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いまの自分スタイルに退屈さを感じているなら、古着ミックスでおしゃれセンス向上へ！ どんなテイストにも寄り添い、独特のエッセンスを加えてくれから、きっと良き相棒になってくれるはず。今回はモード好きのための、モード古着をはじめたい人のためへの、モード古着入門編です。
必要とし合うモードと古着
SNSで人気のおしゃれ人をチェックしていると、古着と旬のブランドをミックスした、味のある着こなしに注目が集まっていることが見えてきます。テイストとしては、”モード”に当てはまるのだけど、そこにはいわゆる黒を軸とした、王道モードの世界ではなく、カジュアルに寄せた”モード系カジュアル”が目立ちます。
アイテム単体を見ると、独特な雰囲気はあるものの、モード系とは一見かけ離れたアイテムなんてことも。しかし、組み合わせ方で難なくモードに落とし込んでいるのだから、彼女たちのおしゃれテクニックには興味津々だし、参考にしたいところ。つまり、モード系が好きな人にとって、古着はオリジナリティあふれるモードスタイルを確立するうえで、マスト的な存在とも言えるし、モードと古着が互いに必要とし合っているのではと感じるほどです。
モードに溶け込む、古着＆ヴィンテージアイテムをピックアップ
では、普段のモードスタイルに古着を取り入れてみたい、古着でモードをはじめたいという方に、「モード古着入門編」ということで、押さえておくと使えるアイテムをパターンや素材別にご紹介していきましょう。ぜひ、マイリストに！
カラーブロック
バイカラーやカラーミックスなど、配色パターンが決め手となるアイテムは、着用するだけで、個性的なムードを取り込めます。シックな配色で決めるか、大胆なカラーブロックで攻めるかで、自分が目指したいモードが見つかるはず。
生地に落ち感があるセミタイトワンピースは、ベージュ×ブラックのバイカラーで、シックなモードを目指したい人に最適。シャープなブラックレギンスや、パンチのある小物とも好相性です。抜け感を出したいなら、足元に白を効かせるのがおすすめ。
大胆なカラーブロックが目を引くワンピースは、レトロな佇まい。ワンピースを引き立て、スレンダーに演出してくれる、シンプルなヒール靴と、リッチなレザーバッグで完成させたい気分。遊び心のあるモードを堪能させてくれる、個性派におすすめの1着です。
モノトーン
王道で攻めるなら、やっぱり「モノトーン」。”洗練された”という言葉が良く似合います。特にモード古着初心者なら、ここを入り口にすると、手持ち服とのミックスが上手くいきやすいはず。
袖のタックやウエスト切り替えが、スイートな表情を加えるペプラムブラウスは、モノトーンの太めストライプが、個性的なムードを後押し。レース調ボトムスでレディに装っても、レザーのボトムスで強めにシフトしても、大人のモードが完成します。
ロールカラーが時代を感じさせる、スマートなモノトーンプリントのドレスは、セミタイト×ロングのバランスが絶妙で、黒小物で締めてモードに振り切ってみたいアイテム。白の比重が大きいので、モノトーンでも爽やかな見た目です。
フローラル
華やかなフローラルプリントがモードに適応。派手に感じる大柄もベースがシックな色味なら、取り入れやすいうえ、インパクトも失いません。甘くなりがちな小花柄より、主張強めの大きめの花柄がモード向きです。
和を感じる華やかなフローラルプリントのジャケットも、ベースがシックな黒なら、コーデに取り入れやすく、インパクトもちょうどいい。ボトムスをトップスと同色にして、落ち着きを持たせても、黒の重さを柄が分散してくれます。
フローラルプリント＆レースという甘めの組み合わせを、黒がモードに切り替えたロングスカートは、着映え抜群です。この組み合わせも、古着ならではの特別感のある素敵さ。オールシーズン着回せる素材なので、使用頻度の多い1着となりそう。
ネオンブルー×黒が、印象的かつ辛口のワンピースは、1枚での着用はもちろん、羽織としても重宝します。生地に落ち感があるボトムスとのレイヤードで、ラフなモードスタイルに仕上げるなど、使い勝手も文句なしにいい。
レザー
褪せたレザーのニュアンシーなカラーリングと、肌馴染みの良さは古着ならでは。風格があり、モードに落とし込みやすく、コーデを格上げしてくれる存在です。
ドルマンスリーブ＆ショート丈という、正統派とはかけ離れたデザインが、気楽にモードを楽しませてくれます。カーディガン感覚でワンピースに羽織れるので、気軽にチャレンジできるはず。
色味の異なる、クリームとベージュのレザーパッチワークスカートは、白と繋げるモードスタイルも得意です。裾は歩いたときに動きの出る、アシンメトリー＆カッティングで、モードに発車をかける1着。
きれいめの定番「テーパードパンツ」も、レザーならエッジの効いたモードスタイルを叶えてくれます。トップスがショート丈でもバランスが取りやすく、レイヤードにも使えるので出番の多い1本となりそう。
ベロア
なめらかな光沢感が上品なベロア生地。秋冬がメインとなる素材ですが、春夏のモードスタイルを、季節と共に切り替えてくれる役目も担います。着こなしに大人のエレガンスを、無難になりがちなスタイルには、華やぎをプラスしてくれる存在。
マルチカラーのピンストライプスカートは、ニュアンスカラーがモードに馴染む1着。オーバーサイズのパーカーと合わせて、親しみやすい”モードカジュアル”に仕上げてもおしゃれ。
レギンスのようにフィットせず、ワイドパンツほど広がりのないイージーパンツは、何といっても穿き心地が楽ちん。ベロアならラフになり過ぎず、モード感を維持できます。
モード系ブランド古着も上手に活用！
古着とはいえ、ブランドにもこだわりたいなら、モード系ブランド古着をうまく活用するのがおすすめです。新品だと手が届きにくい憧れブランドも、リーズナブルに獲得できるチャンスです。ワンアイテム投入で、ラグジュアリー感が備わる、ハイセンスなコーデが間違いなく完成するはず！
MM6 Maison Margiela（エムエムシックス・メゾン・マルジェラ）のトップスは、ナイロンメッシュ素材とプリント柄で存在感抜群。マニッシュなパンツ、レディーなロングスカート、エッジの効いたボトムス、どれをチョイスしてもモードを存分に味わわせてくれるはず。
DRIES VAN NOTEN（ドリス・ヴァン・ノッテン）のワンピースは、プリント柄と配色でアンニュイな雰囲気。さらっと1枚で着用するだけで、知的な大人のモードスタイルが手に入ります。フェミニンなシルエットで、華やかなシーンにも最適。
Maison Martin Margiela（メゾンマルタンマルジェラ）のワンピースは、モノトーンとシルエットの美しさが際立つ1着。ノースリーブだからこそ叶う、レイヤードも堪能したいところ。エシカルなエコファーのジャケットやコートなど、ボリュームアウターを羽織れば、モードなドレスルックにも挑戦できます。
古着もヴィンテージも、”モード”にはまるものが盛りだくさん。心惹かれるものを選定して、コーディネート一新へ。おしゃれな人は既に始めている”モードな古着”、とことん楽しんでみませんか。
