<<今回取材をしたのはこんなお店>>
岐阜県可児市にある、古着屋「POLLEN」。2021年11月にオープンし、県内外問わず感度の高い人たちがこぞって訪れるお店。洗練された建物の1Fには、「VOLPE」というカフェと美容室も併設されています。様々なジャンルに秀でたクリエイター達が作り出す、世界観でお客さんを惹きつけています。今回はそんな、3店舗のオーナーをされている鈴木さんにインタビューさせていただきました。
<<鈴木さんの"First" Vintageについて教えてください!>>
<<POLLENについて>>
——古着を好きになったきっかけってなんですか？
あまり覚えていないですが、名古屋の美容学生時代に結構自分の世界観が変わったと思います。高校時代は進学校に行っていたこともあり、周りにファッションや美容に興味をもっている子も少なく、古着のハードルが高いイメージを持っていました。一方で、美容学生は既製服ではないものを着こなし、人と被らないファッションをしている子が当たり前で、そこで「古着かっけーな！」と思う様になったのがきっかけだと思います。
——初めて買った古着は何ですか？
覚えていないですね笑 名古屋に住んでいたので、名古屋のどこかの古着屋で買ったのが初めてだと思います。当時は、今のスタイルとは違って全身黒のモードに白髪で、ピアスもしていたので今思うと若いなって思います笑
東京で初めていったのは原宿の「フラミンゴ」で、たぶんシャツとか普通のレギュラー古着を買ったと思います。
よく東京で好きで行っていた古着屋は、今のPOLLENの系統に近い綺麗めのアイテムが置いてあるお店が多かったです。西海岸のスケーターというよりは、ヨーロッパのスケーターという感じでストリートではあるけど、色味や形が綺麗なものを好んでいました。
——普段はどんなファッションがお好きですか？
いわゆる、古着女子・古着男子みたいに全身古着というよりかは、全体のバランスを考えてファッションの一部として古着を組み込んでいます。POLLENのスタッフもそういったスタイルの子が多いので、全体のコーディネートを考えるのが、POLLENの強みだと思っています。
<<POLLENについて>>
—— POLLENの名前の由来を教えてください！
「pollen」は英語で「花粉」という意味があります。花粉は種を色んなところに拡げていくので、感性の高いものが拡がってまたその場所で開花して欲しいという意でつけました。
名前の由来の通り、最近では岐阜の伝統工芸品である陶器と私たちがコラボレーションをして一緒に制作をしていたりします。地域の技術やものを拡げていくといった意味でも、今後東京のイベントとかにも出店していきたいと思います。
——どういったアイテムを取り扱っていますか？
東京の中目黒まで出向き、アイテムを仕入れています。レディースのアイテムが6割・メンズ(ユニセックス)が4割くらいです。アメリカ古着が多いですが、年代や国、ジャンルにこだわりはなく、コーディネートにアクセントを加えられるようにデザインを重視しています。全身古着でも、古着1点だけでも遊び心があるようなものを選んでいます。
既製品とも合わせやすいように、基本的には状態がいいものを取り扱っています。
——お店のこだわりを教えてください！
POLLENの建物は岐阜県の建築家とのご縁があり、今のテナントに惹かれここにしました。
インテリアや空間のデザインについては、基本的に私やスタッフが行っています。什器は東京や京都のショップで揃えていて、「シンプルに見えるけど、デザイン性が高いもの」を軸として空間に合わせたインテリアにしています。
——今後の展望について鈴木さんの想いを教えてください。
名古屋や東京のイベントにも出店をしていき、お店の知名度を上げていきたいと思っています。東京にもお店の出店を考え中です！
一緒に働いてくれているスタッフは、VOLPEやPOLLENの空間が大好きで、とても優秀なクリエイターやアーティストが揃っています。お店だけでなく、スタッフ個人としても有名になっていくのを見ていきたいなと思っています。
ありがとうございました！
可児市は岐阜県と愛知県との境に位置し、名古屋市からは約30kmほどのベッドタウン。岐阜県にいく際はもちろん、名古屋観光にいった際にも立ち寄ってみてください！今後の名古屋・東京への進出もとても楽しみです。
POLLEN
Editor：Ryoka
