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≪今回取材をしたのはこんなお店≫
今回取材したのは、Tシャツやスウェットをメインとし、品質の良いレギュラー古着などで知られる「RENGA CLOTHING STORE」。高円寺の路地に立地しているにもかかわらず、多くのリピーターに愛されて、今はSNSやウェブショップでも人気を集めています。
お店の外観はレンガ造り。メタル素材の什器がずら並ぶ店内の一角にはウッドテイストのラックが置かれ、クールな中にも温かみが感じられる居心地の良いお店です。
永倉さんの"First" Vintageを教えてください！
一番思い入れの深い古着は‥‥【リーバイス501“66”】
（※ 写真は現在RENGAで取り扱っている「USA 501」。年代は違うが同じような雰囲気でした。）
ファッション雑誌がお手本！古着に目覚めた中学生時代
- 永倉さんが古着と出会ったのはいつ頃からですか？
たしか中学の2、3年ぐらいだったかなと思います。90年代で、古着がブームだった頃ですね。初めて手にした古着はTシャツだったと思うんですけど、お店は上野か原宿の古着屋だったと思います。地元が埼玉だったのでそのあたりで買い物してましたね。
今だと雑誌ってあんまり読まれないかもしれないですけど、当時はファッション誌をたくさん読んでました。そこに載ってた古着屋を目指してみんなで買いに行っていたんですよね。
- 古着が好き！って目覚めたのはいつでしょうか？
目覚めは、中学生ぐらいのときにお年玉を握りしめて買いに行った「リーバイス501 “66”」ですかね。90年代の古着ブームのあとに裏原ブームが来て、高校のときとかは裏原ブランドとかを着ていたんですけど、その辺のブランドもデザインソースは古着だったりするので、大学入ってからは「やっぱ古着じゃん」みたいな感覚で戻ってきてました。その頃から将来はなんらかのかたちで古着屋さんとかかわりたいなって思ってて、大学卒業してからは古着屋さんで働いてましたね。
- 古着を買ったり着たりするときに参考にしているものってありますか？
参考ってほどではないですが、映画がわりと好きで、その中で着てる服（衣装）はやっぱり見ちゃいますね。色合いとか配色、雰囲気とか、そういうところからなんとなくインスピレーションを得てるかなとは思います。でも映画って、年齢によって好きなジャンルが変わるじゃないですか。昔はちょっとひねくれてて「マーベル」作品を観ない派だったんですけど、最近めちゃくちゃ面白いなって思ってて、中でも『アイアンマン』が超好きです。
信頼できるスタッフとともにつくる温かみのあるお店「RENGA」
- 「RENGA」という店名の由来について教えてください。
とくにお店の名前に込めた“想い”みたいなのはないんですけど、まず外観がレンガっぽいつくりだったというのはありますね。あとは、呼びやすくて覚えやすい、お客さんに親しみを感じてもらえる温かみのある名前がいいなと思って「RENGA」にしました。
- 高円寺にお店を作った理由ってありますか？
お店を出す前も高円寺で働いてましたし、好きな街ですし、駅から近いほうがいいなと思ってここにしたんですけど、始めた頃はかなりしんどかったです。高円寺で古着屋さんが多い通りは、駅の反対側なので、始めた頃はお客さんが少なすぎて暇すぎて、辛かったですね。売り上げを立てるために私物の古着もどんどん売っちゃってました（笑）。
- 今の盛況ぶりからは信じられないですね！しんどい時期はどのくらい続いたんですか。
3年ぐらいでしょうか。今は、店頭業務のほとんどをスタッフ任せて、僕は倉庫整理やWeb業務の方をメインに動くっていう感じになってます。安心できるスタッフに恵まれてしあわせです。ふたりともここで働いてもらう前から知り合いで信頼関係はもともとできていたので、もうけっこうふたりにお任せしちゃってます。
太っ腹すぎる!?衝撃的な特典「インスタフォローで永遠に10%オフ」
- RENGAは高円寺でも歴史も長く人気のお店になってますよね。やはりリピーターさんが多いのでしょうか。
インスタをみて来てくださる方が一番多いです。インスタのフォロワーさんは10%オフで買えるので、だいたいみなさんフォローしてくれてますね。リピーターさんへの還元方法ってポイントカードとかいろいろありますけど、このやり方が一番シンプルでいいなと思ってずっとやってます。あと、「フルギフェス with Vintage.City」のときは“フォロワー全品半額特典”でやったら、1日でフォロワーさんが100人増えました。ありがたいことです。
- すごい割引率ですね！それって経営的には厳しくはないんですか。仕入れに秘密がある？
僕は、そのぶんお客さんにたくさんたくさん買ってもらえれば全然いいんです。それに物量もいっぱいにしておいて、その中から選び抜くっていう古着の買い物を楽しんでいただきたくて。仕入れるときは、僕自身が物を見て、サイズ感やコンディションなどをチェックして買い付けてます。自分がいいなと思うものと、基本的にはお客さんに喜んでもらえそうなものを考えてバランスみながらコツコツ仕入れてます。
あと、Tシャツとスウェットの品揃えは多いです。レギュラー古着でも良いものを仕入れられるように気をつけていて、Tシャツとかスウェット、パーカーとかプリント物などは、いつ来ていただいても満足してもらえるようにかなり力を入れてます。
古着初心者が選ぶべきアイテムは「シャツ」の一択
- 古着初心者さんに何かアドバイスをいただけますか？
いろんなお店に行って、いろいろな古着をみて、楽しむことじゃないでしょうか。
- え!?他のお店に行っちゃってもいいんですか？
もちろん、うちにも来てほしいんですけど、やっぱりそれこそジャンルとかテイストとか、時代とか、いろいろなものを見て、着て、楽しむことだと思うんですよね。若いうちにできるだけたくさん接するのがいいと思います。若いうちって、チャレンジするのも失敗するのもどっちもいい経験になるじゃないですか。高い古着とかでなくていいので、苦手意識をもたずにいろいろ着てみたらいいんじゃないですかね。
- おすすめの古着コーデとかアイテムとかありますか？
古着が初心者の方だと、断然シャツがいいと思ってるんですよ。たとえば「ラルフ ローレン」のシャツとかはいいですね。というのも、シャツは意外と着こなしの幅が広いんです。カジュアルにもきれい目にもしっくりくるし、コーディネート自体も楽しめますよね。
それに、お得感もあるんですよ。「ラルフ ローレン」のシャツって新品で買ったらけっこう高いけど、古着だったらたぶん6000円とかで買えるじゃないですか。加えて、着れるシーズンも長いですよね。だから、初心者の方ほど、取り入れやすいんじゃないかなって思ってます。
あとは、結局は、好きに着こなすのが一番いいと思ってます。いろんな古着と出会って、楽しんでほしいです。
RENGA CLOTHING STORE（レンガ クロージング ストア）
〒166-0003
東京都杉並区高円寺南4丁目43−9 宮沢ビル 1階
営業時間：OPEN 14:00-21:00
Instagram：https://www.instagram.com/renga_tokyo/
オンラインストア：https://rengatokyo.official.ec/
エディター：鈴木一禾
フリーライター／エディター。企業オウンドメディア向けコンテンツ作成や編集業務に従事。趣味はピアノとマクラメ編み。
フォトグラファー：endo tomoki
七五三、成人式などをメインに撮影。BARでのカクテル撮影、ムービーなども制作
