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ファンズバックの精神で!古着界の登竜門的存在「WEGO VINTAGE下北沢店」
新年度が始まり、ライフステージが新しくなる方もいるでしょう。
今年こそ古着デビューを叶えて、周りと差のつくファッションを楽しんでみたい!という方も多いのではないでしょうか。
気になりつつも、ふらっと目についた古着屋さんに入るのが苦手…と感じるなら、知名度も商品点数も豊富なWEGO VINTAGEがおすすめです。
特に古着屋さんが密集する下北沢エリアでトップクラスの敷地面積を誇るWEGO VINTAGE下北沢店なら、欲しいアイテムが見つかるかも。
WEGO VINTAGE下北沢店USEDチームマネージャー斎藤様、下北沢店店長の飯田様にお話をお聞きしました。
WEGO VINTAGE下北沢店とは
約150店舗程度存在するWEGOの中で、VINTAGEに特化した店舗は、大阪のアメリカ村店と、さいたま新都心コクーン店、そして下北沢店の3店舗のみです。
古着ショップが密集する関西と関東の代表的なエリアにお店を構え、高い集客率を達成しています。
下北沢エリアの中でも約100坪を誇る最大級の敷地面積が自慢なのが、WEGO VINTAGE下北沢店です。
WEGO VINTAGE下北沢店の
売れ筋商品は「NIKEのスウェット」
中でも、最近売れ筋がいいのが、NIKEのスウェットなのだそう。
古着好きには、大きく2つのパターンに分かれているとUSEDチームマネージャー斎藤さん(以下斉藤さん)は語ります。
本当に古着が好きな人と、ちょっと古着を取り入れる“ライトな古着好き”の2つに分かれているのだとか。
「本当に好きな人は、海外のインフルエンサーやラッパーが着ていた服の情報をキャッチして古着を選んでいます。ライトな感覚で古着を楽しみたい人は、インスタグラムでフォロワー数の多いインフルエンサーを参考にしながら、同じアイテムを購入するの目立つ様になってきました。」
下北沢は若者が古着ショッピングをする街として、知名度の高いエリアです。
ここ最近では、年齢層がグッと下がり、10代の中高生が友達同士でショッピングする姿を多く見かけるといいます。
下北沢店長を務める飯田さん(以下飯田さん)は、来店客から情報を得ることが多いそうです。
「コロナの影響もあり、家にいながらインスタグラムでオシャレのチェックをする人が増えました。オシャレなインフルエンサーが愛用していたアイテムを購入されるということが多々あります。また、下北沢の街では、以前よりも男性の団体でのショッピングが目立つようになってきました。」
最近では、一般の若い男性でも身だしなみを整え、メイクするようになったという話題も、よく耳にするようになりました。
ファッションや美容のボーダーレス化がすすみ、男性でも女性でも似合う中性的なファッションが10代20代の若者から支持されているのだそう。
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インフルエンサーが着るほかにNIKEのスウェットが売れる背景はありますか?
飯田「今、トレンドは性別問わずボーイッシュな感じに回帰してきています。ストリートっぽいファッションを男女でお揃いで購入する、ということもあります。ひと昔前は、ブラウスなど女の子らしい服が売れていましたが、今は、カジュアルなスウェットが一番人気です。着こなしスタイルとしては、古着をトップスで取り入れて、サイズ感の難しいボトムは既製品を着ている…そんなファッションが来店客に多いです。」
以前、WEGO VINTAGE下北沢店には、人気YouTuberのコムドットさんが来店されたことも。
著名人も訪れるWEGO VINTAGE下北沢店は、古着屋の登竜門として知っていて損のないショップです。
店頭には
「推しアイテムと安いアイテム」を
常時陳列されているものが似通っていることもあり、一見、流行に左右されにくい印象も見受けられる古着業界。しかし、古着にもトレンドがあり、毎年違ったアイテムが人気を集めているという話も興味深いです。
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人気のアイテムが売れるように工夫している点は?
斉藤「来店要因に大きくつながるドア近くには、今、売れている推しアイテムや安い商品を陳列し、集客を獲得しています。」
来店客は若者層も多く、プライスを見て入店する人も少なくないのだそう。
店頭には男性と女性の両方のトルソーが置かれているのが印象的です。
店内は、THE古着屋さんといった感じで、たくさんのアイテムがずらっと並んでいます。
テイストを分けて見やすいディスプレイなので、欲しいアイテムをじっくり吟味できて。
キャッチーな置き物やレジ前のお菓子棚など、遊び心ある店内ディスプレイでワクワクする気持ちを掻き立ててくれます。
創業後はじめてアップデートした
ブランドロゴ
創業25年になる節目で、WEGOは創業25年以来親しまれてきたブランドロゴの書体をアップデートしました。
力強くも軽やかな立ち姿がイメージできるロゴ文字が、先の見えない不安定な今の社会状況にマッチ。また、リデザインされた「ファンズバック」もファン(=WEGO)の背中として再定義して作られたものです。
WEGOはいつも誰かのファンとして応援する…その方向性と熱量を象徴化したのが「ファンズバック」です。
アルバイト時代から長年WEGOで働く斉藤さんは、長年にわたってWEGOが勝ち続けてきた理由を語ります。
斉藤「時代の空気感を読むのが速く、いち早く新しい試みに挑戦してきたと思っています。
古着だけでなく、オリジナル商品を取り扱ったタイミングや、今では当たり前のように行われているコラボアイテムも、有名人を起用してブランドとコラボをリリースする試みは当時としては、とても珍しく、伝説のヒットを残したことは、その時WEGOでアルバイトしていた私でも鮮明に覚えています。
原宿の一等地にお店を構えるなど、時代の流れを先に読み、いち早く実践してきたことが結果につながっているのだと思います。」
WEGOでは、ここ10年くらいでオリジナル商品を展開するショップがショッピングモール等に設置される店舗が増えました。
古着をベースに持ちながらも、新しいことにチャレンジする姿勢が時代の流れにマッチしたのでしょう。
古着屋老舗店とは少し違った業態を展開することで、結果、全国的にWEGOのブランドネームが広がり、知名度アップに貢献しました。
これにより、古着に特化したVINTAGE店がより、スペシャリティなショップとなり、身近なWEGOの別業態、WEGOのヴィンテージショップに行ってみたい!と多くの若者が思いを寄せるように。古着屋の絶対的な登竜門の存在となったのでした。
ファンズバックの精神で下北沢店を盛り上げよう
また、NIKEのスウェットが売れているといっても、それだけを売るのでなく、幅広いニーズに応えたいという斉藤さんの想いもファンズバッグにつながっています。
既製品と古着だったら全部古着が勝ってると胸を張ってこたえてくださいました。
斉藤「既製品もエイジング加工していますが、それは所詮フェイクです。時間をかけて自然に作られた本物のVINTAGEには勝りません。縫製がチープになっている、ボロボロにやぶれた服も、そんなディテールが逆にかっこよく思えたり、経年変化した風合いが肌に馴染み、愛着を感じるようになるのです。」
トレンドを作る若者は、キングヌーの常田さんが“ボロの服”を身に着けていたことをキャッチし、限定的にボロの服が売れる時期があったのだそう。
斉藤「売れないから売るのをやめよう、という姿勢でなく、この服を探している人がいるかもしれないから置いておこう…と思うと、ただ単純に売れてるものだけを売るのは、WEGOのファンズバッグの精神とかけ離れてしまうと思うのです。WEGO VINTAGE下北沢店としては、この店に立ち寄ってくれたすべてのお客さま(=ファン)に寄り添っていきたいです。ここに行けば、絶対に自分が欲しいものがある!という夢をかなえてあげられるショップであり続けたいです。」
そんなファン想いの姿勢は、SNSでショップの洋服が確認できるようになった今、オンラインとオフラインの裏切りのないお店作りにもあらわれています。
斉藤「時間はかかりますが、インスタグラムでいただくお客様からのダイレクトメールにはお返事するように心がけています。感謝されお手紙をいただくことも。」また経年変化を得て愛用した古着は、ファストファッションブランドよりも次の人に自信を持って譲っていける価値があると語ります。
飯田「メルカリなどフリマアプリが人気で、お客さん自身も服を売る時代ですが、オンリーワンの古着は別の方に売りやすいのが魅力です。古着が次の人の元へ旅をしていく…そんな感覚が捨てるよりも気持ちよくて。
ファストファッションなら捨てればいいやってなりがちですが、それを買うよりもデザインも愛情のあるアクションをとって、今10代20代の方の来店がメインですが、40代で毎週のように古着ハンティングしている人もいらっしゃいます。世代問わず幅広いニーズにあった店づくりをしていけたらいいなと思っています。」
WEGO VINTAGE下北沢店では、過去に、クリエイターさんのイラストをスウェットにプリントして販売したキャンペーンも実施していました。
より、オリジナリティ性の高い“1点モノ”に出会えるのがWEGO VINTAGE下北沢店の魅力です。
ファンズバックの精神を受け継ぎ、さらなる古着界のトレンドやブームを牽引していってほしいです。