古着屋巡り~横浜編~Vol.2
横浜中華街の観光ルートで古着屋めぐりを
古着屋めぐり〜横浜編〜第二弾!
横浜には、山下公園や横浜マリンタワー、横浜中華街があり、古着屋をまわるだけでなく、お散歩や食べ歩きなど一緒に観光できるアクティビティが豊富です。
港を眺めながらベンチでのんびり!
横浜中華街で食べ歩きも楽しいです。そこから石川町方面に足をのばすと、古着屋も多く点在しています。横浜エリアでの観光コースに、古着屋めぐりを加えてみませんか?
フォークロアな大人ワンピが豊富!【Padma. (パドマ)】
横浜中華街地久門の華都飯店隣にあるビルの3階に「Padma.」があります。
もともとは2020年6月からオンラインストアを中心に展開していたお店で、2021年秋より、実店舗としてオープンしました。洗練されたオシャレなポスターが目印!
国内外から厳選された歴史あるヴィンテージアイテムと、リメイクして生まれ変わらせたアイテムを取り扱うvintage select shopです。
ブラフストアとはガラリと違ったヨーロピアンな雰囲気!仕入れる服は、チロリアンや刺繍のデザインを中心としたヨーロッパヴィンテージがメイン。ロマンティックなデザインが多いですが、大人でも着やすい落ち着いたテイストが充実しています。
デザイナーの佐藤さん自身が好きなテイストでもある、繊細なレースのロングワンピースは人気商品なのだそう。柔らかさと長さ、切り替えの位置まで、デザイナー目線のエッセンスを注入。
また、「Padma.」とワンフロアにあるのが、「THE BLUFF STORE」。こちらは、アメリカンカルチャーをメインに、ワーク&ミリタリーなど大人が着ても素敵に見える上質なワードローブが充実しています。
相反するテイストのお店を一つのフロアにした理由とは?
佐藤さん:「私たちは、最高のサスティナビリティとは、ひとつのものを大切に長く使うことだと考えていて、「長く使うこと」を共通のテーマに掲げています。私たちは、デザイナーとしてファッションのものづくりに関わってきました。ひとつひとつのデザインへ込めた思いや制作過程が見えるからこそ、ひとつのものを大事に長く愛用してほしいという共通の想いがあります。」
デザイナーさんならではの意見ですね。
佐藤さん:「ヴィンテージのお洋服は、仕立てがすごく凝っていて、今では技術や手間などの都合で生産できないものも多いです。一針ずつ丁寧に仕立てられていて、着る人のためにいいものを作ってあげたいという当時の職人たちの思いが詰まっています。そういった歴史ある大切なお洋服を直しながら、現代にも残せるようにしたいと思っています。」
オフショルダーのデザインが時代的に珍しいチロル地方のディアンドルという民族衣装をベースにしたヴィンテージワンピースもオススメ。胸元の切り替えの部分は、角度によって見え方が変わる点も魅力的。
ー柄ワンピを着こなすポイントとは?
佐藤さん「総柄のロングワンピースだと足元のほうにも柄が入っているので、一枚では華やかすぎるなという方は羽織ものなどでレイヤードをするとより自然に着て頂けます。
また、ストンとしたロング丈は、ベルトでウエストマークをするとスタイルアップできるし、シルエットを変えたり、サイズ調整もしやすくなります。」
入って目につくのがきれいにディスプレイされたバッグです。オリジナルで作られた革バッグは、経年変化で皮本来の風合いが楽しめるように、シンプルで飽きの来ないデザインに仕上げました。ユニセックスで楽しめます。
なお、店名「パドマ」とは、スワヒリ語で赤いハスの花の意味があります。蓮の花は泥の中からも美しく咲くことから、どのような環境でも芯のある美しいものを世に送り出すために名づけました。
バッグのほか、小物やアクセサリーも凝ったものが多いです。
「このポーチは、独自にセレクトしたYEKIPE.(イェキペ)の印鑑ケースですが、タイの現地の方が手縫いした暖かみのある仕立てです。リップポーチやギフトにもオススメです。」
聞くと、アイテムそれぞれにストーリーがあり、引き込まれていきます。もっとお話ししてみたい…!
お店では、お客さんと、ヴィンテージについて話す楽しさはもちろん、ヴィンテージの着こなし方をお客さんから教えてもらうのも醍醐味だと言います。
横浜中華街で遊んだ後、立ち寄ってみるのもオススメです。
Padma.(パドマ)
住所:〒231-0023 神奈川県横浜市中区山下町166-2 モナコビル3F
電話番号:045-307-8003
営業時間:月曜日 休業
火曜日 休業
水曜日 午前 11:00 - 午後 07:00
木曜日 午前 11:00 - 午後 07:00
金曜日 午前 11:00 - 午後 07:00
土曜日 午前 11:00 - 午後 07:00
日曜日 休業
大人のアメカジを堪能!【THE BLUFF STORE (ザ・ブラフ ストア)】
「Padma.」とワンフロアにあるのが、「THE BLUFF STORE」。ブラフストアという名前は、山手の外国人居留地がブラフ(断崖、絶壁)と呼ばれていたことに由来しています。
オーナーである工藤さんが好きな、アメリカンカルチャーをメインに、ワーク&ミリタリーなど大人が着ても素敵に見える上質なワードローブが充実しています。
ひとつひとつの什器にもこだわりがたっぷり。
ーーお店のチラシに、モデル&撮影を依頼する古着屋さんは珍しいのでは?
「そうですね!他の古着屋でやってないことをやってみたいと思ったので。」
工藤さんは、オシャレなお兄さんの影響で、小さいときからアメリカのロードムービーを見たり、ブラックミュージックなど音楽も幅広く聞いていたそう。店内には、90年代のカルチャーが好き!というのが随所に感じられるアイテムがズラリ。
タグひとつにもこだわりを感じます。
もともとバッグのデザイナーをされていたこともあり、デザインや空間ビジュアルのセンスがとにかく抜群!
キャップなど、オリジナル商品も作っています。ブラフストアは、デザインとバイイングをオーナーが行っています。10人規模の仕事をたった一人でこなしているそう。
中華街近くにあるこの場所から、古着だけでなく、地元のカルチャーを発信できる場を目指しています。同フロアには、「Padma.」もあるので、男女問わずにお買い物を楽しむことができます。
THE BLUFF STORE (ザ・ブラフ ストア)
住所:〒231-0023 神奈川県横浜市中区山下町166-2 モナコビル3F
電話番号:045-307-8003
営業時間:月曜日 休業
火曜日 休業
水曜日 午前 11:00 - 午後 07:00
木曜日 午前 11:00 - 午後 07:00
金曜日 午前 11:00 - 午後 07:00
土曜日 午前 11:00 - 午後 07:00
日曜日 休業
本格中国茶で休憩するなら!【悟空茶荘 (ゴクウチャソウ)】へ
横浜中華街には、さまざまな飲食店があります。本格的な中国茶を飲んでみたいときは、「悟空茶荘」へ。落ち着いた雰囲気の店構えで、ノスタルジックな雰囲気が漂います。
1階は、100種類にも及ぶ豊富な中国茶や茶器が購入できます。2階は喫茶になっています。
2階の喫茶店では、中国茶だけでなくスイーツや軽食をいただくことも。家具は、アンティークで一点一点違い、それぞれ趣があります。
通年通して人気のある中国茶「白芽奇蘭(はくがきらん)」です。いい香りとすっきりした味わいが特徴です。作法がわからなくても、一煎目はスタッフさんが教えてくれるので大丈夫。華麗な手つきで、淹れてくれます。
湯呑みが2つあるのも気になります。縦長の湯呑み「聞香杯」は、香りを楽しむための湯呑みなのだとか!なお、このお茶は、5〜6回くらい飲むことができます。本場中国では、味が出る限りずっと飲み続けているのだそう。知れば知るほど、中国茶の世界に引き込まれていきます…!
お茶のおともには、お茶請けプレート(写真左)や敦煌(とんこう)パフェ(写真右)を。お茶請けプレートは、中国のカステラと呼ばれるマーライコー、ハマジャーキーという横浜で作っているポークジャーキー、そしてドライフルーツがセットになっています。敦煌パフェには、タピオカ、仙草ゼリー、あずき、バニラアイスの上に、ライチと赤いさくらんぼがトッピングされています。
平日でしたが常連客も多い人気店。ついつい長居したくなる喫茶店でした!
悟空茶荘 (ゴクウチャソウ)
住所:横浜市中区 山下町 130
電話番号:045-681-7776
営業時間:11:00〜19:30(LO.18:30)
instagram:www.instagram.com/goku_teahouse/
観光のついでに立ち寄りやすいエリアにある横浜の古着屋巡りは、古着初心者さんにもぴったり。是非、横浜の古着屋をチェックしてみてくださいね。
エディター:桐生奈奈子
Instagram:www.instagram.com/happynanako0111/
フォトグラファー:Ayano Date
Instagram:www.instagram.com/ayanodate_/
アイドルやバンドのMVを中心に、企画から撮影・編集までの映像制作の分野において活動。ポートレートやアーティスト写真の撮影もしている。