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おしゃれは自由にカラフルに。笑顔はじけるお店「squash」〜スカッシュ〜

2 years ago957 views

いま、地方がアツい!

コロナ禍で大都市での感染拡大リスクの大きさ、満員電車など過酷な状況が改めて認識されたこと、リモートワークの推進で働く場の選択肢が広がったことなどから、地方に移住する人が増えているといいます。

買い物などの利便性こそ都会にはかなわないとしても、満員電車からの解放、感染リスクの低下、物価が安いことなど人によって感じ方に差はあれど、多くのメリットがあるという手応えのある人が移住の選択をしているのでしょう。

奇しくも日々の暮らし方、自分の人生について、家族のあり方などを見つめ直す契機になったことは、このご時世で唯一良かったと言える事なのかもしれません。

長距離移動もまだやや気の引ける昨今、おでかけにも何かと気遣い気苦労がつきまとうことから、身近なところでササッと用を済ます事が多くなりました。

それが意外に近くにあるのに知らなかった所や、前々から気にはなっていたもののなんとなく行けてなかった所へ足を運ぶ機会になった人もいるのでは。

沖縄から北海道まで、この斜め縦長な日本地図のだいたい真ん中あたりに位置する滋賀県は、言わずと知れた豊かな水源・琵琶湖があり暮らしやすいのどかさ。

交通の便が良く、隣の京都・大阪方面にも東海地方にも出やすいためベッドタウンとしての需要が高い、とても住み良いまち。

のんびりとした空気感と主要都市へのアクセスの良さ、両者の程よいバランスが魅力となり、住宅地として人気があるためジワジワと人口増加が続いています。

JR東海道本線 京都駅〜米原駅と北陸本線 米原駅〜長浜駅間のことを指し、琵琶湖線と呼びます。

ローカル線でひとりおでかけするのは手軽な気分転換術。

同じ沿線でも一駅隣なだけで案外まちの表情は違うもので、歩く道も目にする看板も見つけた路地もすべて知らないまち。

降り立ったのはJR瀬田駅、県庁のある大津駅から普通電車で3駅。

目指すは駅から徒歩5分とかからない所にある5階建てマンション「シルバーハイツ」。

1、2階には飲食店などのテナントが入り、前の道を行き交う人々は吸い寄せられるように各店舗に視線を送るほど、魅力的なお店がずらり。

中でも気になっていた古着屋さん「squash(スカッシュ)」 @squashstoreは、ハンドクラフト作家でもある@yukakokakedaさんが手がけるブランド古着の買取販売・ハンドメイド商品・各種セレクトショップです。

店舗前に出される素敵な着こなしのトルソーが、風で揺れるスカートのせいでしょうか、手まねきし語りかけてくるような錯覚。

換気推奨のため入口ドアは開放されているので、するりと入店できてしまいます。

古着屋は入りにくい、勇気がいると言われがちですが、好奇心の方がそれを上回る場合、そんな固定観念はどこ吹く風。

心がワクワクする方に動くことで、人生の充足度が上がると思いませんか。

店内はところ狭しと商品が並べられ、まるで旅行先でお土産を買いすぎた人のトランクのよう。

留め具をはずすと中からパーンと弾けて飛び出してくる、そんなイメージの。

服が好き、色が好き、そんな気持ちがあふれ出ているようです。

それらはしかし整然と並べられ、小さなお店にありがちな雑多な印象はありません。

リゾート風ファッションがあったりカジュアルなTシャツ、レディライクなアイテムもあれば謎の下駄も発見。

服やバッグ、小物などのハンドメイド商品もあり、店内はテイストの違うものたちがひしめき合っていながら、不思議にまとまった味わいなのがおもしろい。

オーナーの@yukakokakedaさんは幼少期からモノづくりが好きで、大人になったらお店を持ちたいと考えていたそうです。

「子どもの頃、学童で裁縫を覚えてからは小さな手芸品を作ってはお店屋さんのようなやりとりをしていました。美術系の大学で陶芸や金属にも触れてみたものの、やはり自分はテキスタイルに心が惹かれると気づいたんです。」

和雑貨を扱う会社員時代には、一生懸命に仕事に打ち込みながらもどこか窮屈な、何か掴みどころのない違和感を覚え息苦しい日々を過ごすことに疑問を持ち、アパレル業界に転職。

その後、古着屋さんで働くうちに仕事が楽しいと感じ始めるように。

「もともと古着が好きだったんです。ファストファッションもまったく否定するつもりはないんですが、気に入って着ていても街中で同じ服を着てる人に出会うと急にテンションが下がっちゃう(笑)古着の楽しさって何より他人とかぶらないことなんですよね。あと自由なこと!こう着なければならないだとか、コレに組み合わせるのはコレだとか変な決まりは作らないで好きに着ていいんだってことを知ったらオシャレが楽しくなりますよ」

子どもの頃に漠然と思い描いていたお店屋さん。

現実にハンドメイド作品や好きな古着を扱うお店をオープン、今後どのようなお店に育っていくでしょう。

「お店に来てあれこれついつい喋りすぎちゃうってお客様が割といらっしゃるんです。スッキリしたお顔で帰られるお姿を見ると、あぁ良かったなって。楽しいとか居心地良いとか、イイ気分でお帰りいただけることが喜びなんです。」

マスク越しでもわかる、ふわりと微笑みを浮かべたお顔はとても清らか。

「類をもって集まる」と言うことわざがあります。

性格や趣味など好みが同じような人たちは自然と集まり、仲間になりやすいということですね。

 同じような考えを持つ人たちは、似たような世界を感じている、ということでしょうか。 

先日、万全な感染拡大防止策を取った上で開催されたローカルイベントにて、yukakokakedaさんがワークショップをされると聞き駆けつけました。

定期的に開催されているイベントですが、昨今状況次第ではそのシーズンの挙行は見送ることもあるようです。

会場は主に屋外とし出店者様も来場者も必ずマスク着用、ワークショップも時間・人数ともに制限されています。

さまざまなハンドメイド商品が並ぶなか、ライブペイントもあり興味深い空間でした。

ジャンルを越え来場者を含めて一体を成す、その基準には「自由」がありました。

それぞれの感性が自由に発信され、キャッチした人はそれを自由に楽しむ。

@yukakokakedaさんのワークショップ内でも、選び方は自由、手順を手引きするだけなので自由に楽しんでもらいたいという趣旨で行われていました。

「選ぶのって楽しい作業ですよね。コレにしようかアレにしようかってあれこれ迷ってる時間も楽しんでいただけたらいいなと思います。」

心が喜ぶエッセンスが散りばめられている、そんな素敵な空間です。

※イベントは新型ウイルス感染拡大の状況によっては開催の見送りもあります。

@squashstore または@yukakokakedaにてご確認の上お出かけください。

「店名の「squash」の由来は、当時好きだったブランドの頭文字が“s”から始まるモノが多かったことと、お気に入りのカフェにあった「ライム&ミントスカッシュ」というドリンクを飲んだ時の「シュワ〜!」っとくる感覚を、お店に来られたお客様に感じていただけるようなお店にしたいな、と思ったんです。

結果、そんな刺激的なお店というよりは、なんとなくカフェオレのようなほっこり感強めなお店になってる気がしています。」

そう言ってふふふと微笑む彼女自身が、お店をいちばん楽しんでいるようです。

#カラフルに生きよう

#今日も楽しく

#古着って楽しい

Squash 〜スカッシュ〜

〒520-2144 滋賀県大津市大萱1丁目19−19 シルバーハイツ瀬田 107

077−543−0902

営業時間 : 11時00分~19時00分

火曜日 : 定休日

Instagram  @squashstore


エディター:高橋 由衣

https://www.instagram.com/iii.p_qiii/

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