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カルチャー

指輪で遊び心プラス。つける位置にこだわってみる。

2年前閲覧 861

アクセサリーの起源については恐らく諸説あると思いますが、古代エジプト時代に人体に模様を施して装飾したのが最初なのではといわれています。

その後、狩猟の武勇を誇るシンボルとして、動物の骨や牙の首飾りなどを身につけたのが、形あるアクセサリーの原型になったと考えられます。

もともとはお守りとして身につけられ、地位や権力の象徴としての用途、現在では装いに彩りを添える装飾品へとその役割の変化を遂げてきました。

縄文人は貝や石、骨などで作った耳飾りや首飾りなどを身に着け、弥生人たちは、ガラスや金属などの新しい素材を使って美しく輝く装飾品を創り出していたとされます。

しかし、ヒスイやガラス玉などのアクセサリーは、誰もが手にすることのできる物ではなく、シャーマンと呼ばれる宗教的職能者やムラを治める首長など、社会的地位のある者のみが身に着けたといわれており、着飾るためのものではなく祭事や祈祷で用いたり、権威を示す特別な装身具だったようです。

もちろんそれは日本だけでなく世界中で、時代とともに意図や趣旨に変化を見せながら装飾品文化は発展してきました。

なくても生命に関わる物ではないけれど廃れなかったのは、人々の文化と慣習、社会構成にまでとても深く関わるカルチャーだったからでしょう。

20世紀にもなると科学の発達により次々と新しい素材がうまれ、宝石の合成や樹脂製品などの開発、技術の進歩などアクセサリーを一般大衆のものにするところまで到達しました。

もちろん今でも冠婚葬祭時に用いられるパールやロザリオなど宗教的な意味合いのあるものや、数珠やミリタリーグッズなど身を守る目的つまりお守りとして身につける人もいることから、古代から変わらぬニュアンスも残しつつ。

多くの場合、自己アピールまたは個性の表現であったり、人とは違うように見せたい心やコーディネートの締め使いにといった、自らの心の働きからくる衝動に起因した使い方だと思います。

なくても困らないけど、あると嬉しいもの。

自分自身が使う物や好む物をよくよく観察してみたらば。

わかりやすいほどに自己主張を訴えているような大ぶりな物と、目立たないものの自分だけが感じる特別感を持つ物と。

大ぶりな物をつけるとそのアイテム自体に注目が集まり、自身のアラに向けられる視線をはずせるのではないかという浅はかな思惑が動機になっている感は否めないのですが。

特に手指のコンプレックスはどうにも隠せないので、もう思いきって存在感ありすぎなほどの物でも投入してみるのはどうかしらと、持ち前のとりあえずやってみよう精神が目覚めかけてる昨今。

まずもって金にもの言わせるほどの有り余る財力は到底ないことと、あまりにも煌びやかなものには気後れするからか興味が湧きにくい、そんな性分なので宝石や高級ジュエリーとは未だかつて無縁。

年齢とともに持ち物の質も上げていけるような暮らし方が常識的なのかもしれませんが、精神的な成熟域にまだまだ到達してないようで。

ハートを射抜かれる、そういうものは何故あんなにも唐突に視野に飛び込んでくるのでしょう。

それはもう、驚きすぎて声も出ないような、衝撃にも似た瞬間。

ひと昔かふた昔、もっと前でしょうか。

「イマドキの若い女性はなんでもカワイイを連呼する」と言われた時期がありました。

まったくイマドキでもないけれど、心の声が思わず溢れるんです、「カワイイ!これ、カワイイ!」って。

古来より、魔除けとしてまた神秘的なパワーを持つアイテムとして、身につけたとされる指輪。

つける指によって、同じ指でもどちらの手なのかでも意味が違うのだそうです。

左右それぞれの指が持つ意味や、身につけることで得られるとされる効果について調べてみると、なかなかおもしろい。

ややスピリチュアルな世界へ招かれていくような、ふんわりレースのカーテン越しの思考になってきたような。

とはいえ宗教観の強い意味合いではなく、パワーとか雰囲気だとか空気感といった、目には見えないけれどもあるのかもしれないなぁ、という種類のものの話。

毎朝TVで流れる「今日の運勢」「血液型占い」そういう類のものって、なんとなく見たり聞いたりしちゃうあの心理って何なのでしょうね。

初詣のおみくじとかも、結果すぐ忘れてしまうのになかなかの一喜一憂具合。

クスクスと笑える程度なら問題ないのですが、必死だと目も当てられない、のめり込みすぎ盲信しすぎはいけません。

自分らしさとか幸せって目に見えない正解のわからないものに対する不安は、コレという何かで解消できるものではないから。

何かに依存し、振り回される日々じゃ進むべき方向も見失ってしまいます。

もっと肩の力を抜いて自由に呼吸して。

物は試しという姿勢、お気楽に笑って楽しく生きましょう。

親指(サムリング)

古代ローマでは親指は成功を意味し、富や権力の象徴として貴族や大富豪もこぞって親指にリングを着けていたことから、親指に指輪をつけることでどんな望みも叶うといういわれがあるそうです。

右手の親指は指導者を司る指。

集団のトップをめざす人に自信や勇気、リーダーシップをもたらしてくれるようです。

勝負に臨む時のお守りとしてつけると、立ち向かう精神をアシストしてくれるかもしれませんね。

左手の親指は、信念を貫きたい時に前進を助けると言われる指。目標を実現させる力を持つらしく、一歩踏み出したい時に背中を押してくれる頼もしきサポーターになってくれるかも。

人差し指(インデックスリング)

英語で「Index finger」と呼ぶ人差し指。

インデックスとは「指針」「指標」など何かを指し示す意味があり、願いやコミュニケーションを象徴すると言われており、自立心や行動力を高めてくれるとされています。

右手の人差し指に指輪をつけることで、集中力が高まり勉強や作業効率が上がることが期待されます。

夢の実現へ向かって前向きに取り組みたい人はこちらに。

左手の人差し指は新しい事にチャレンジする時、迷いを消して精神的に導くとされる指。

積極性を高め、目標に向かって前向きに進む力となるかも。

中指(ミドルフィンガーリング)

ひらめきの象徴と言われ、インスピレーションを発揮したい時におすすめなんだとか。

右手の中指に指輪をつけるのは直感を高めたい時や開運を求める人に良さそう。

センスや感受性を高めて、良い運気を呼びたいですね。

左手の中指は直感を司る指と言われ、良い発想や着想をもたらしてくれる。

協調性も高まり人間関係もスムーズになるみたい、試しにお気に入りの指輪をつけてみませんか。

薬指(アニバーサリーリング)

芸術や音楽、医学の神でもあるアポロンが守護神と言われる薬指は、創造性・独創的な能力を司る指なのだそうです。

右手の薬指に指輪をつけてみてください。

心の安定をもたらしリラックス効果が得られるようですから、冷静に自分を見つめなおしたい時や心がザワザワする時には、是非。

創造力を刺激するとされる薬指はクリエイティブな分野で活躍したい人へ。

古くから左手の薬指は心臓と直結する神聖な存在とされ、記念となる大切な指輪をつける指とされてきました。

愛を深める、絆を強めるパワーがあるって信じて。

小指(ピンキーリング)

小指は変化やチャンスの象徴であることから、幸運を呼び込んでもらえそう。

右手の小指に指輪をつけると表現力が高まり、より自分らしい魅力がアップ!

ホント?やってみなくちゃわからない、Let's do it !

また、護符の役割を持つ石をつけるのに最適なようです。

左手の小指は、恋愛面でパワーを発揮する指のようですから、新しい出会いや変化を求める時につけてみましょう。

願いを叶えたい時、素敵な出会いを求める時に。

百聞は一見にしかず、論より証拠。

小さなお楽しみの気持ちで、試してみようかな。


エディター:高橋 由衣

https://www.instagram.com/iii.p_qiii/

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