今回は、熱烈なファンも多い現存するブランド「PINK HOUSE」のヴィンテージについて、ウグイスブティックの店主さんに語っていただきました♪
既にブランドのファンの方も、知らない方も、この機会に、「PINK HOUSE」について知ってみませんか？？♡
ウグイスブティック オーナー 野口さん
唯一無二の存在「PINK HOUSE」ピンクハウス以上に個性的で他のどのブランドとも似ていない独特の世界観を持つブランドをわたしは他に知りません。
そのPINK HOUSE関連ブランド全てに共通する、ヴィンテージの見分け方を解説します。
まず
「どこまでがヴィンテージか？」
ピンクハウスに関しては、創業者でありデザイナーであった金子功先生が在籍していた1993年までとするのが古株ファンのご意見でしょう。
それは確かにひとつの明確なポイントと言えます。
しかし、わたしの肌感では渋谷ロフトの並びくらいにピンクハウスワールドがあったころまで(〜1997年)の商品は、2019年のいま見ると古い時代のピンクハウスという感じがして、最近の物にはない魅力を感じます。
これは他の関連ブランドも同様この時期までのもを「古くて良いなぁ」って感じます。
余談ですが、日本人は服のヴィンテージという言葉に非常にうるさいです。たぶん世界一厳しいです。
先人たちが1980年代に築き上げたUSAヴィンテージの基準のようなものが原因のひとつかと思います。
しかし、2022年から見れば2002年で20年前。2007年で15年前。そんな十代の方々が生まれる前の物を「ヴィンテージと言えるほど古くない」という人はシニアの感覚なんじゃないかなって個人的には思います。
日本以外、特にヨーロッパ圏の方は 「古さからくる魅力があり、現在では手に入りにくい物」くらいのかんじでヴィンテージという言葉を使う方が多いです。
もっと言えば「古くていい感じ」くらいだったりします。
これは日本における「古着屋」と「リサイクルショップ」のニュアンスの違いに近いと思います。
わたしも概ねこの考え方ですが、さらに「需要の見込める物」というのを基準の一つに入れています。
古ければヴィンテージということではなく「誰も欲しがらないものはただの古いもの」という考えです。
スミマセン…ピンクハウスに話を戻して
それではとりあえず
まずはざっくりわけます
品質表示ラベルが上の画像のように、会社の所在地や電話番号の記入されていないものが〜90年代までの商品です。
つぎに品番を見ます
緑丸：ブランド
赤丸：西暦の一桁の数字
黄丸：発売の季節
緑丸：ブランド
P01：ピンクハウス
P02：インゲボルグ（ピンクハウス系列ブランド）
P03：カールヘルム（ピンクハウス派生ブランド）
※その他いろいろありますが省略します
赤丸：年代
この法則が当てはまるのが1988年以降になります。
また、いつからかは正確に把握していないのですが、近年の商品も変わっているようです。
上の画像の場合「9」なので、1989年の商品になります。
黄丸：季節
1：春
2：夏
3：秋
4：冬
〜☆
以上から、こちらの商品は
1989年冬発売のインゲボルグの商品
ということが品質表示だけで特定できます。
〜☆
いかがでしたでしょうか？
以前のプランテーションの記事と同様に、需要を全く考えないで書いてみました。
だれかのお役に立つと良いのですが…
引用元：uguisu boutique店主 うぐいすよしの
Note
ウグイスブティック
デザイナーブランドのオールド品・ヴィンテージを中心にセレクトした代官山のちいさなお店。
東京都渋谷区猿楽町6-2(代官山駅より徒歩8分)
TEL：080-5415-8674
営業時間：13:00-20:00
営業日：1日おきの営業。Instagramのハイライトでご確認ください。
instagram：uguisu boutique 代官山
