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カルチャー

特別な日の装いに。ヴィンテージスカーフをチョイス。

2年前閲覧 532

ちょっぴり緊張を含む特別な場所にお出かけの日は、正装とまではいかなくても普段よりは少し格上げしたいところ。

だけど実際どのような服装にしようか、何を合わせようかと悩み迷うことも少なくありません。

その度に新しいワンピースを買いに行くなんて、そんな不経済なことはやめましょう。

手持ちの洋服をイメージを変えて装うこと、これぞオシャレの醍醐味と言えるでしょう。

洋服の組み合わせや色合わせを変える、今回はパンツを合わせたので次回はスカートにしてみよう、たまにはヒール靴を、なんて選択肢は案外あるものです。

だけども、普段着を決めるのとは少しだけ視点が違って。

よそ行きおでかけコーデは、品のある綺麗めなコーディネートを考えることが多いと思うのです。

ドレスコードはなくても、なんとなく上品な感じに近づけたかったり、全体の色数は少なめにして、大人らしくまとめてみたり。

そんな時におすすめなのがスカーフです。

特にヴィンテージスカーフは、店頭で販売されていない廃盤品のため稀少です。

そのため同じものが欲しくても簡単には手に入らない、つまりはおよそ唯一無二のファッションが楽しめるのです。

特にハイブランドのものは、縁は手縫い処理がされていたり、調合されたオリジナルカラーでの染め上げだったり、デザインにも染色にも意匠の凝らされた高品質なものもあります。

それが大いに存在感を発揮して、スカーフ1枚で装いをアップグレード。

見た目だけでなく機能的にも優秀なアイテム、見つけたら是非手に入れてみて。

スカーフは、もともと北欧民族の防寒用に、首巻きとして使われたのがはじまりといわれています。

16世紀後半 エリザベス1世の時代には、貴婦人達が日焼けを防ぐために。

ルイ14世の時代には紳士貴族達に「首元の飾り」として愛用され、ステイタスシンボルに。

1950年代にはグレース・ケリーやオードリー・ヘップバーンのスカーフスタイルが人気を集めました。

以降もワードローブの定番として、現代まで愛され続けているファッションアイテム。

何より特徴的なのはその絵柄。

さまざまな繰り返し模様のアーティスティックなパターン柄や、クラシカルなモチーフ柄。

ロマンと歴史が凝縮された、まるで美術館で見る名画のようなものも。

背景にあるヒストリーや物語、妄想力が掻き立てられるファンタジーな世界観は、

額に入れてインテリアとして楽しむマニアもいるほど魅力的です。

スカーフ全体の柄を見ると派手に感じたりしますが、巻いてみると色柄は一部しか露出しないので意外に馴染むものです。

折り方や巻き方次第でスカーフのメインとなるカラーが変わって見えたり、雰囲気が違って見えるので1枚で何通りもの使い道があるのも特長。

オシャレ上級者にしか使いこなせないような、少し苦手意識を感じる人もいるかもしれませんが、だからこそ特別なおでかけの時に挑戦してみる価値あり。

肌の美しさを強調したり品が加わったり、そんなマジックを起こしてくれそうなとびきりのヴィンテージスカーフに出会えたら、気分もファッションセンスも格段に上がりそう。

さて今回の格別なおでかけ先は、各メディアでも取り上げられ一度は訪れてみたい店と全国の美食家が切望する『徳山鮓(とくやまずし)』@tokuyamazushi0618

日本のみならずコロナ前は海外からも食通たちがこぞって訪れた、なかなか予約が取れないことでも有名な和風オーベルジュです。

オーベルジュとは、その土地の食材をふんだんに使った本格的なフルコース料理をお酒とともに味わえる、宿泊もできるレストランのこと。

大人の隠れ家といった雰囲気のお店は、滋賀県は琵琶湖の北端にある余呉湖の湖畔にあります。

周囲は山々と田園風景に囲まれた静かなロケーション、湖に山に空に映える緑といった自然広がる日本の原風景。

遠い昔からそこに存在する景色を、過ぎ去った時間と同じだけたくさんの人々が同じように見て通り過ぎて行ったのだなぁと、果てしない時の流れにしばし思いを馳せ。

友人から預かった、自宅整理中に見つけたというヴィンテージものの万年筆をそっと取り出し、時代も場所も人物もまったく接点のない歴史の交錯点をひとり楽しむ時間。

貴重な年代物のモンブランを大切に大切にお使いになられていた友人のおじいさまと、おじいさまの遺した心とも言える万年筆をまた愛おしそうに見つめる友人と同席しているような錯覚。

時間という目に見えないもの、けれど確かにそれがあることは誰もが知っています。

同じように思い出や愛や心といった、見えないけれど確実に存在するものを、みすみす見落とし見逃してしまっていることが多々ある現実。

慌ただしい日常にただただ流され、ココロに余裕がないから視界も狭くなっちゃって。

たまには立ち止まって、当たり前だと思っていることにフォーカスする瞬間を持ちつつ生きていきたいなと思ったのは、おじいさまの万年筆からの、もしかしたらおじいさまからの教えだったのかもしれません。

首に巻いたりバッグに巻いたりとさまざまな使い方ができるスカーフ。

コーディネートのアクセントになるスカーフは、1枚持っていると便利なアイテムです。

スカーフで華やぎをプラスしてハイセンスな着こなしを。

結び方によって雰囲気が変わる、スカーフアレンジはまるで魔法のよう。

定番コーディネートも、首元にさらっと巻くだけで個性が際立ちます。

首や髪にアクセサリー代わりにつけるのであれば50cm四方程度のサイズ、ストールのように首元に巻いたり、ベルト代わりにするときには大判サイズと、使い方によって必要な長さ大きさが変わってくるので、いろんなサイズが揃っているとアレンジの幅も広がります。

首元に程よくおさまるように使いたいなら、70cm未満の中判がオススメ!

細かい模様が散りばめられたデザインだと、折りたたんでも思った通りに色柄が出るので、スカーフ初心者さんでも扱いやすいでしょう。

基本的に巻いて使うので、身に着けている時には見えにくい柄よりも、色のチョイスに重点を置いて選ぶと良いかも。

また、首に巻くなど身に着ける場合は、夏には涼しく冬には暖かいシルクがおすすめ。

繊細な質感も極上の光沢も魅力的、なめらかなタッチは触れるだけでうっとり。

バッグに巻いたりベルトにするなどファッションのアクセントにするなら、比較的手頃な価格で購入できるポリエステル素材のものをチョイスして、色やデザインで遊んでみるのも楽しそう。

服装のタイプによって似合う素材が違うことも覚えておくと良いでしょう。

カジュアルなファッションの場合には、ウール・コットン・リネンなどナチュラルな風合いの素材がぴったり。

キレイ目な服装のときには、カシミアやシルクのスカーフが似合います。

小物使いの上手な人はおしゃれ上手。

1921年にイタリアで誕生したハイブランド、グッチ。

深みのあるモダンなデザインがいつの時代も幅広い年代に人気です。

エレガントからカジュアルまで様々なテイストが楽しめ、パッと目を引く小粋なエッセンスに。

いつもの着こなしにグッチのスカーフをプラスして、ワンランク上のスタイルを演出。

スカーフリングがあれば、複雑な結び方の練習をしなくても、簡単にスカーフスタイルが仕上がります。

リングにもいろんな種類があり、輪に通してパチリと留めるものや、輪部分にスカーフの端を通すだけで良いもの、ゴム状のものは分厚く折った状態でも輪に通せるので自由度が上がる優れもの。

スカーフの通し方次第で留め方アレンジもできるのでひとつは持っておくと便利。

結び方は何通りもあるので、自分に合った方法をまずは1種、マスターできたら2種3種と増やしていきたいですね。

スカーフを使った後に結んだ跡がついてしまったら、まずはハンガーに掛けてみましょう。

上質なハリのあるシルクは、それだけで自然とシワが戻ります。

またお風呂から上がった後の湯気を利用して、ハンガーで吊るして一晩干せばシワもニオイも取れて一石二鳥。

シワが取れたら、風通しのいい直射日光の当たらない場所で吊るして保管します。

もし汗やシミが付いてしまったら、早めにクリーニングに出しましょう。

メンテナンスもお洒落の一部。


エディター:高橋 由衣

https://www.instagram.com/iii.p_qiii/

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