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ショップ紹介

【The CORNER Tokyo】おしゃれと店舗での買い物の楽しさを再発見!奥渋谷のVintage Mix STORE

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渋谷・原宿それぞれの駅から歩いて10分ほどの注目エリア”奥渋谷”にある「The CORNER Tokyo」。

一般的にイメージする古着店とは一線を画すハイセンスなセレクトで、店を訪れ帰る頃には来た時よりもスタイリッシュになれるのが、足繁く通う常連客が絶対的な信頼を寄せる理由の一つです。

自分には何が似合うのか、今どんな服を着たらいいのか迷走中

そんな人に是非一度訪れてみてほしいお店が今回ご紹介する「The CORNER Tokyo」です。

オーナーの齊藤さんと店長の山本さんにインタビューをさせていただきました!

“近所のおしゃれな人が立ち寄る店”のために人が来ない中目黒→代々木上原→奥渋谷と移ったのに・・・

「The CORNER Tokyo」を2019年2月にオープンされる前からヴィンテージミックスのセレクトショップ「CaNARi」が代々木上原にありますが、経緯を教えてください!

齊藤さん:一番最初は中目黒で、メンズの古着とスケボーと釣り竿とか自分が好きなものを扱うお店をしていました。それが2002年。

当時の中目黒は何もなくて、友達以外誰も来ない日を過ごしていたんですが、だんだん近所に住むおしゃれな方が寄ってくれるようになったんです。

それで、この感じなんか良いな。と思っていました。

その後中目黒が脚光を浴びて色々なお客様が来てくれるようになったのと引き換えに、はじめに見つけてくれた近所の方とコミュニケーションを取れる時間は減ってきました。

なので、当時の中目黒みたいだなと思った代々木上原に移りました。

繁華街を避け、流れにあえて逆らっていますが今や代々木上原も・・・

齊藤さん:代々木上原に移った当時は本当に服を買うような場所ではなくて誰も来なかったのですが、また近所のおしゃれな方が見つけてくれて、今では古着屋さんやカフェなんかもたくさんできました。

中目黒は一周回って良い感じに落ち着いてきたのと、良い物件が見つかったので、コロナ禍でしたが思い切って再出店しました。

なので、現在CaNARiは代々木上原と中目黒の2店舗です。

こちらの「The CORNER Tokyo」は店舗名が違いますがコンセプトがCaNARiとは別なのでしょうか?

齊藤さん:CaNARiは少しエッジの効いたアイテムが多くなってきていたので、もう少し一般的なアイテムでCaNARiの入門編的なイメージでコンセプトを変えています。

店名は2013年に南青山7丁目に出店したとき、交差点の角だったのでThe CORNERという名前にしました。当時はセレクトヴィンテージという概念もまだ浸透していなかったので、マジで理解されなくてすぐ撤退。笑

奥渋谷でこの物件を紹介されたときギリギリT 字路だからコーナーでいいなって思って青山から移転ってことにしました。

完全にコーナーです!店舗のこだわりは商品の見せ方が関係するのでしょうか?

齊藤さん:古着屋に行かない人に来てもらいたくて、自分の周りの古着屋に行かない人の行かない理由を聞いたりして、

そうしたら「暗いし、なんか狭いし、汚そうだし」など色々言われて。

そしたら全部その逆をやればいいかなと思って、明るくて広い間口でゆとりを持った店内にしようと決めました。

それは古着好きではない人にもファッションを楽しんでほしいお気持ちからでしょうか?

齊藤さん:古着が好きで、古着屋さんを探し回っている人はすでに楽しんでいて、適したお店もたくさんあるからいいじゃないですか。

そうではない人、雑誌に載っていたから買うとか百貨店とかでよくわからないまま服を買う人って実は多い。

個人店でおしゃべりをして、洋服の背景を知りながら服を着るみたいな経験って、みんなやったことないのかな、って。

数としては経験が無い人のほうが断然多いと思います。

齊藤さん:だから探してない人に見つかるように路面店じゃないとダメだし、ビルの上の方に入っていてインスタグラムやSNSでお客さんを呼ぶ方法は僕がしたいこととはちょっと違うかな。

これまでの人生でたまたま服と深い関わり合いが無かったり服を選ぶ時にじっくりと考えることがなかった人に見つかってほしい。

豊富な品揃えのセレクトではなく、今っぽさを視野に入れて厳選したセレクト

The COURNER Tokyoのコンセプトの元での仕入れとセレクトの基準を教えてください!

齊藤さん:仕入れは8割くらいはアメリカ。ディーラーにある程度こういうものをという資料は渡してあります。例えばシャツだったら今季は着丈は何cmより短いものはいらない、とかは伝えています。

今っぽくなるかで最も大事なのは、全体のシルエット。次にカラーリング。

全体のシルエットをトレンドから外さなければ何を着ていても今っぽくなると思います。

常に今っぽさを知ろうとしていなければ、今っぽくない理由を見つけられません。なので齊藤さんのようにプロの目利きで選んでおいてくださるのは助かります!

齊藤さん:何でもあります!の豊富な品揃えとかのセレクトではなくて、今っぽさも視野に入れて厳選したセレクト。

高値で売れるとかレアな古着ではない。古着として流行ってるものは他所で。

なので、古着とか新品とか自分の中ではあまり差がないですよね。

こういうスタイリングをこの春やりたいな、と思ったら、それが古着で集まるなら古着でいいし、無ければオリジナルで作ります。

一人で選ぶだけでなくお店で似合うものを勧めてもらう経験もしてほしい

ファッションや古着好きの20代でもおしゃれ迷走中やコーデ迷子中の人が実は多いです。自分が選ぶものが似合うのか自信がない。そんな人が頼りにしたいお店だと強く感じました。

齊藤さん:今流行りの売れ筋を扱うブランドとかでしか買い物をしていなかった人が来てくれたら、「あ、服ってこんなに色々あるんだな」という発見があると思います。

大衆向けのブランドは売れ筋しかないけど、売れなさそうなものをわざわざ入れているので。笑

普段のコーディネートに1アイテム足してみるとかでいいと思う。

駆け込み寺、病院みたいに、”先生!どうしたらいいですか?”という状態で来ていいんですよね?

齊藤さん:そうですそうです。来た時よりもちょっとオシャレになって帰ってくれたらいいなと思います。

コロナの前は仕事や学校終わりにお店に寄って雑談してという習慣がまだあったと思うんです。

今は事前に見たいもの買いたいものの目星をつけることが多くなってしまったけど、うちのお店に来てくれたお客様はインスタグラムで見たものとは違うものを買って帰っていくことが多いです。

自分の好きなものだけ買うのも楽しいですが、色々試着してお話ししてみると新しい自分が見つかるかもしれない。

そういう機会に触れるお店にしたいです。

仕立て屋さんに依頼しているような特別感があってワクワクします!それにThe CORNER Tokyoがセレクトでこだわっている丈感などのシルエットは写真だけでは自分に合うかどうかがやはりわからないと思います。

齊藤さん:インスタに全部の商品は載せられないし、インスタでアイテム単体で見るのとお店でどこにかかっているかでも見え方は違うのでね。

店頭に出して10分で売れてしまったシャネルのデッドストックのスニーカーとか、SNS上に残らない、毎日来てくれる常連さんしか辿り着けない楽しみもあります。

店長の山本さんのお話しも聞かせてください♪ The CORNER Tokyoで働き始めたきっかけを教えてください!

山本さん:私は元々、学生時代から代々木上原のCaNARiのお客さんでした。レギュラー古着はそれまでに色々と見ていたんですけど、初めてCaNARiのお店に行った時に、なんじゃこりゃ!っていう服がたくさんあって面白いな、と思いました。

そして服飾の大学を卒業後、2021年4月から働き始めました。

なんと!常連さんだったのですね!ご自身がお客さんだった経験は現在の仕事に影響はありますか?

山本さん:例えば、お店に来てくださるお客様の中で、学生さんとかの気持ちはまだフレッシュに覚えているので、その気持ちを汲み取り提案しやすいです。

接客で心がけていることはありますか?

山本さん:お客様自身の雰囲気やスタイルに合うことをすごく考えます。服だけが格好良ければいいのではなくて、その方が一番キレイに見える、その方の気分が上がるというのを大切にしています。

山本さんのお勧めアイテムを教えてください!

山本さん:うちの店は空間自体を一つのワードローブとして、服だけでなくインテリアもこだわっています。ソファやポスターなども商品として扱っています。中でも、お家に一つあるといいなと思うのがラグです。ヴィンテージで70年代のグラニーニットとかを置いているんですけど、1つ加えるだけで自分の生活も気分が変わる。

こういうアイテムも服と一緒にヴィンテージショップで集めると面白いかなと思います。

バウハウスなどヨーロッパのポスターやアフリカのセネガルの籠などが現在は店頭に並ぶ。

ヴィンテージも新品も、インポートブランドもドメスティックブランドも分けること無く並列であるがゆえに一点一点の本質を見て楽しめます。

今こそチャレンジしてほしいビッグジャケット!

最後に、おしゃれ駆け込み寺のThe CORNER Tokyoがこれからチャレンジしてほしいファッションアイテムを教えてください!

齊藤さん:オーバーサイズのジャケットを推していて毎年提案してるんですけど、肩パッド入りのジャケットはまだ抵抗ある方も多いですね。

本当はジャケットで来て欲しいのですが、まだ難しいという方にはベストにリメイクしたものもご用意しました。

ただカットオフしたのではなく、肩パッドを入れ替えたり細かいジグザグステッチを入れたり、これはこれでめちゃくちゃ良いです。

そしてベストは袖が出るので、このベストに合う袖があくカットソーをオリジナル商品として作りました。

すごく早いお客様しかまだこういう大きいジャケットに手を出せていなくて、肩パットはみんな異様に嫌がるけれど、コレクションでも多く出てるし、そろそろ今年は、今季はいけるんじゃないかと。

いつもの格好にいつもじゃないこういうジャケットを合わせてもらえれば、これまでと違った今のスタイリングになります!

*取材を終えて*

置いているアイテム一つ一つにThe CORNER Tokyoがセレクトした理由があり、気になるものがあれば何でも教えてくれて、どのように合わせたらいいかとても親切に教えてくれる古着と新品の別け隔てないお店です。

取材にうかがったVintage.Cityメンバーは本気モードで買い物をして帰りました。笑

お話しをしなければ自分では決して選ばなかったアイテムがワードローブに加わり、早速毎日大活躍中のお気に入りの服になりました♪

おしゃれ迷走中だったり自分に自信がなくなってももう大丈夫!

The CORNER Tokyoにふらりと立ち寄って何気ない会話をしながらファッションとお買い物を楽しんでください。

The CORNER Tokyo

奥渋谷に2019年2月オープン。 CaNARiの提案する新しい解釈のVintage Mix STORE。

ウイメンズのヴィンテージアイテムを中心にインポートブランドをミックスして提案します。

住所:〒150-0047 東京都渋谷区神山町17-2

営業時間:12:00-20:00(every day)

電話番号 : 03-6804-9134

Instagram:the_corner_tokyo

Twitter:@thecornertokyo

CaNARi公式HP:https://canari-vintage.com/home/


エディター:上月マキ

Twitter:@__maki_k

Instagram:@__maki_k

フォトグラファー:白永崇大

ファッションスナップを中心にアーティスト写真、ライブフォトなどを撮影する傍ら、YouTubeチャンネルのカメラマンを担当するなど多岐に渡って活動中。

Instagram:@takahiro_shiranaga.jpg

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