緒に海外回っている人の中に古着屋さんをやってる友達もいて「じゃあもう、私たちもやりたいね」みたいになって、一緒にやり始めたのがきっかけですね。
それで最初に開業したのが高円寺にある「Dclothing」です。そこはもう21年ほどやっていますね。はじめのうちは、お金を貯めては海外に行って仕入れて…って感じでした。自由ですよね。やらないと気が済まないタイプなので(笑)
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その自由さに憧れます…!有名なドラマで衣装として使われていたりもしますよね!ドラマの衣装提供をするようになった経緯を聞いてもいいですか?
石川さん:そもそも「HUG」は長かったので、ずっと雑誌に載せていただいていました。「あそこに行けばなんでも出てくるな」ってスタッフの方との信頼関係もできています(笑)その流れでドラマへの衣装提供もするようになりました。
衣装提供するときには、まず最初にどんな感じかイメージを聞いています。衣装を渡して終わりというような放置ではなく、一緒に楽しみながらコーディネートを考えています♪
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石川さんのファッションのこだわりはなんですか?
石川さん:歳をとってもずっと楽しみたいですね!みんな不安がるじゃないですか。もう若くないから、みんなと同じじゃないとみたいな。
でもそれをいったら終わりだなと思っています。あと、”古着をきているとモテない”みたいなのもよくあるじゃないですか。それで結構みんな離れていくんですけど、私は絶対やめません!(笑)
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石川さんにとって古着とはどんな存在ですか?
石川さん:私の人生かもしれません。もう半分以上古着と関わっているので…人生ですね!やめる気もありません(笑)
HUG&SUNKISSのおすすめアイテム4選!
1.総レースシースルートップス
2.ベーカーパンツ
3.ビンテージハワイアンシャツ
4.パイル地トロピカルトップス
【取材を終えて】
ありがとうございました!さまざまなテイストの古着が揃う「HUG&SUNKISS」さん。カリフォルニアの雰囲気を感じられる店内は、ずっと居たいと思ってしまうほど心地よく、素敵な空間でした!古着好きな方はもちろん、これから古着にチャレンジしてみたい方もぜひ訪れてみてくださいね♪
※8月1日より高円寺へ移転。
本記事の写真は2021年6月時点の原宿店となります。
HUG&SUNKISS
アメリカでセレクトしたこだわりの古着に出会えるお店。
商品はもちろん、内装や香り、ディスプレイにまでこだわっている。
\8月1日より高円寺に移転!/