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【大阪市・Sorciere Vintage】大学生オーナーが集めたハイブランド&ミドルブランドが揃うお店 - 古着屋オーナーの"First" Vintage vol.12
≪今回取材をしたのはこんなお店≫
“古着の聖地”とも言われる大阪中崎町で、フランスやイタリアなどヨーロッパのハイブランドを中心にドメスティックまで取り扱うヴィンテージショップ「Sorciere Vintage(ソシエール・ヴィンテージ)」。
2021年7月にオープンして以来、コロナ禍においても海外からの直接買い付けメインでお店を経営するオーナーが、徹底したモノ選びを貫く理由とは?
みなみさんの"First" Vintageを教えてください!
最初に購入した古着は‥‥ 【風景画の柄シャツ】(※ お写真はイメージです。)
ーーまず、ヴィンテージとの出会いについて教えてください。
初めて買った古着は、高校生のときに下北沢で出会った柄シャツです。地色がブラウン系でヨーロッパの街並みがプリントされているようなデザインで、デニムに合わせたり羽織ったり、いろいろコーデしてました。
ーー高校の頃から古着をたくさん着ておられたんですか?
いえ。全然そんな感じじゃなくて。下北沢とかで買い物することはありましたけど、当時はやっぱりファストファッションがほとんど。そこで大量に買って安いから大事にできなくてけっこう捨てるみたいなのを繰り返してたんです。そこから、ヴィンテージやデザイナーズブランドの服を着るようになったのは、大学生になってからなんです。いい服を手にしたり大事にしたりする喜びを知ってからですね。
ーー今は、古着をどんなふうにコーディネートに取り入れていらっしゃいますか?
わたし自身はそんなに、全身古着で固めるということはなくて、一個だけワンポイントでアクセサリーだけとかトップスだけとか入れたりしてます。古着って作られた年代の影響もあって、派手だったり個性が強めだったりするので、全身統一してしまうとハードルが高いかなと思うので。1、2点だけ入れることが多いです。今だとSorciere Vintageのおすすめはニットですね。
みなみさんおすすめのアイテム1
みなみさんおすすめのアイテム2
古着屋経営業務で一番好きなのは「仕入れ」!
ーーお店をもつことになったのはどんな経緯ですか?
2019年の冬、ちょうどコロナになる前に行ったパリ旅行で、ふらっと立ち寄ったお店に衝撃を受けたんです。看板もないくらいで、おばあちゃんがひとりで経営しているようなこじんまりとしたお店だったんですけど。隠れ家みたいでミステリアスな独特の雰囲気があまりにも魅力的で。
日本で見たことないようなアイテムばかりだったことにも惹きつけられたんですが、一番は、商品を大切にしていることが伝わる陳列の仕方とか。狭いスペースにパンパンに詰め込むとかでなく、厳選されたアイテムがショーケースに整然と並べられている。とにかくすべてが良かったです。
そこから帰ってきて半年間ほどは、仕入れた商品をネットショップで販売していたんですけど、在庫が少しずつおうちにたまってきて、それならちょっとお店やってみようかなって。パリ旅行で出会ったヴィンテージショップをお手本にしてお店をオープンしました。
ーーでは、店名の由来はそのパリのお店と関係しているのでしょうか?
わたし自身が、もともと「魔法」とか「魔女」のイメージが好きで、フランス語でそういった意味をもつ「Sorciere(ソシエール)」を使って「Sorciere Vintage(ソシエール・ヴィンテージ)」にしました。そういう世界観のお店を作っていけたらいいなって思って。
ーー店内の雰囲気作りで気をつけていることはありますか?
できるかぎりアンティークものにこだわって集めました。50年前のソファとか、陳列棚とか。アンティークのものって高いイメージがあるかもしれないんですけど、ネットショップをやっていたときの利益で貯めたものでまかなったのでそこの初期費用はかかってないんです。
ーーどんなお客様がお店にいらっしゃるのでしょうか?
けっこう幅広い年齢層の方がきてくださってます。じっくり商品をみていただきたいので、声かけは最小限にして、必要に応じてしっかり洋服の説明をさせていただくようにしています。
ーー仕入れにこだわりはありますか?
古着屋の運営まわりの仕事の中でも一番好きなのが、仕入れなんです。自分自身、お店に立つとか、問い合わせ対応とか、いろいろありますけど、仕入れは趣味みたいな感じ。売れそうな服よりも、自分がかわいいと思った服を仕入れてしまいます。
古着は前主の“宝物”。価値あるものを受け継ぐことの大切さ
ーーみなみさんのおすすめの着こなしを教えてください。
やっぱりワンポイントで取り入れるのがおすすめです。寒い時期なら、ゆったりしたニットを。柄ものとかシルエットに特徴のあるものが多いので。ボトムはデニムとか、太めのズボンがかわいいと思います。アクセサリー系なら素敵な柄が多いので、スカーフもおすすめです。首に巻くだけじゃなくて、バッグに巻くのもいいですし。古びた印象にならないようにしたいときは、原色などの明るい色をポイントで取り入れるといいと思います。
ーーヴィンテージに出会ったことで変わったことを教えてください。
古着って、前の持ち主が大事にしていたからこそ存在するものですよね。自分もそれを大事にしたいっていう気持ちが生まれたかなって思います。
自分自身はあんまり服を大切にしてこなかったんですけど、きちんと選んで買った服を大切に扱って、受け継いでいく。新品の服でも、子供がもし生まれたらその子に引き継ぐことまでを考えて購入するようになりました。
ーー今後の展望を教えてください。
イベントとかにも出したいですし、アーカイブみたいなものを集めて美術館みたいなお店ができたらいいなって思ってます。お店では、大切に受け継がれてきた質のいいヴィンテージアイテムを厳選して扱っていて、古着初心者の方でもベテランの方でも気に入っていただけると思うので、ぜひご覧いただけると嬉しいです。
Sorciere Vintage
大阪府大阪市北区中崎西1丁目9-24-202
営業時間 / 定休日:Instagramのストーリーでお知らせ
Instagram:https://www.instagram.com/sorcierevintage/
オンラインストア:https://shop.sorcierevintage.com/
エディター:鈴木一禾
フリーライター/エディター。企業オウンドメディア向けコンテンツ作成や編集業務に従事。趣味はピアノとマクラメ編み。