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カルチャー

いつもの白Tシャツをワンランク上にアップグレードするヴィンテージアイテム導入術

2年前閲覧 2,013

高校生の時に渋谷の素敵なヴィンテージショップと出会って以来、ヴィンテージファッション歴20年のマキです。
服を買いたくなったらまずはこにヴィンテージショップを訪れ、気に入ったアイテムを購入し、その後に合わせるアイテムを新製品で探すのが20年のルーティンです。

ヴィンテージファッションアイテムに恋をし、一途に愛する私でも、現代のアパレルブランドのテクノロジーの進化については評価せざるを得ないほど、魅力的な服がお手軽な価格で購入できることは認めます。

私の夏の定番アイテムが某大手アパレルブランド(あえてファッションブランドとは言いません。この会社の功績はファッションを”いち”消費財として扱い、ファッションに興味がない人、おしゃれと思われたくない人のマーケットを一手に集中させたことです。これはこれで本当にお見事!一般人が気遣いないポテンシャルマーケットを読む能力がさすが!)のトップスです。


こちらのトップスは白以ににも色違いで多数所持しています。

美点は、最新アイテムならではのマテリアル・素材の機能性の高さと日本人ならではの気遣いがデザインに投入さていること。

通気性・換気性・伸縮性に長け、長時間着用していても疲れない生地と女性が気にする二の腕をふんわりとカバーしてくれる気遣い溢れるデザイン性の高さは随一です。

でもね、こちらのアパレルブランドは前述の通り、”ファッションに興味がない人が購入する安定したデザイン”を提供するもの。

“いや、私は、ファッションが好き!そして私は元来オシャレな人なの!オシャレな人だと思われたい!”

と、ほんの小さなプライドが常に葛藤してしまいます。

そう!私はすべてを大量生産のアパレル製品で無難に収まる人間じゃないわよ!

どこかでそう主張したいのです。

大量生産のアパレル製品やファストファッションで全身を身に包んだ時に、ふと無力感に襲われる方も多いのではないでしょうか?

みんな着てるし、という安心感があるはずなのに、”これでいいのかな?”という不安が常につきまとう。

“オシャレを諦めた人にはなりたくない!”と思っていたあの頃の自分に顔を合わせられない。

様々な経験を積み、年を重ねると、”シンプル&ベーシックという病”に陥りがちです。

Classicalはいつの時代にも色あせない普遍的なモノという概念が刷り込まれ、10代-20代の人生すべて試行錯誤時期に経験した数々の失敗から、”結局Classicalなアイテムよね”との結論に行き着くことは多いに想像できます。

しかし、ちょっとここで危険信号!

“Classical”が脳の中でこじれて”シンプル&ベーシックが一番”に勝手に変換され、結局大量生産の無難なアイテムでまとまっていませんか?

そうです。

ヴィンテージファッション好きを謳う私もその病に陥りました。

気づけば服は全身ファストファッション。

健康志向ブームに甘んじて足元は快適なスニーカー。

ふと街を見渡せば自分のアウトルックをコピペした人の多いこと。

そして、機能的には快適なものの薄っすらと感じる”自分らしさ”と”個性”が失われていく恐怖。

人間、楽な方に流されるのは簡単です。
そこで、自分への戒めと気合いを再注入する意味もこめて、大好きな某大手アパレルブランドの超快適白トップスを個性的に仕上げるコーディネートを紹介します。

いつもの定番アイテムが華やぎ、そして、一見派手なアイテムもシンプルな白Tシャツと合わせることで主張しすぎないハーモニーを織りなす、これぞスタイリングの醍醐味!

全部筆者の私物です♪

まずはこちら。

トップスは前述のお気に入り大量生産の白トップス。

ボトムスはファストファッションで500円で購入した黒のスカート。

ゆったりトップスにゴムのウエストのスカート。

超絶楽ちんです。
KPOPアイドル並みにスタイルが良くてへアメイクを決めたらこんなシンプルなコーディネートでも様になるでしょう。

しかし、己の素材で勝負するには限界がある一般人なので、色付けしていきましょう!

そこで大活躍なのが個性的なヴィンテージファッションアイテムです。

【コーディネート1】

・ピンクストーンのピアス

渋谷のヴィンテージショップにて約3000円で購入。


・ゴールドのストライプ柄バッグ

渋谷のヴィンテージショップにて約5000円で購入。

・ピンク×ブラウン×ゴールドのダイス柄スカート

オランダ・アムステルダムのヴィンテージショップで購入。

総額約10,000円で遊び心満載なレディライクなコーディネートが完成。
ライブやコンサートなど、音とともに踊る空間に出かけたくなりますね。

明るい色に光沢のコラボレーションは身につけるだけで足取りが軽くなる♪

全身を柄物のヴィンテージアイテムで揃えるのはハードルが高いですが、お手持ちのトップスにボトムスと小物を加えるだけで完全にオシャレ着に早変わり。

そして、個性的すぎるボトムスはどんなオーソドックスなトップスにも合います。

例えば、黒Tシャツ、秋冬はどんな色のニットもいいですね!

春先はデニムジャケットを合わせたり、秋はレザージャケット、冬はムートンコートで一年中対応できるスタイリングです。

【コーディネート2】

・ルイ・ヴィトンのスカーフ
日本ではラグジュアリーブランドはバッグや財布から入るのがハードルが低いですが、それではなんだか皆と同じ。
1ランク上のコーディネートにはスカーフは最高のアイテムです。


・赤緑青のショルダーミニバッグ
渋谷のヴィンテージショップにて約3000円で購入。

・花柄のスカート

渋谷のヴィンテージショップにて約3000円で購入。

プチプラ×ヴィンテージアイテムでも高級レストランに行けちゃいそうなコーディネートが完成。
流行に流されず、いつの時代でも何歳であっても洗練されたセンスをアピール出来ます。

レトロなスタイリングなので、春はトレンチコート、黒いジェケットを合わせれば、セミフォーマルな場所やオフィスでも通用するコーディネートです。

ボトムスだけ華やかなプリントのヴィンテージアイテムを取り入れると、着ている自分自身も、そしてまわりの人達も明るい気分になりますね。

小物アイテムから一歩先のヴィンテージファッションを始めたい方は、思い切って大柄ボトムスを手に取って冒険を始めてみましょう!


エディター : 上月マキ

Twitter:twitter.com/__maki_k

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