VintageCity

FINAL HOMEは94年に津村耕佑が設立したブランドです。「究極の家」と言うブランド名の元、「都市生活を快適に過ごすための服作り」と言うテーマで閉鎖してしまったこうしたテーマから、大学の建築学の授業でもこの名前が挙がるほどです。90年代のDomestic Brandでも一線を画した存在であることは間違いありません。
　そんなFINAL HOMEを代表するアイテムであるZIP Jacketをタグ付きDead Stockでご紹介致します。柔らかいオレンジのナイロンに、フードは折り返しで付いております。やはり特出すべきなのはフロント、アーム、バックにかけてバーティカルにZIPが縫製され、全てがポケットになっている点でしょうか。天災大国日本で、「家をなくしてしまったとき、人を最後にプロテクトするのは服になる」そんなコンセプトのもと、こちらのナイロン製コートは表地と裏地の間がポケットとなり、新聞紙や梱包材を詰めれば防寒着となる。薬や非常食も収まる機能的なサバイバル・ウェアです。
　我々も多くのDomestic Brandの古着を見てきましたが、FINAL HOMEのものはほとんど出会うことはありません。近年でも日本のファッション文化的な価値として評価が上がっております。Domestic Brandの非常に貴重なアーカイブとしてリアルクローズに落とし込んではいかがでしょうか。
　サイズに関しては、表記メンズSですが、メンズLからXLの方まで着用可能な身幅をしております。FINAL HOMEのアイテムはオーバーサイズのものが多いので、どなたでもどうぞ。下記の寸法を参考にご検討下さい。
着丈103cm、身幅62cm、肩はラグラン
こちらはdead Stockのタグ付き新品です。