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Culture

実は知らない?ついつい見逃しがちな”スウェット”のディテールを古着屋JAMがご紹介!

1 year ago1,068 views

春、秋など季節の変わり目にピッタリな”スウェット”のディテール、あなたは知っていますか?

スウェットは一見シンプルな作りになっていますが、実はこだわってデザインされたディテールがたくさん詰まっています!

今回は、”ガゼット”、”スリーブ”、”リブ”、”プリント”、”ボディカラー”の5つの注目ポイントについてお話ししていきます。ぜひ最後までご覧ください◎

襟ぐりの三角形に注目!「ガゼット」

ガゼットガゼットとは、襟ぐりの三角形のかたちをしたディテールのこと。V字に見えることからVガゼットとも呼ばれており、このVガゼットには前後ろ両方に付いている「両V」と前襟だけの「前V」があります。60年代頃にはコスト削減や技術向上などにより一時減少した為、ヴィンテージスウェットや現行のアイテムにだけ見られる特有のディティールです。

「両V」は1930年代〜50年代前半にかけてのディテールとされ、両Vスウェットのほとんどがリブ下のガゼット部分を切り抜いて、襟と同じリブニットを三角型にはめ込む「はめ込みガゼット」と呼ばれるガゼットを採用。

「前V」は1940年代〜60年代までに見られるディテールとされ、一般的にはスウェット生地の上に三角形の布を縫製していく「貼り付けガゼット」を採用しています。

代表的な「スリーブ」のタイプとは?

スリーブとは、単に洋服の袖のことですが、スウェットでは様々なタイプの袖が採用されています。今回は代表的なものをご紹介します♪

①セットインスリーブ

セットインスリーブ肩から脇にかけて垂直に切り替えられている袖のことで、「普通袖」とも呼ばれています。日常生活では手が垂直より下である場合が多い為、腕部分のシワを軽減させることができます。1940年代以降から現在に至るまで生産されています。

②ラグランスリーブ

ラグランスリーブネックラインから袖下にかけて斜めに切り替えられ、肩と袖が1枚になっています。肩のラインがないため肩幅を気にすることなく着用でき、肩や腕を動かしやすいのが長所。名称の由来は、右腕を失ったラグラン男爵が「負傷者も衣服の着脱がしやすいように」と考案したことが始まりと言われています。

防寒性もバッチリ!「リブ(リブ編み)」をおさらい!

リブリブ(リブ編み)とは横編みの一種で、伸縮性がありニットやスウェットの袖口などに使用され、運動時に裾や袖がめくれにくいようにと付けられました。 網目が肋骨(rib)のようであることからリブ編みと呼ばれるように。

スウェットのリブには、裾のリブが腹巻きのように長く付けられている「ハラマキ」と呼ばれるものや、編み機の針を間引きして編まれる「ハリヌキ」と呼ばれるリブがあり、特にヴィンテージの長リブは大変希少です。

「プリント」選びも古着の醍醐味◎

スウェットにはプリントが施されていますが、そのプリント方法にも様々なものがあり、少しずつ質感が異なります。あなたの好きなプリントタイプはどれでしょうか?

①ラバープリント

ラバープリント70年代以降の主流になった、もっとも基本的なプリント手法。生地の表面にインクが貼りついているような質感になります。色の濃い生地にも、発色よくプリントをすることができます。

②フロッキープリント

フロッキープリントシルクスクリーンや吹き付けなどの方法で樹脂の層を生地に作り、その樹脂の上に静電気によって短く切った繊維を垂直に差し込む為、ベルベット調の手触りになります。

③染み込みプリント

染み込みプリントラバープリントが生地の上にのったような質感であるのに対し、染み込みプリントは生地にインクが染み込んだ柔らかい風合いが特徴です。洗濯したときに見え方や色味が変わって見えることもあります。

グレー地だけじゃない!カラフルな”ボディカラー”

スウェットと言えば、グレーを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?ところが、古着の世界にはとっても”味のある”人気のカラーがございます。中でも人気の3色をPICK UP♪

①ナス紺

なす紺紺色が退色して、ナスのような紫がかったカラーのヴィンテージスウェットです。経年変化によるヴィンテージ特有の色あせの風合いが人気。

②霜降り

杢グレー(もくグレー)とも呼ばれ、糸を作る前の状態で白と黒を約1:1の割合で撚り混ぜて1本の糸にします。その糸で編んだ生地が霜降りのような生地に仕上がります。濃い色でも杢カラーになるとニュアンスカラーとなり、キメ過ぎず抜け感のある印象に仕上がります。

③後染め

後染め生地になった後に染色を施すため、表地と裏地が同じ色になっているのが特徴です。こちらは色落ちしやすい手法ですが、その風合いの変化や色ムラを楽しむのもいいですね。

テイストの異なるスウェットを楽しんで

いかがでしたか?

スウェットは暖かく気軽に誰でも着ることができるため、デザイン違いで何枚持っていても損はしないアイテム。そんな身近なスウェットにも、それぞれのメーカーやデザイナーのこだわりが見え隠れしていますね◎

今年の秋も、スウェットコーデは間違いナシ♪

古着屋JAMの商品は、全てが当社のバイヤーによって海外で買い付けられた一点物。気に入ったデザインのものがあれば、すぐにご購入いただくことをオススメいたします!また、販売するにあたり、入念なケア・検品を施しておりますので、お客様には安心してご購入いただけます。ぜひ、スウェットを古着屋JAMにてお買い求めください!

⇒古着屋JAMのスウェット一覧


引用元 : JAM WEB BLOG

2019/11/01

Vintage.Cityの古着屋JAM原宿店 ショップをチェックしてみてください。

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