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【caramade】札幌 地域密着型の格安古着屋 都内にいても格安で手に入っちゃうかも?

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札幌市厚別区にある、古着屋「caramade」。新札幌駅から徒歩15分、厚別駅から徒歩5分ほどのところに位置する。周りは住宅街のため老若男女問わず訪れ、郊外のお客さんもインターネットで調べて来てくれるのだそう。

今年の1月には大雪が降り玄関を覆うくらいの銀世界になった札幌だが、なぜこの場所で、そしてなぜ地域密着型の古着屋を展開するのか、今回はオーナーの稲木(いなき)さんに伺ってみました。

「caramade」はどのように読むのでしょうか?

稲木さん:「キャマラッド」と読みます!「クラリネットをこわしちゃった」という童謡を知ってますか?あの曲に出てくる「オ パキャマラド」のキャマラッドと同じです。

フランス語で「仲間」っていう意味なんです。私の名前は、「あみ」でフランス語の「友達」という単語にちなんで親に名付けられました。なので、あみの友達が集まって仲間ができたらいいなと思い、「キャマラッド」を店名にしました。

去年の9月にオープンしたばかりと伺ったのですが、どういったきっかけでオープンされたのですか?

稲木さん:元々、10代の頃から古着が好きでアパレルの店員をしていました。そこから、20代半ばくらいに子供が生まれ子育てに専念していたんです。それでも、古着が好きなので子供にも着せていました(笑) それから、去年まで勤めていた八百屋の店舗がなくなるということで「これはチャンスだ!」と思い一念発起してお店をもつことを決めました。

もう1つは、北海道って古着の文化が他の地域と比べて盛んではないんです。それに、冬はとても寒くなるので着膨れしないように黒などのダークトーンの服を好む方が多い気がします。そんな中で、もっと色んなおしゃれを広めていきたいなという想いもあります。

古着屋自体は去年の9月にオープンして、レンタルスペースとしての貸し出しも行っています。You Tubeの撮影、バンドの演奏会場などなど色んな用途に使っていただいてますね。

お店は11坪くらいで、元々は家具屋さんが入っていた場所でした。黄色の入り口が特徴的で、店内は300円コーナー・半額コーナー・昭和レトロコーナーなど楽しんでいただけるようなレイアウトとなっています。

珍しいと思いますがお店の前で八百屋もやっています。以前勤めていた八百屋の上司が独立をして、そこもお手伝いをしているんです。ここは住宅街ですが、大きなスーパーまで歩いて20分くらいかかります。

ここら辺は、雪が降ると2〜3mくらい雪が積もりますし自転車でも風が強いときにはとても大変です。高齢の方もいらっしゃるのでスーパーまで買いに行くことが難しいこともあり、少しでも地域の方の役にたてればと思っています。

卵だったり、梅干しだったり日常で困らない程度のものを置きつつ、古着を通して色んな時代にタイムスリップしてもらって非日常を味わってもらえればいいなという想いでやっています。

古着はどのようなアイテムを置いているんですか?

稲木さん:こだわりないことがこだわりで、色んなものを扱っています。基本的には、状態や生地のいいものを選んで仕入れています。

それに加えて、お店の前に不用品ボックスを置いているのですが、近所の方がそこに色々置いてくださるんです。若い子の間で流行っているような昭和古着から子供服までアイテムは幅広いです。そういったものに関しては最低限の販管費だけ上乗せさせていただいて、選別をした上で販売をさせていただいてます。誰かが手放したものが、また誰かの手に渡るこの循環が素敵だと思っています。

服だけでなく、家具まで置いていってくださる方もいます(笑) 店内のインテリアとして使わせいただいたり、欲しい方がいらっしゃればお譲りしています。年代物のラジオやアイロン、この間は鹿の角までいただきましたね(笑)

あとは、写真のような販売委託された商品も置いているので楽しんでいただける店内になっているかと思いますね。

オンラインでの販売もされているのでしょうか?

稲木さん:はい、オンライン販売もしています。今は、BASEとVintage.Cityから商品を購入いただくことができます。

どのようなお客さんがいらっしゃいますか?

稲木さん:お手頃な価格帯の商品が多いので、10代のお客さんや学生さんが多いですね。一方で、住宅街に位置しているので年齢問わず年配の方もいらしてくださいます。最高齢の方で、80歳の方もいらっしゃいますよ。良いの入荷したら「メール頂戴ね」と楽しみにしてくださってます。

住宅街なので、衣替えしたついでに気分転換にきてくださったりと本当に幅広い年代の方にいらしていただいています。そういうこともあって、入り口で八百屋さんもやっています。野菜を買いにきたついでに、ちょっとおしゃれしてみようかな〜とか、昔の服を引っ張りだして着てみようかなと思ってもらえたらと思っています。

お店の名前の通り、いらしてくださるお客さんは人が好きだったり仲間感の強い方が多い印象ですね。古着が好きな方って、人が好きという方が多いと思っています。人が着た洋服の傷やシミ、経年変化を楽しんだり、逆にそれが良いと感じてくださいます。お店をつくった当初の想い通り、そういったお客さんが集まる場所になっていてすごく嬉しいです。

スタッフさんについて教えてください!

稲木さん:スタッフは、基本的に私の息子と息子の幼馴染の2人です。祝日は私も店頭に立っています。八百屋の仕事もあるので週7日稼働していることになるのですが、自分の好きなことをやっているので毎日友達と遊んでいる感覚です(笑)

幅広い年代がきてくれるので、年配の方からは色々教えていただいて、若い方たちにはその古着の年代のことだったりを話して楽しんでいます。。

今って若い年代の子の間で80〜90年代の古着が流行っているかと思うのですが、実体験されているかたは少ないかと思います。生まれてはいても、小さい頃の記憶かなと。一方で私はどっぷりその世代なので、当時流行っていたもの、本とかカルチャーだったりを興味をもって聞いてきてくれる子は結構いますね。

当時流行っていたポップなお洋服とか色柄物も実際に私も着ていましたし、抑えておくべきポイントだったり次流行るようなブランドについて話すことは、私自身もとても楽しいです。

稲木さんが今熱いと思っているものってありますか?

稲木さん:「JUNKO SHIMADA」とかですかね。昔みんなよく、学生カバンにJUNKO SHIMADAのポーチを引っ掛けてもっていたりしました。当時で2000円くらいで買えたのかな?今はそれを改めて買いたいなと思っています。

あとは、昔流行っていたアニメの「スーパーミルクチャン」のですね(笑) 去年、20年ぶりにスーパーミルクチャンのTwitterが復活したのですが、赤ちゃんでありながら、超毒舌なキャラクターのアニメでとても面白いので是非チェックしてみてください。

当時スーパーミルクチャンの色んなアイテムが発売されていたのですが、今欲しいと思って探していてもなかなか無いですし、値段もかなり高くなっていました(笑)

読者の皆さまへ古着を楽しむアドバイスをお願いいたします!

稲木さん:私の祖母が和裁をやっていて、生地の見極めが得意なのでその点のアドバイスをさせていただきますね!

これからの夏、Tシャツをメインに楽しんでいただけるかと思います。その際に、脇の部分が縫い合わせられてないか確認してみてください。

caramadeでは脇が縫い合わせられていないものを仕入れるようにしているのですが、古着って経年変化や傷を楽める一方でヨレヨレしすぎてしまうものを着るとだらしない感じになってしまうことがあります。一方で、脇の部分が結合されていなくて1枚の布で作られていると、古着っぽさやヨレ感があまり目立たなく着ることができると思います。

なので、皆さんも是非お持ちのTシャツも含めて確認してみてくださいね。

稲木さん、ありがとうございました!


今回、オーナーの稲木さんにお話を伺いましたが「地域密着型」とおっしゃている通りの雰囲気とスタイルを感じました。地域のモノが集まり循環し、そこにヒトが集まる。都心ではなくなりつつある、地域のコミュニティーを古着屋の枠を超えて創られておりとても素敵でした。

北海道には中々足を運べないという方も、是非オンラインで素敵な空間を覗いてみてください!

caramade

北海道札幌市厚別区厚別中央5条4丁目16−25

open10:30/close19:00

火曜 定休日

Instagram:https://www.instagram.com/camarade_sapporo/

YouTubeチャンネル「古着屋camarade」:

https://www.youtube.com/channel/UCT3uwIsGigISpe6teLjbWHg


Editor:Ryoka

Instagram:https://www.instagram.com/ryoka_._/

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