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古着屋巡り大阪編Vol.1~アメ村・堀江編~ 関西最大規模の古着屋激戦地区!アメ村・堀江

1年前閲覧 11.5K

連載以後、大好評の古着屋巡り記事。今回は、初めて古着屋巡りをしてほしい街をVintage.Cityユーザーにアンケートを取り、一番人気だった大阪の街を巡ります!

※アンケートはVintage.City公式instagramで行いました

大阪巡り記事の第一弾は、古着屋激戦区として、関西エリアで取り上げられることの多いアメリカ村、心斎橋・堀江周辺。いたるところに古着屋がありますが、どこに行ったらいいのか悩みますよね。vol.1は、アメ村・堀江エリアで立ち寄りたい古着屋さんを4つ紹介します。

目次

pigsty

アメ村の三角公園から北に徒歩1分の立地。

質の高いアメリカ古着が充実した品揃え。

カインドオル心斎橋アメリカ村店

ビルの3フロアを占拠している西日本最大級の大型店舗。

ブランド古着の買取も!

ZEEEK STORE

北堀江にありアクセス良好。

古着に精通したオーナーが古着の知識を教えてくれるお店。

aNz

南堀江3丁目にある隠れ家的古着屋。

独創的な世界観の店内に、エッジの効いたセレクトが魅力的。


アメリカ古着の宝庫!【pigsty(ピグスティ)】

大阪の心斎橋、アメリカ村にある三角公園から北に1分歩き、入り組んだ細い路地の中にあるビルの3階に、古着屋「Pigsty」があります。大阪・東京に店舗を展開しており、その本店であるアメ村店は、2022年で23年目になる歴史ある古着屋です。

約40坪ある広々とした店内には、質の高いレギュラーやヴィンテージからトレンド性の高い古着まで常時約3000点を超える安定したアイテムがぎっしりと陳列されています。

今回は、マネージャーである内田さんにお話を伺いました。

仕入れは、アメリカ古着をメインに、バイヤー達が海外で1点1点仕入れています。本店アメ村店の4階5階は倉庫。ここでは、1点ずつ好きな古着をピックすることができます。

多くのアイテムを陳列する工夫はありますか?

内田さん:「シーズンごと、セール期間などで組み換えしやすいように、柱を等間隔にしています。ラックも組みやすいし棚も入れやすいので、レイアウトの変更しやすさを重視しました。」

アメリカンレトロな空間が満喫できるのも見どころ。中には、1910年代のバニーリーのフィギアが置いてあったり、Leeの看板が吊るしてあったり、店内を見渡すだけでも楽しい!23年間、変わらないスタイルを一貫しているそうですが、今もなお色褪せることなくカッコいいのが素敵ですね。

店名「ピグスティ」の由来とは?

内田さん:「古いヴィンテージのワークウェアに、豚のタグがついてるものが多かったんです。それで、お店の内装に入れたり、セールのポスターなどいたるところに豚をモチーフにしたものを入れてます。」

人気の高いアイテムは?

内田さん: 「ハーレーダビッドソンのTシャツが人気ですね。1900年~2000年代のルーズグラフィックTやバンドTなども人気です。」

1999年に東心斎橋で創業したピグスティは、2006年にアメ村へ移転しました。その他にもコンセプトショップを拡大し、東京へと進出していきました。

今年創業23年になりますが、最近の古着ブームについてどう思われますか?

内田さん:「古着屋も増えてきて、ブームに20年周期があるというのは本当だなと感じてます。ただ、安物のお店や転売も増えているので、淘汰されて欲しいというのはありますね。ビジネスとしてでなく、ヴィンテージが好きなお店が受け入れられるようになってほしいです。」

アメリカ古着を牽引する古着屋として、ますますの活躍を期待しています!

pigsty 

住所:〒542-0086

大阪府大阪市中央区西心斎橋1丁目7−14 大阪屋心斎橋西ビル 3F

電話番号:06-6147-6871

営業時間:12:00~20:00


三角公園の目の前にある買取古着屋!【カインドオル心斎橋アメリカ村店】

三角公園の目の前にあるのは、2020年に移転した「カインドオル心斎橋アメリカ村店」。アメリカ村のブランド古着屋でもなかなかない3フロア構成となり、大阪の店舗の中でも最大規模のフロアと商品点数が自慢!

各フロアをご紹介いたします。

2階は、【Street】のフロア。人気のSUPEREME(シュプリーム)をはじめ、世界的に人気の高いハイストリートなメンズブランドをメインに置いてあります。

特に、品揃えが豊富なのがスニーカーです。NIKEとadidasの人気シリーズから、プレミアムモデルまで注目のラインナップがズラリ。カインドオルはお客様の買い取り品を販売していますが、未使用品のスニーカーも多く、コンディションがいいのも特徴的。

3階は、【Music and Rude】です。人気なのはrick owens(リックオウエンス)で、中央の目立つ場所にディスプレイされています。

音楽や映画などカルチャーと共に確立していったファッションスタイルと男らしいミリタリー・ワークスタイルが目立ちます。モダンなオーラを放つ3階は、圧巻の雰囲気。

4階は人気のラグジュアリーブランドを中心にハイエンドなアイテムを集結。

yohji yamamoto(ヨウジヤマモト)やcomme des gacons(コムデギャルソン)などのレディース商品も並んでいます。

内装だけでなく、音楽もフロアごとに変えている徹底ぶり。それぞれの世界観に入り込みながらお買い物を満喫することができます。

カインドオルの庵地さんにお話をうかがいました。

たくさんのアイテムが並んでいますが、商品の並べ方で工夫している点は?

庵地さん: 「洗練された空間を意識してます。また、ブランド同士の合わせを間違えないようにメジャーなブランドは、アイテムを絞らず、まとめて一か所に置いています。」

大阪でも多数店舗を展開していますが、店舗によって違いや特徴はありますか?

庵地さん: 「大阪の4店舗に関してはジャンルをきっちり分けているのが特徴です。

心斎橋アメリカ村店は、ストリート&カルチャーがメインで、規模の大きな店舗です。

堀江店は、モダンなラグジュアリーブランドをコンセプトとしていて、レディースアイテムも多く、ワンフロアになっています。

四ツ橋北堀江店もワンフロアで、アウトドア系のブランドが充実しています。

南船場店は、ベーシックで上質なデザイナーズブランドのアイテムを中心にドレスシューズなども豊富に取り扱っています。

カインドオルで売り出している古着は全て買取をしたものです。心斎橋アメリカ村店は、4階の一角に買取ルームがあり、お買い物ついでに買取をお持ちになるお客様も多いのだとか。

買取時に、高く買い取るコツはありますか?

庵地さん: 「コンセプトにマッチしたショップに買取りを持ち込むと金額がアップする可能性があります。また、有名なアーティストが着用したアーカイブ商品は、値段が上がる傾向にありますね。」

自分が手放した古着を買取ることは、環境に優しいアクションであり、そして経済的にも助けてくれることができます。買い取られた服は循環され、必要とされるお客様のもとで再利用され、新しい価値を生み出していきます。

買取アイテムは、大切に取り扱っているお客様が多く、状態のいいものが揃うのがカインドオルの特徴なのだそう。

「どんな思いで、お客様が買取品を持ってきたのかしっかり考えながら買取をしてます。そして、毎日買取りを実施し、次の日に買い取った商品が店頭に出ているので、いつ立ち寄っても違う商品が並んでいるのもカインドオルの魅力です!」

環境に優しくよりよい社会を作るサステナブルな取組みにも注目していきたいですね!

カインドオル心斎橋アメリカ村店

住所:〒542-0086

大阪府大阪市中央区西心斎橋2丁目18−7 2〜4階

電話番号:06-6484-0123

営業時間:11:00~20:00 無休


20年間熟成した古着愛をお店に詰め込んだ【ZEEEK STORE(ジークストア)】

大阪の北堀江に店舗を構える古着屋「ZEEEK STORE(ジークストア)」。オーナーの山口さんは、20年越しで描いていた“古着屋を持つ”という夢を、2021年9月に叶えました。

お店を始めたきっかけは?

山口さん:「前職では、大手アパレルのバックヤードとして約20年ほど働いていました。その間も古着屋をやりたいという熱が冷めなかったのと、色々なタイミングが重なった事もあり、お店をはじめる事にしました。」

コンセプトは、洋服好きが集う場所。

山口さん: 「ファッションカルチャーの中心はいつの時代も若者のものだと思います。ですが、私同様に、若く無くとも古着やファッション(洋服)が好きな方は多くいらっしゃると思います。若い方も、そうでない方も、色々な洋服好きな方々と接点が持てるような、そんな場所(存在)になれれば嬉しいですね。」

店内は、ゆったりとした時間を過ごせる雰囲気を目指したとのこと。カップルや夫婦での 来店も多いのだとか。

ZEEEK STOREは、築50年ほどのヴィンテージビルの中に入っています。以前はインテリア関連のテナントが入っていた事もあり、コンクリートや鉄の部分など、インダストリアル調な内装の雰囲気は残しつつ、白や木材を入れて暖かみのあるデザインに。

古着屋をはじめて苦労したことはありますか?

山口さん:「ここ直近の10年ほど東京に住んでいたので、大阪の土地勘にブランクを感じますね。」 

東京で10年間暮らし、大阪との規模の違いを肌で感じたといいます。東京は、それぞれのエリアで客層が分かれていて、そこのエリアにはその場所に適応したスタイルのショップが集まっている(いく)と感じたそう。 

その点、大阪は、いい意味で分かりやすく「北と南に密集しています。」テイストの違う、あらゆるお店がギュッと濃縮されている点が大きく違うと語ります。

山口さん: 「それと、接客の経験が乏しかったのが懸念していた点でしたが、今は、おしゃべりしに来店してくれるお客さんも増えたのが嬉しいです。」

値つけの基準になるものはありますか?

山口さん: 「需要と供給のバランスだけでは無く、そのモノ自体の価値を評価に加えた値付けを意識するようにしています。例えば、プロパーだと数万円なのに、それが古着市場に並ぶと1/10程度の評価になるんです。それってちょっと残念だなと感じています。

“価値“というものは、あくまでもお客様が何かを感じて初めて評価される事なので、自分がそれを押し付けるつもりはありません。出会いの“キッカケ“を作ることが出来ればと思っています。それが最終的にお客様にとって良かったと思える事であれば嬉しいですね。」

古着についてついつい話し込んでしまい、「聞いていると、欲しくなっちゃいました」と言ってくれる お客さんも多いそう。 

山口さん:「古着を通してファッションを楽しんでほしいですね。」 

山口さんと話していると、古着に関する知識が増えて、古着愛に満ちた特別なお買い物ができそうです!

ZEEEK STORE(ジークストア)

住所:〒550-0014 

大阪府大阪市西区北堀江1丁目9−14 PAN1914

電話番号:06-4400-3818

営業時間:13:00~20:00 水曜定休


エッジの効いたジェンダーレスファッションなら!【aNz(アンズ)】

堀江の中心地からは少し離れた、南堀江にある「aNz(アンズ)」。以前は梅田の中崎町に店を構えていましたが、より広いスペースを求めて堀江へと移転しました。店内は、天井が高く、敷地面積は以前の4倍ほど拡大され、開放的な雰囲気。グリーンを至るところにあしらった、隠れ家的な古着屋に仕上げました。こんな古着屋さんは、知っているだけで鼻が高くなってしまいそう!

「aNz」はメンズ・レディースの垣根を越えて、ジャンルレスな唯一無二の古着を展開しています。思わず見入ってしまいたくなる、癖のあるレギュラーからヴィンテージからアンティークまで幅広く取り扱っています。

仕入れ先はどこがメインですか?

大倉さん: 「仕入れは、アメリカのLAやNYを拠点に、仕入れをする土地の背景を感じとれるようなセレクトをするように心がけています。」

お店に来るお客さんは、男性が多いそう。女性スタッフからの意見も取り入れつつ、女性が着やすいアイテムも充実しています。

エッジの効いた古着のほかに、リメイク古着も充実しています。リメイクの手法として染色やブリーチは自分で行っていたり、他にもシルクスクリーンや、ハンドニットを作っている方とヴィンテージ生地でコラボするなど、力を入れています。

お店「aNz(アンズ)」の由来は?

大倉さん: 「オリエンタルな物やコトが好きで、和テイストの名前を英文字で付けたかったんです。アメリカ人が作った着物から映し出される日本のイメージとか、海外から見た日本の見え方が面白くて。」

店内にも、日本の世界観が堪能できる逆輸入的な古着がたくさん目につきます。

来店するお客さんは、服にどっぷりつかった服好きな人や、外国人、アニメが好きな人などさまざま。リピーターも多く、大倉さんがおすすめする服を気に入って購入するケースが目立つのだそう。

そんな大倉さんがイチオシしているアイテムとは?

大倉さん: 「アメリカのブランド「CHICO’S DESIGN(チコズ デザイン)」は、面白いのをたくさん作ってて、個人的にずっと注目しています。自然素材が使われていて、シルエットがきれいなんですよ!」

そんな風に力説されると、興味持ってる人は買ってしまいたくなるのも納得!

大倉さん: 「服を持ってるだけで、あの人とこの服でデートしたいな、とか旅行に行きたいとかって気持ちが上がるじゃないですか。ファッションって、そういう気持ちを後押ししてくれる存在だと思うんです。」

今後やってみたいことはありますか?

大倉さん: 「今後は、車で日本全国回ってみるのも楽しいかなと思ってます。大阪に住んでて大阪のことがわかったので、違う土地にも興味があるんです。遠くのお客さんにも知ってほしいですね。」

芸術的センスに優れた大倉さんが手がける「aNz」を、より多くの人に知ってもらえることを祈ってます!

aNz(アンズ)

住所:〒550-0015 

大阪府大阪市西区南堀江3丁目12−1 4F(西長堀駅6番出口すぐ)

営業時間:15:00~22:00 火曜定休


vol.1は、大阪の古着屋巡りでハズすことのできない人気エリアを紹介しました。お気に入りの古着を求めて、立ち寄ってみてはいかがでしょうか♪

古着屋巡り大阪編Vol.2~中崎町・東住吉区・堺市編~に続く!


エディター:桐生奈奈子 

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