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カルチャー

鑑定のプロが教える!ハイブランドヴィンテージのコピー品の見分け方【COCO VINTAGE】

1年前閲覧 4,164

「ファッションのトレンドは繰り返す」と聞いたことはありませんか。最近では、若い世代の子の間で80年代・90年代に流行したGUCCIなどのハイブランドが再熱している。また、CHANNELやLOUIS VUITTONは永久不滅な人気を誇り、ヴィンテージ品も高額買取がされる。

そんな中、コピー品と言われる偽物も市場に出回っているのが現実。昨今では、従来のスーパーコピー品(本物に近い完成度)だけではなく、ミラーコピー品と言われる見た目だけでなくクオリティーも本物に劣らず、本物の半値くらいで出回っている商品もある。そういった商品を間違って買わないためにも、COCO VINTAGEで日々本物の見分けをしている鑑定士小角(コスミ)さんは自分自身でも見分ける真贋力が必要だという。

今回は、鑑定士歴10年以上のプロが集まるCOCO VINTAGEの小角さんに自分自身でできる真贋チェックの仕方について教えてもらいました!

• まず、一般の方はどの様に見分ければいいでしょうか?

小角さん:そうですね。まずご自身でチェックするのであれば記事やYoutubeなどを参考にすることができると思います。最近だと、そういった内容の特集をしているメディアが多くありますね。

それでも不安であれば、鑑定士がいるような信頼できる買取店にいくことをおすすめします。ほとんどの買取店であれば、鑑定士の方がいるかと思います。鑑定士は、実は免許等が存在せずほとんどがプロの講習を受けたりと認定書のみになります。

そのため、その鑑定士が業界でどれだけ経験があるのかといった部分も大切になってきます。弊社の場合、業界歴10年以上のスタッフも在籍しており、また社員全員がプロの講習を受けています。

ご自身で購入される際に、各ブランドによっていくつか見分けのポイントとなる部分があるので今回は一部ご紹介できればと思います。

①CHANEL

• ギャランティーカードで見分ける

上:正規品のギャランティーカード

下:偽物のギャランティーカード

まず、ギャランティーカードの数字のフォントで見分けることができます。写真上部の正規品のカードと比べると、数字の大きさやフォントが大きく異なることがわかるかと思います。

またカード説明部分の日本語がおかしくないかも確認してみてください。1つ特徴的なところですと、英記部分の「quarity」のtyは本物は文字同士がくっついています。偽物は、離れていますのでそこもチェックポイントとなります。

ギャランティーカードがあれば正規品だと思ってしまう方もいるのですが、ギャランティーカード自体が偽物であることもあるので本物と見比べることが大事です。

• ロゴで見分ける

正規品のロゴ

偽物のロゴ

「CHANEL」のロゴも見分ける際の1つのポイントとなります。

正規品との見分け方として、「C」と「E」を見ていただくといいかと思います。正規品のロゴの「C」には、始まりと終わりが斜めにカットされており、「E」においては、横棒の長さが全て異なっています。真ん中が1番短く、上は2番目、下が1番長いのが特徴です。

• ファスナープルで見分ける

正規品のネジ

偽物のネジ

偽物にはファスナーとの間の輪の金具が太すぎたり、細すぎたりするものが多いです。

トップの形自体も正規品は丸くなっていますが、偽物の写真は雫型なので偽物と判断することができます。

• ネジで見分ける

正規品のネジ

偽物のネジ

CHANELに関しては、マイナスのネジを使っています。特殊な素材などで、例外のものもありますが、基本的に偽物においてはプラスのネジをつかっている場合が多いです。

• スカーフを見分ける

正規品のスカーフ(手縫い)

偽物のスカーフの縫い目(ミシンで縫われている)

スカーフは、縫い目をよく見ていただくとわかるかと思います。正規品は職人さんが、1つ1つ手縫いをしています。一方で、偽物においては量産するためにミシンで縫われていることが多いです。

• イヤリングを見分ける

正規品とイヤリング

偽物のイヤリング

イヤリングもCHANELの人気の商品ですが、上記のように偽物も存在します。見分けるポイントとしては、留め具部分です。CHANELの正規品では、写真のようなプルタブの形をしたものは販売されていません。(他のブランドでは、このような形のものもあります。)

②LOUIS VUITTON

• ロゴで見分ける

正規品のロゴ

偽物のロゴ

正規品のロゴの「O」は限りなく丸に近いですが、偽物の場合楕円になっていることがあります。

正規品の刻印

偽物の刻印

また、刻印されている場合刻印の浅さも1つの見分けポイントになります。もちろん経年変化で、浅くなることもありますが正規品はしっかりと深さのある刻印がされています。

• 柄のズレから見分ける

正規品のカバン

偽物のカバン

LOUIS VUITTONを代表とするモノグラムの柄ですが、正規品は柄が上下左右対象になるよう革がカットされて作られています。上記の写真のように、真ん中で半分にしたときに左右非対称である場合や、切り返し部分で柄が繋がっていない場合は偽物であることが考えられます。

• ボタンで見分ける

正規品のボタン

偽物のボタン

正規品のボタンは、凸部分の先端がきのこ型の三角形で作られています。偽物の場合は、上記の写真のように丸いことが多いです。

③GUCCI

• 型番で見分ける

正規品のタグ

偽物の型番タグ

タグの裏側の、上の列にある6桁の数字が型番です。その型番をネットで検索し、同じ商品がヒットしない、または別の商品が表示された場合は偽物の可能性があります。(年式の古いオールドグッチや海外限定品の場合、検索しても出てこない時もあります。また、精巧につくられた偽物の場合は型番までしっかりと模倣しているものもあります。)

また、数字のフォントもポイントになってきます。「2」「3」「5」に特に注目をしていただくとわかりやすいです。本物は、「2」「3」の書き始めの部分が丸みを帯びており、「3」「5」は書き終わり部分に丸みがあります。

• ロゴで見分ける

正規品のロゴ

偽物のロゴ

正規品と偽物では各文字の特徴が異なります。正規品の「U」の場合、右側が細く左側が太くなっています。「C」は始まりと終わり部分が細く、終わりは切ったように真っ直ぐになっています。「G」と「C」どちらも上下が細く、左側が膨らんでいるのが特徴です。

上記の写真をみていただくと、「C」が終わりが切ったように真っ直ぐとなっていないことから正規品ではないと判別できます。また、この写真の場合は縫い目も真っ直ぐではなく、ガタガタしていることからも正規品でないことがわかります。

• ファスナーで見分ける

正規品のファスナー(Lampo)

偽物のファスナー(メーカーなし)

GUCCIの正規品のファスナーは、「YKK」・「Lampo」「GUCCI」の3種類のみが使われています。 「YKK」はファスナーのスライダーの横側面、LampoとGUCCIはファスナー裏側に刻印され ていることが多いです。

偽物は、刻印がなかったり刻印が入っていたとしても荒く不明瞭であることが多いです。

• 金具の処理で見分ける

正規品の金具

偽物の金具

正規品の場合、アイテムについている金具は服や肌を傷つけないようきちんとなめらかに処理がされています。偽物の場合、上記の写真のように角が尖っていて、角や縁を指で触ると痛く感じると思います。

3ブランドについてお話しをさせていただきましたが、どのブランドでも言えることは偽物は全体的に「レザー製品のはずなのに合皮の匂いがする」、「金具の処理が甘く手触りが悪い」、「縫い目が均一でない」、「ロゴの位置のズレ、刻印がつぶれていたり浅かったりする」などは共通するポイントです。

今回お伝えさせていただいたのは、ルーペ等も使わず簡単に皆さまで見分けられる方法ですが、 例外やもっと細かく見ないとわからないコピー品もたくさんあります。ブランドのヴィンテージバッグやアクセサリーを購入する際に少しでも不安な場合は、専門の知識を持った鑑定士がいるお店へ行ってみてください。

COCO VINTAGEでは、そういったハイブランド商品の買取からビンテージ商品の販売まで行っています。業界歴の長いプロの鑑定士や査定チームが揃っていますので、渋谷にいらしたときはお気軽にお越しください!

COCO VINTAGE

東京都渋谷区道玄坂2丁目10-7 新大宗ビル3号館4階 431号室

TEL:03-5878-1340

営業時間: 10:00 - 19:00

ゆっくり見たい方は事前に電話にてアポイントを取られることをお勧めします。

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Editor:Ryoka

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