【Uan】大阪堀江の住宅街に佇む、バイヤー歴15年以上のスタッフが営む古着屋って?
大阪には、誰もが知っているアメリカ村が位置する心斎橋エリアや、その北に位置する梅田エリアを中心に全国でも有数の古着屋が集まる。そんな中、今回インタビューさせていただいたのは心斎橋から少し離れた北堀江4丁目に位置する古着屋「Uan」。飲食店やオレンジストリートなどの古着屋が集う堀江の1丁目や2丁目からは一歩外れたエリアの住宅街の中に潜んでいる。
店舗は、元々船の部品の卸業者が利用していたということで部品を運ぶためのチェーンなどがそのまま残っていてとても趣がある。そんな「Uan」について、スタッフの岡田(おかだ)さんに伺ってきました。
* お店の名前「Uan」の由来とオープンの経緯を教えてください。
岡田さん:Used and new clothing storeの頭文字をとって「Uan」(ユアン)と名付けました。
2015年の5月に、この場所にオープンしてから7年目になります。堀江4丁目は住宅や会社のオフィスが多く、メインの栄えているエリアからは少し離れています。オープンした当時は、周りに何もなかったのですが最近はコンビニができたり、有名な飲食店が増えてきています。
繁華街からは少し離れているので、近所の方はもちろんですがInstagramを見てきてくださったり、お友達からのクチコミでいらしてくださる方が多いです。
住宅街に位置しているので、おばあちゃんとお孫さんが一緒にきてくださったりと、いらしてくださる方はお洋服のジャンルだけでなく、年齢層も結構幅広いと思います。
あとは、オンラインでの販売も行っているのでそちらから購入いただくことも多いです。
* Uanではどんなアイテムを取り扱っていますか?
岡田さん:8割は古着を取り扱っていますが、新品のスニーカーやアウトドア系のアイテムも扱っています。古着は、バイヤー歴15年以上のスタッフがアメリカから買い付けしたものを取り扱っています。買い付けは、年に4〜5回自分たちでアメリカに行っています。
アイテムはなるべくコンディションのいいものを買い付けています。ジャンルは特に絞っていないので、ベーシックなアイテムから今流行っているアイテム、あとは買い付けの時にいいと思ったものはなんでも取り入れています。この地域だとファミリー層も多いので、キッズ古着も取り扱っています。
お客様は男性のお客様の方が多いですが、最近女性でもメンズ服を着られる方が多いのでメンズとレディースのアイテムはそこまで分けていないです。自由にきていただけると嬉しいですね。
* こだわっているポイントってどんなところでしょうか?
岡田さん:こだわり、、、難しいですね(笑)
どちらかというとジャンルで絞っていないので、こだわりはあるようでないのかもしれないです。こういうのしか置かないとかお客さまに押し付けるのではなく、選んでいただきやすいようにしたいと思っています。
なので、お店には結構なんでも置いてあると思います。バイヤーそれぞれが色んなジャンルを通ってきているので、良いと思ってもらえたアイテムに対してお話をする中で「これってこうなんだよ」と付加価値をつけてあげられればと思っています。
* 古着をこれから楽しみたいという人に何かアドバイスはありますか?
岡田さん:実際に古着屋さんにいって、店員さんと話すことが一番おしゃれになる近道だと思います。
お店で「何でこれ高いんだろう」とか疑問が生まれると思うんですね。だからこそ、店員さんとたくさん話してみてください。試着してくれるだけでも嬉しいといってくれる古着屋さんは多いと思うので、思い切って飛び込んでみてもらいたいです。そこで、これはこうだからとか教えてもらえるので、店員さんと話すことでより多くのことが学べると思います。
高級なブランドやセレクトショップとかよりフランクに気軽に話せると思います。僕はお客さんとたくさんしゃべりたいですね(笑) 店員さんとよく会話して選んだものと、自分でぱっと選んで買ったものだと愛着が違うと思うんですよね。
あとは、最初は誰かの真似でもいいのでとりあえず買ってみることですかね。挑戦してみることで新たな自分の感性に気づく事もあったり、お家でいろいろコーディネートしてみることで古着の奥深さに気づいたり、自分が好きなスタイルやアイテムを発見すると楽しいですしどんどん沼にハマっていくと思います。
正解は無いので、その時々のいいと思った自分の感性を大事にして欲しいですね!
買わないと成功も 失敗もないので、少しでもかっこいいと思ったら買ってみるといいと思います。
* ありがとうございました!
オンラインでの買い物が増えた昨今ですが、実際にお店に足を運んで店員さんとお話して一緒に買うものを選ぶあの高揚感を彷彿とさせてくれるインタビューでした。是非、みなさんも実際に店舗に行って、そんなお買い物体験をしてみてください!
Uan
“我々「U a n」の好きが詰まった店内には古着の持つその背景を楽しみながら、今と昔を織り交ぜながらファッションを楽しめる商品がいっぱいです。ごゆっくりお買い物をお楽しみ下さい。”