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【大東京】プレゼントあり!古着マニア・プロも虜にする古着店が川口にある!
始まりはある日Vintage Cityのインスタグラムに届いたDM。
”取材を是非してほしい”、とご連絡いただき逆アプローチで決まったのが1駅隣は東京都の埼玉県川口市にある古着屋【大東京】。
Vintage.Cityのスタッフが電話口でお話しするだけでも大らかでフレンドリーなお人柄であることは十分に伝わるオーナーの中鉢さんにお会いしに、いざ川口市の【大東京】へ!
そこは、20年以上に渡り買い集められた古着の宝庫であり、熱いリーダーシップで古着好きの若者を全力で応援し、古着のプロまでも虜にするオーナー中鉢さんだからこそ実現できた唯一無二の古着店でした。
古着屋オープンを目標に20歳で始めた古着の買い集め
本日は話をうかがうのを楽しみにしていました!中鉢さんからVintage Cityに連絡をくださいましたが、どこからお聞きになられたのでしょうか。
中鉢さん:Vintage Cityってアプリを結構みんな入れている話を聞いて。そして、うちのお客様にも、「Vintage Cityってのがあるらしんだけど」って聞いたら「あ、僕、入れてますよ」って結構みんなアプリを入れていたので連絡させていただきました。
【大東京】を2020年1月にオープンされた経緯を教えてください。
中鉢さん:20歳くらいの時から、60歳を過ぎたら古着屋をやって余生を過ごそうと決めていまして、20年以上毎月ちょこちょこ古着を買い続けていたんですよ。60歳過ぎた後の人生のために、ずーーーっと買っていた。
そしたら部屋がとんでもないことになって笑。服を置ききれなくてコンテナを借りて、コンテナの中に服を移動させて、スペースが出来たからまた買えるわー、って。
ずーっと買っていたら、コンテナもパンパンになってしまって、どうしようもなくなり。
そんな時にこの店舗が空いていて、建物自体が来年の10月で取り壊しになるので期間限定なんですけど、自分の古着も置ききれないし、まず量を減らそうと。
“持っている古着の量を減らそう!”って始めたのがきっかけです(笑)。
予想だにせず古着屋生活が始まったんですね(笑)
中鉢さん:ちょっと予定より10数年早くスタートしちゃった。
しかも今、大量に仕入れているのではなくて20年に渡っての中鉢さんコレクションで、お店に並んでいる商品以外にもコンテナにまだまだ大量にあるんですか?
中鉢さん:全然、全然あります。ほんとにあるんですよ笑。新たに買うは買うんだけど、追加で買うのは本当に少ないです。
基本的には倉庫のものを減らしていかないといけないんで。
アクセサリーからTシャツ、靴、パンツ、アウター、もう何でも全部あります。
おもちゃも好きで集めていて、今ものすごく人気なのでよく売れていますね。
国内は北海道から沖縄までほぼ行きました。海外だとヨーロッパ、アメリカ、東南アジアで買ってきています。
びっくりするほど低価格!そして都内の古着関係者も足繁く通う理由
古着屋さんの方がよくいらっしゃるというのをインスタグラムで拝見し、正直申し上げて川口市でそして2020年オープンの新しいお店で何故だろうと不思議に思っていたんです。
中鉢さん:からくりは簡単なんですよ。都内の古着屋さんって、もう、今、Vintage Cityさんっていうアプリが立ち上がるくらい、4-5年くらい前から90年代のブーム以上に古着の需要が高まっている。ファッションで好きなのって聞いたらユニクロの上に1位が古着みたいな時代じゃないですか。自ずと値段が上がっているんですよ。
でも、自分は古着の価格が高騰する前の値段で20年前からちょこちょこ買っていたので、都内で出している半額くらい、場合によっては10分の1くらいの値段で実は出させてもらっています。
だから、来るんですよ。古着屋さんが(笑)。
あとは、お店に出している商品はほんの一部でまだまだあるので、古着屋さんも来るんでしょうね。
インパクトのある【大東京】というお名前の由来は?
中鉢さん:2019年の8月にこの店舗を借りて11月にプレオープン、2020年1月に正式オープンしました。オープン準備を1人でやっていて、のんびりな性格で全然進まなくて(笑)。
11月のプレオープンの時には商品を並べるだけで値段をつけてなかったんですよ。もう間に合わないから11月1日から2ヶ月間プレオープンをしながら1月10日のオープンに向けて、営業をしながらこの期間に値付けしてやればいいや、って2019年から2020年にかけて店を作っていった。
小学校の時に連載されていた漫画『AKIRA』がすごく好きで。AKIRAの世界って2019年から2020年にかけての話なんですよ。
その中に大東京帝国っていうところがありまして、そこから取っています。
タイミング的には2019年に借りて、あ、これもう絶対に間に合わないなとわかっていて、2020年にやる、というところからインスピレーションはAKIRAですね。
全ては地域還元と若者達への思いから
埼玉県なのに【大東京】の謎が解けました!
都内の古着屋さんと同じ値段で売ってもいいところですが、そうしない理由はありますか?
中鉢さん:コンセプトとして、地域還元とお金のない学生さんが気軽に買い物が出来るのを一番に考えています。 去年、チャンピオンのリバースウィーブっていうスエットがすごく流行ったんですけど、都内で買うと1-2万円するんですよ。正直、20年前とかだとものすごく安い値段だったんで、うちは3800円とか4800円とかで売ってあげていました。
着たいけど買えない、そういう学生さんに希望しているものを直接届けられるのが一番です。
お客様は学生さんが多いですか?
中鉢さん:一般のお客様は学生さんがほとんどです。
今年のGWに大東京の店先でフリーマーケットを開催されていましたが、どんな内容だったのでしょうか。
中鉢さん:フリーマーケットはうちのお客様とか、うちに来たことがない方も、自分の家にあるものとかを売っていました(笑)。
うちは場所代も売上の何%とか一切もらわず、店先のスペースを使って何かやろうか、という感じでオープンさせたんですけど、すごかったですよ!!!うちは全然売れないんです(笑)。
だって店先のフリーマーケットの方が圧倒的に安いので。でもそれでいいんですよ。普段から大東京には湘南や栃木とか遠方からもお客様がよく来てくれていて、そんな方がフリーマーケットでうちとは違う商材が並んでいたら楽しいじゃないですか。
本当にそれだけの理由でフリーマーケットを開催しました。
大東京がなんかまた面白いことやるっぽいぞ、1回見に行かねば!となりますね。
中鉢さん:GWのとき、若者達のフリマの売上が、うちの売上の5倍以上だったんですよ!そりゃうち売れないわ!(笑)
https://www.instagram.com/p/COo2O6JDqwB/
笑ってお話し出来る中鉢さんの懐の大きさがすごいです。
中鉢さん:良かったじゃん!ラッキーラッキー!昔から面白いことを届けられたらいいなって思ってるので。
若者達も中鉢さんの存在は心強いと思います。場所と機会を与えてくれて自由にやっていいよ!って背中を押してくれる大人と出会えるって人生でも貴重なことです。
中鉢さん:去年1月にオープンして、翌月にはもうコロナの波で雲行きが怪しくなり、3月4月には完全に人出が無くなった。そんな状況でお店を始めたので、人なんてまぁ本当に来ないんですよ。暇なのでたまに大東京に来てくれてた子達と話しをして、そしたらまた違う若い子が来て話して、また別の子が来て話して。
川口はベッドタウンなので一人暮らしの若者が多いんですよ。地方から来て一人暮らしでコロナで家から出られない。出ても散歩程度。一人だから友達も出来ないしずっとYoutubeかNetflixを見て。
「人生楽しい?それで?」って話して、「ちょーつまんないっすよ、飽きましたよもう!」って、答える人達ばっかりだったので、よし!じゃあ、一回全員集めよう!。ちょうど緊急事態宣言が明けてすぐに知り合いのお店を貸し切って、窓を全開にして、感染防止対策をばっちりして。若いお客様を全員呼んで、パーティーっていうか懇親会を開催しました。元々はみんなお互いは知り合いではないですが、それを機に仲良くなってくれました。
大東京と中鉢さんの役割は単に服を提供するだけではないですね。
中鉢さん:服を売って買ってだけの場なのはすごい嫌なんです。服の命、ヴィンテージの知識とかも若者達に伝えていきたいです。
それこそ、3.11の東日本大震災時の古着屋ってどんどん潰れていったんですよ。服は売れない、古着なんてもっと売れないという暗黒期。その時はもちろん値段が安いので自分は買い続けていたんですけど、そんな時代から今やっと古着が注目されて、若い子達が興味を持ってくれている。
90年代を過ごした30-40代の人は、その時の50-60代の人や当時のマガジンで教えてもらえました。今はネットで検索して出てきた内容でわかったつもりになっている若者が多い。でも実際、ネットの情報って間違っていることも多い。これは古着のことだけでなく、間違った情報も1回上がるとそれがどんどん拡散されて、間違った情報が正しい情報になってしまっている。それを若い子達に、自分が当時先輩達に教わってきたような事を今の若い子たちに教えていきたい。
大東京に贔屓に来てくれる人たちには、古着の見方、商品によっての違いや価格の意味なども伝えています。
本当に古着に興味があって学びたい若者で、最初にこの大東京に来ることができた人はとても幸せだと思います。
中鉢さん:あー、それはありがたいことに、本当によく言っていただきます。若者が古着に興味を持ってくれたり、より詳しくなって、変な大人にだまされないで、ちゃんとしたものをちゃんとした値段で買えるようになった方がいいと思っています。
そういう、若者への手助けはいつだってします。
地元の人々そして若者たちへ古着の魅力と古着の正しい知識を伝えたい熱い先輩!そして師匠!の中鉢さん。
中鉢さんの古着を通した地域還元の姿勢を見ることが出来る若者は幸せ者です。
大東京のお店の入り口にあるスーパーボールのガチャガチャは地元の小学生のために原価以下で提供。
これが大東京です。
イベント終了
そんな大東京さんからVintage Cityアプリユーザー限定30万ダウンロードのお祝いとしてプレゼントを頂戴しました!
☆プレゼントご希望の方はこちら☆
https://forms.gle/cmSzaqHSt3UfAgRa7
■ 応募締切:
8月9日(月)~ 8月16日(月)18:00まで
イベント終了
・ 川口発祥ブランド*REDMOONロングウォレット
(ウォレットロープ付)
※サイズ:長編19cm
・1980年代デッドストック*tenstrike ボウリングTシャツ(M)
・デッドストック*Levi's517 (W34/L34)
※サイズ:股上32cm / 股下79cm / ウエスト平置き41cm
大東京
埼玉県川口市飯塚2-14-23
JR川口駅・西口から徒歩8分
営業時間 ※不定休
月水木:①11:30〜15:00頃 ②19:00〜21:30
火・金:②19:00〜21:30
土日祝:③15:00頃〜20:00
Instagram: @daitokyo_official
エディター:上月マキ
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フォトグラファー:Kenya Shiina
写真はもちろん、クリエイティブ映像作家としても活動。MVや企業PVをメインに多彩なジャンルの映像を制作している。
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