大切な古着を長く着るために。知っておきたい正しい洗濯方法
《新規登録!》神戸・裏岡本のヴィンテージショップ・マザーミーツです。 BASEに新入荷アイテムを多数掲載しております。 ヨーロッパやアメリカのワンピースを中心に、 ブラウス、ワークウェアなどから国内の昭和レトロなお仕立て服まで、店主が1点1点セレクトした心躍るアイテムを取り入れております。 主にレディース中心となりますが、特にこだわらずいいものはメンズでもお取り扱いしています。 商品はほぼすべてクリーニングやお洗濯・スチームアイロンをかけてできる限りきれいにして店頭にお出ししております。 ヴィンテージのお洋服は今のものにはないあたたかみがあります(^^) かわいいボタン、きれいな形の襟、仕立て...
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素敵な古着に出会ったら、できるだけ長く着たいもの。お気に入りの古着を長く着るためには、正しいお手入れ方法を知ることが大切です。そこで今回は、古着の洗濯方法をお伝えしていきます。洗濯時の注意点や洗濯前にチェックすべきポイントもまとめたので、ぜひ参考にしてください。
■古着を洗濯するときの注意点
古着の生地には様々な素材や繊維が使われているため、必ずしもこの記事でお伝えする洗濯方法が正解というわけではありません。洗濯の方法に関して心配な方は、購入した際にお店の人に確認しましょう。
古着を洗濯する前はタグをチェックしよう
古着を洗濯する前には、必ず洗濯表示を確認しておきましょう。洗濯表示はタグにプリントされていることがほとんどです。洗濯表示には、洗濯機OKか手洗いのみなのかが記載されているので、洗う前に必ずチェックしてください。タグに書かれている洗い方に従いましょう。
ただ、古着の場合はあまりに古いものだと表記が薄れていることも少なくありません。洗濯表示が読み取れない場合は、すべて手洗いするのが安心です。
■古着の洗濯は「手洗い」がおすすめ
大切な古着を長く使いたいのなら、「手洗い」がおすすめです。長い年月が経っている古着は生地や縫製が脆くなっています。現代の服と同じように洗濯してしまうと、ほつれたり破れてしまう可能性があります。
洗濯機で洗うのもNGではありませんが、そのまま古着を入れてしまうと型崩れしたり色落ちすることもあり、一度の洗濯で着られない状態になってしまうことも。やむを得ず洗濯機で古着を洗う場合は必ず洗濯ネットに入れましょう。デリケートな素材の古着は細めのネット、型崩れが気になるジャケットなどは粗い目のネットを使用してください。
とはいえ、古着はデリケートなので、丁寧に自分の手で洗うのがおすすめです。せっかく見つけた素敵な古着を傷つけないためにも、手間はかかりますが手洗いをしてみてください。
自分で洗うのが不安な方はクリーニングへ
手洗いだと生地が傷みにくいとは言っても、自分で洗うのはやはり不安という方もいるでしょう。そういった方はクリーニングに出すのもおすすめです。プロに任せればしっかりと汚れを落とし綺麗な状態にしてもらえます。
また、シルクやレーヨンなど水に弱い繊維が使われているものは自宅で洗濯するのではなく、クリーニングに出しましょう。クリーニングに出す場合は、古着の取り扱い実績のあるお店だと安心ですよ。
■古着を手洗いする手順
<商品説明> 1990年代のヴィンテージ、アメリカ製の無地スウェットシャツです。 ボディはフルーツオブザルームのラグラン。 無地のスウェットの明るいカラーものは1枚でも良い主張です。 レディースとタグに入りますが、サイズが合えばユニセックスで着用頂けます。 made in USA <商品状態> 画像7枚目、タグに書き込みあり。 画像8枚目、若干の汚れあり。 <サイズ> 表記サイズ:LADIES M 以下、実寸となります。 着丈:60cm 身幅:53cm 裄丈:約77cm ※多少の誤差は御容赦下さい。 <生地> COTTON50%、POLYESTER50%
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古着の生地を痛めない手洗いの方法をご紹介していきます。手洗いの種類は基本的に「つけおき洗い」と「もみ洗い」の2つです。
つけおき洗い…洗剤を入れたぬるま湯に長時間つけておく方法
もみ洗い…汚れ部分に洗剤をつけて手で揉んで洗う方法
もみ洗いは目立つ汚れ部分に洗剤をつけて揉み込みます。このとき生地同士をこすり合わせるのではなく、必ず指で揉み込んでください。
ではここから、基本的な古着の洗い方「つけおき洗い」の手順をご説明していきます。
①ぬるま湯をためる
まず、30〜40°のお湯を洗面器や洗面台にためます。体温くらいの温度を目安にしてください。
②洗剤を少し入れる
洗剤は市販のもので問題ありません。ただし、洗剤に含まれる成分によっては色落ちしてしまう可能性もあります。「蛍光増白剤」や「漂白剤」が入った洗剤は選ばないよう注意してください。
③古着をぬるま湯につけ、手で優しく揉み込む
古着全体をぬるま湯につけ、優しく押すようにして揉みこみます。決してゴシゴシこすらないでください。なお、古着Tシャツの場合はプリントやロゴが色あせないよう必ず裏返しにして洗いましょう。
④ぬるま湯につけたまま、しばらく放置する
揉み込んだあとは、そのまましばらく時間を置きます。2〜3時間程度が目安です。あまり長くつけ置きすぎると生地に負担がかかるため、長くても半日程度にしておきましょう。
⑤風通しの良い日陰で乾かす
何度かすすいだあと水気を切り、風通しのよい日陰で干しましょう。日光が当たると色があせてしまうこともあるので、陰干ししてください。ハンガーは細いものだと形が崩れる場合もあります。パッドがついたハンガーや物干し竿に直接干すのがおすすめですよ。
古着は基本的に一点ものです。せっかく出会えた素敵な古着はいつまでも大切に着続けたいですよね。長く着るためにも、生地が傷まない手洗いをするのが一番おすすめの方法です。ただ素材やアイテムによって適切な洗濯方法は違います。購入した古着屋さんに確認したり、洗う前に服のタグをチェックして正しいケアを行ってください。丁寧にお手入れするほど、お気に入りの古着を長く愛用できますよ。
エディター:Mily
ヴィンテージ好きのフリーライター。
幅広いジャンルのメディアで執筆中。趣味は古着屋巡りと猫と遊ぶこと。
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