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原宿に秘める"色×柄"のハイセンスな宝箱【SAUCE】
原宿、キャットストリート裏のマンションの一室に佇むショップ、「SAUCE」。このマンション「マンションミクラ」には複数の古着屋さんが入っているそう。1カ所で色んな古着屋を回れてしまう、服好きには堪らないスポット。
その中でも1階に位置し、外から見えるお店の中はまるで宝箱のよう。取り扱っている服はもちろん、小物や家具もセンス抜群のバイヤーさんによって各国から集められている。ただただ、楽しい空間。今回は、そんなSAUCEさんのバイヤーさんにお話しを伺ってきました!
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「SAUCE」さんがオープンされた経緯を教えてください!
バイヤーさん:一番最初にオープンしたのは6年前になります。当時は、全く別の古着屋さんで名前もテイストも今とは違いました。バイヤーも違う方がやっていたのですが、その方が2、3年前に独立されるタイミングで新しく「SAUCE」を始めました。私も当時、「Cheese」という雑貨屋さんをやっていましたが、そのタイミングでこちらに来ました。
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「SAUCE」って名前はどういう意味があるのですか?
バイヤーさん:sauce(ソース)は野菜や果物だったりと色んなものが混ぜられて作られていると思うんですけど、その意味合いをもっています。
ここでは、古着だけでなく雑貨や家具など色んなものを扱っていたり、色んなテイストが混ざっているよという意味を持たせて「SAUCE」と会社の代表が名付けました。
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どのようなジャンルのものを取り扱っていますか?
バイヤーさん:ジャンル分けがなかなか難しいのですが、レディースもメンズも特に分けてはいなくてテイストも分けていないですね。
来店されるお客様も女性6割、男性4割と結構男性の方にもいらっしゃっていただいています。面白いファッションをしている子が多くて、レディースものとかを上手に着こなしていて、「そうやって着るんだ!」と学ばせてもらうことがあります。
雑貨に関しても、年代も国もバラバラで、その時「お店に置きたい!」っていうものを入れています。なので、ジャンルはなんて言ったらいいかわからないです(笑)
買い付けは、コロナで行けてないですが基本的にアメリカとタイが多いですね。最近は、アメリカで古着が枯渇しているので、タイに古着のディーラーさんや古着が多く集まっていることもありタイに行くことが多いです。あとは単純に、私がアジアンテイストな雑貨やバキバキしたものが好きっていうのもあります。
お店に置いてある比率でいうと、2〜3割はタイの雑貨ですね。このメッシュのバックもタイから買い付けたのですが、今とても人気のアイテムです。魚釣りで使う「たも網」の素材から作られていて、元々は、お祈りの時に使う大きなお皿などを入れてぶら下げて使うそうです。
日本では、小物を入れて持ち歩いたり、野菜を入れたり、お子さんのおもちゃ入れにしたりと様々な用途で使っていただいてます。1リットルのペットボトルを入れても大丈夫なくらい耐久性にも優れていますし、色味も全部で数千種類あり、とても万能なアイテムです。多いときは1日に100個くらい売れてしまいます。
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服はどこで買い付けることが多いですか?
バイヤーさん:洋服はほぼほぼアメリカですね。古着屋さんやマーケット、スリフトといわれるところを回って買い付けます。
コロナ前は、2〜3ヶ月に1回くらいの頻度で買い付けにいっていました。1週間くらい滞在してダンボール10箱以上は買い付けます。好きなので苦にはならないのですが、すごい体力がいるのでバイヤーになりたいって方は腹筋をしておくことをおすすめします!
コロナになってからは海外に行けてないのですが、国内の卸しで買い付けたり、日本人デザイナーが作っているアクセサリーを取り扱ったりとお客様が飽きないアイテムを揃えています。
取り扱っているアイテムの年代はバラバラなんですが、80年代〜、新しいものだとプリントや柄さえ可愛ければ2000年代のものまで選びます。
いらっしゃるお客さんは10〜20代の方が多いです。30代のお客様もいらっしゃいますが、50〜60代の雑貨の好きなお客様にも来ていただいています。お店が見つけづらい場所にあるので、どうやって探してきてくれるんだろうって思います。
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雑貨目当てのお客様も多いとのことですが、ラグもとても種類豊富ですね。
バイヤーさん:私が元々インテリアにも興味があって、「SAUCE」を始めたときにラグを少し買い付けをしたのですが、それがすぐに売れてしまいました。その後、コロナの影響もあり、お家時間を充実させたいという方が増え、沢山の方に買いにきていただいてます。
値段は、安いもので7000円程、平均的に1万円前後のものを多く取り扱っています。今、人気が高い大判のペルシャラグだと3万円程になります。ラグって結構値が張るイメージだと思うんですけど、若い方が多いのでなるべくリーズナブルに販売できるように買い付けも頑張っています。サイズもなるべく、一人暮らしでも大きすぎないものを入れています。
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買い付けの際、どういったものをイメージして選んでいるのでしょうか?
バイヤーさん:映画で好きなのもがあって、海外の映画のワンシーンに映る部屋だったり、レストランからインスピレーションを得てることが多いです。
一番好きな映画だと、『パルプ・フィクション』ですね。映画自体も面白いのですが、小物や室内がいちいち可愛い。とにかくおしゃれなんです。内容は全然可愛くはないんですけどね(笑) 月1回くらいは見返してしまいます。
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映画からインスピレーションを得ているとのことですが、それ以外にファッションや雑貨に興味をもったきっかけはありますか?
バイヤーさん:両親が美容師をやっていて、元々両親がおしゃれだったのでそれがベースになっているのかなと思います。両親が美容院から廃棄するために持って帰ってきた雑誌を、子供の頃からペラペラと見ながら「こんな洋服があるんだ」と思っていたので、それくらいから興味をもったのだと思います。
中学生の頃、お姉ちゃんの影響で古着に興味をもってハマりました。その後は、カジュアルだったり、派手なファッションもしたりしました。大学生の頃、109でバイトをしていたので綺麗めなギャルの服もきましたし、セレクトやインポートのアイテムととにかく色んなジャンルの服を着ました。
今でも色んなジャンルをミックスして着ているのですが、それはスタッフにも伝えています。新品の服やいい服を試着だけでもいいので袖を通し、改めて古着をみることで「あのブランドがこう着てたから、古着にこう落としこんだら可愛い」と考えることができると思います。
スタッフには色んな服を着なさい見なさい、色んな雑誌を読みなさいって伝えています。女の子でもレディースの雑誌だけでなく「MEN'S NON-NO」や「OCEANS」のようなメンズの雑誌も目を通すように伝えています。メンズはワンピースもスカートもなく、洋服のレパートリーが少ないんですけど、ちゃんと流行があって、雑誌だとこれかっこいいなという組み合わせが載っているので参考になりますね。
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古着を着る上でのアドバイスってありますか?
バイヤーさん:古着はサイズが一番大事なので、、必ず試着をしてください!どんなに可愛い服でも、サイズがあっていないと着なくなってしまいます。自分にあったサイズを着こなすことが大事です。
デニムとかだと、私がいる場合だいたい10本くらい試着してもらっていいもの1本を一緒に見つけてもらってます。(別記事で、デニムのサイズ選びについて教えていただきます!)
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最後に、「SAUCE」さんを一言で表してください。
バイヤーさん:SAUCEっていう名前の通り、「混ざり」かなと思います。ラグもあって、古着もあって、雑貨もあって、男女もどちらも関係なく混ざっていて、そんなショップかなと思っています。
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ありがとうございました!お話を聞いていて、本当にプロのスタッフさん達が揃っていると感じました。服好きはもちろん、古着初心者の方もたくさんアドバイスをもらいながら楽しめるお店だと思います!
SAUCE
〒150-0001
東京都渋谷区神宮前6-16-2 マンションミクラ101
(キャットストリート裏、白いマンションが目印!)
営業時間
平日 14:00-20:00
土日祝 12:00-20:00
TEL:03-6433-5331
Instagram:@sauce.bystirrers
MAIL:sauce.bystirrers@gmail.com
「LAFORET HARAJUKU POP UP STORE」出店中!
ラフォーレ原宿4階
期間:6/12-8/31
営業時間 : 11:00-20:00
※ 「ラフォーレ グランバザール」
開催期間:2021年7月17日(土)-7月25日(日)
営業時間:11:00-20:00
会場:ラフォーレ原宿
エディター : Ryoka
フリーランスライター。普段は、不動産tech企業のカスタマーサクセスに従事している側ら、大好きであるファッションや、カルチャーについての取材やインタビューを行う。
https://www.instagram.com/ryoka_._/
フォトグラファー : 白永崇大
ファッションスナップを中心にアーティスト写真、ライブフォトなどを撮影する傍ら、YouTubeチャンネルのカメラマンを担当するなど多岐に渡って活動中
https://www.instagram.com/takahiro_shiranaga.jpg/