ヴィンテージ服のはじめ方!失敗しない着こなしテクニック
独特の深みや味、風合いが魅力のヴィンテージアイテム。
しかし中には、「ヴィンテージアイテムに興味はあるけど、どうしたら上手く着こなせるか分からない」という人もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、ヴィンテージアイテムの失敗しない着こなし術を紹介します。
一見難しそうに見えるヴィンテージコーデも、基本さえ押さえていればおしゃれに着こなすことが可能。
古き良きヴィンテージアイテムを上手く着こなして、自分らしいファッションを楽しんでください。
ヴィンテージアイテムを上手にコーデに取り入れる方法
一点投入
ヴィンテージアイテムはほとんどが一点もの。従って、アイテムの存在感やインパクトは非常に大きく、上級者でもヴィンテージアイテムをMIXさせるのは難しくなっています。
まずは、自分が今持っている洋服にヴィンテージアイテムを一点だけ取り入れることからはじめましょう。
自分がすでに持っているアイテムを考えて購入することで着回し力が上がり、なにより経済的。
ほかのアイテムはシンプルにまとめると、ヴィンテージアイテムがより一層際立っておしゃれに見えますよ。
サイズ感に注意する
海外のものは丈が長かったり肩幅が広かったり、サイズ感が大きいものが多くなっています。
日本人の体型では少しオーバーサイズになりがちなので、試着できるのであれば積極的に行ってください。
しかし、ヴィンテージアイテムは一点ものが多いため、自分にぴったり合うものを探すのは至難の業。
ある程度のリペアを頭に入れながらお気に入りを探すと選択肢が広がりますよ。
しかし、スウェットやデニム、コートなど、あえてオーバーサイズのものを選んでももちろんOKです。
大切なことは、コーデ全体のシルエットが綺麗かどうか。
リペアも含めてどうしてもサイズ感が合わないけれど諦めきれないときは、ほかのアイテムでシルエットを調節する手もアリです。
インパクトのあるものをあえてチョイス
ヴィンテージアイテムの魅力は、何と言っても現在にはないデザインや柄、色使いが楽しめることです。
時代を感じさせるデザインは、ファストファッションの影響による大量生産や移り変わりの速いトレンドによって左右されることのない、オリジナリティを発揮。
もちろんそういったアイテムと組み合わせても良く、ヴィンテージアイテムを持っていれば着こなしの幅がグンと広がります。
ヴィンテージアイテムを主役とした着こなしをするなら、あえてインパクトのある柄やデザイン、色使いのものを選ぶのがおすすめです。
清潔感を意識する
長い年月を経てきたヴィンテージアイテム。現在まで残っているということは、多くの人々から愛されてきた証ですが、その分ダメージを受けているとも言えます。
いくらヴィンテージ特有の風合いを醸し出していても、ダメージ具合は必ずチェックしておきたいところです。
ダメージが強すぎると、せっかくのヴィンテージコーデも清潔感が失われておしゃれに着こなせない恐れが。
サイズ感と同様に、ほつれや穴あき、シミや退色など細かいところまでチェックし、リペアできる範囲内のものを選ぶことをおすすめします。
初心者は小物使いからはじめるとGOOD
「いきなりヴィンテージコーデはハードルが高い」と思っている人は、まず小物使いからはじめてみてはいかがでしょう。
小物と一口に言っても、アクセサリーやバッグ、靴、帽子にサングラス、スカーフにベルトなど、様々なアイテムが存在します。
中でもアクセサリーやバッグは、今持っているワードローブにも十分対応できるものが多く、使い勝手が良いためおすすめです。
時代を感じさせるデザインや斬新なモチーフ、繊細なディティールなど、現在のものとはひと味違う魅力が。
また、洋服と同じように一点ものが多いため、普段のコーディネートもたったひとつのヴィンテージ小物で華やかにランクアップさせてくれますよ。
おすすめヴィンテージコーデを参考にしよう
基本的なヴィンテージアイテムの着こなしルールが分かっても、上手に着こなすためにはやはりおしゃれな着こなしを参考にすること。
ここから、おすすめのヴィンテージコーデを紹介。ヴィンテージのハイレベルな着こなしやヴィンテージ感溢れるアイテムの使い方などを、ぜひ参考にしてみてください。
着こなし術1.
レザージャケットをきれい目に着こなす大人コーデ
ワイルドになりがちなレザージャケットも、インナーにシャツを合わせればキレイめスタイルに。
チェックシャツをチョイスすることでカチッとしすぎず、程よくカジュアルダウンさせたテクニックが光ります。
全身の色のトーンを控えめにすることでまとまりが良く、女子ウケも良い清潔感のあるコーデが完成。
ヴィンテージ感のあるレザージャケットをきれいに着こなすお手本コーデとなっています。
着こなし術2.
透け感のあるブラウスで上品でフェミニンな着こなしに
フリルやレースが細かく施されたブラウスを、ハイウエスト気味なボトムにインすることで美しいシルエットに。
細かく丁寧なディティールは、ヴィンテージの魅力のひとつです。
デニムパンツに合わせたカジュアルスタイルながら上品さがあるのは、ハイクオリティなブラウスのおかげ。
透け感のあるアイテムは女性らしさと清潔感をプラスしてくれます。
ボトムを選ばずジャケットやカーディガンといったライトなアウターとの相性も良いので、一枚持っておくと便利ですよ。
着こなし術3.
ラフ感のあるミリタリーシャツを使ったリラックスコーデ
1970s Vintage Italian Army Prisoner Shirt イタリア軍から、プリズナーシャツのご紹介。 クラシックな生地感でブルゾンとシャツの中間のようなネップの入った粗野な素材感で良い意味で雑に羽織れるシャツ。 生成りベースにブラウンのストライプが今の時流にも程よくはまり、国内外のブランドの元ネタしても使われ数多くのデザインソースに。 【color】 生成りベース×ブラウンストライプ 【material】 cotton 100% 【period】 1970年代 【condition】 こちらはデッドストックです。 良好なヴィンテージコンディションですが、生産されてから...
vintage.city
ミリタリー系のヴィンテージアイテムは、初心者でも取り入れやすいアイテムのひとつ。
クラシックな生地感が魅力のプリズナーシャツは、ブルゾンとシャツの中間のようなネップの入った素材でさらりと羽織れる優秀アイテム。
インナーを選ばず、簡単にコーデをランクアップさせてくれます。
淡い色使いとデザインであまりミリタリー感がないため、ほかのアイテムと合わせやすく着心地も楽チン。
ボトムもミリタリー感のあるカラーをチョイスしてまとまりを。ゆったりしたシルエットがリラックス感溢れる、大人カジュアルの参考コーデです。
着こなし術4.
ヴィンテージ感の強いアイテムを組み合わせたお手本コーデ
大柄なフラワープリントシャツと独特の風合いを持つデニムジャケットを合わせた、ヴィンテージ感たっぷりの着こなしです。
上半身にインパクトのあるアイテムを着れば、視線を上にすることでスタイルアップ効果を狙え、顔まわりが華やかになって明るい印象に。
インパクトのあるアイテムにデニムジャケットをオンすることで、柄と風合いという魅力を重ねた、ぜひ真似したいコーデです。
着こなし術5.
デニムのワントーンコーデはヴィンテージ初心者におすすめ
ヴィンテージアイテムを購入する際、まずはデニムを狙う人もきっと多いはず。
何にでも合わせやすいデニムパンツですが、あえてデニムを合わせることで全体のトーンを落ち着かせるとワンランク上のヴィンテージコーデを楽しめますよ。
このコーデは明るめデニムなので、インナーも発色の良いピンクをセレクト。
もし暗い色のデニムであれば暗めのインナー、褪せた色のデニムであれば褪せ感のあるインナーを選ぶと全体のバランスがまとまりやすくなります。
デニムは着れば着るほど色が薄くなったりダメージが出たり。着ている人によって違うデザインへと進化していくので、自分だけのファッションアイテムとして活躍してくれます。
着こなし術6.
レトロなボーリングシャツはあえてオーバーサイズを
古き良き時代を思い起こさせるボーリングシャツを使ったカジュアルコーデ。
一見シンプルに見えるボーリングシャツですが、胸元や襟に入ったワンポイントや配色によって存在感あるアイテムに。
ディティールや着こなしたときの質感など、細かいところにまで気を配られているのがヴィンテージ感のあるアイテムの特徴。
あえてオーバーサイズをチョイスして黒のショートパンツを合わせ、カジュアルながらも女性らしさを忘れていないコーデに仕上がっています。
着こなし術7.
ヴィンテージ好きならスウェード素材も狙い目
クラシカルで上品なスウェード素材。
ミニマルなワンボタンのジャケットを、オーバーサイズで着ることでよりクラシックな印象に仕上げた着こなしです。
初心者は素材や質感にこだわることで、ヴィンテージ感の強いコーデを作りやすくなりますよ。
インナーは網目が粗めなニット、ボトムはワイドなキレイめパンツを合わせて、余裕のある大人カジュアルな着こなしが完成。
素材でヴィンテージ感を醸し出すアイテムは、柄やデザインが強いアイテムより普段使いしやすく、手持ちのワードローブにも対応しやすいのでおすすめです。
着こなし術8.
エスニックな着こなしで程よい抜け感を
ディティールに凝った白のカットソーは、透け感のあるデザインとタイト&ショート丈で女性らしさをアピール。
シンプルになりすぎないよう、カーキのボトムとからし色のターバンを選び、色使いを楽しんだエスニック感のあるファッションになっています。
柄をほとんど使わず配色とシルエットで構成されたコーデは、男女問わずシンプルなヴィンテージアイテムの活用方法として覚えておきたいテクニックです。
着こなし術9.
インパクト大なアイテムを組み合わせればヴィンテージ感も最高潮
「思い切ったヴィンテージコーデを楽しみたい」と思っている人は、インパクトのあるアイテムを組み合わせるのもGOOD。
ただし、何でもかんでも組み合わせてしまうとバランスが取れなくなってしまうので注意が必要です。
このコーデは柄モノや発色の良い強アイテムをたくさん使っていますが、イエロー系とブルー系のツートーンでまとめているため、バランス良くおしゃれに。
足し算と引き算をしっかり考えた着こなしをすれば、ヴィンテージ感溢れる素敵な着こなしが完成しますよ。
着こなし術10.
花柄モチーフのヴィンテージアイテムは多いですが、和柄の花柄ジャケットでひと味違う雰囲気を醸し出したおしゃれコーデ。
サテン生地なのでさらりと羽織れ、オーバーサイズでもだらしなく見えないのがポイントです。
ジャケットを引き立てるため、ボトムはシンプルな白パンツをセレクト。
少しゆったりしたものを選ぶことで全体のシルエットを整えたテクニックは、大きめサイズが多いヴィンテージアイテムを着こなす際の参考になりますよ。
まとめ
「ヴィンテージアイテムの着こなしは難しそう」と思っていても、実は意外と合わせやすいアイテムも多いです。
特に初心者の方はまずヴィンテージアイテムを一点投入して、それを主役にする着こなしを意識することをおすすめします。誰でも最初は初心者。そこからいろんな組み合わせを試しながら楽しむことが、ファッションを楽しむことに繋がります。
素敵な魅力がたくさん詰まったヴィンテージアイテム。
ぜひ、普段の着こなしに取り入れてみてください。