【FAONS】長野県松本市のロマンティックな古着屋!トレンド感のあるセレクトで古着に新しい風を!
長野県松本市にある「FAONS(ふぁーんす)」は、レディース古着をメインに仕入れるキュートな古着屋です。中をのぞくと、女の子は絶対に好きなイマドキっぽい雰囲気の古着や、ヘアクリップなどのアクセサリーが所狭しと陳列されています…!
早速お邪魔してみましょう!
フランス語の“小鹿”とオーナーの苗字に由来した店名!
FAONSを一人で切り盛りするオーナー兼バイヤーの鹿川彩佳さんにお話を伺いました。
ーーまず、気になったのが看板のバンビです。店名の由来は何ですか?
鹿川さん:「店の名前は、みなさんから鹿さんと呼ばれてるのと、FAONがフランス語で“小鹿”という意味があり、その二つの意味を持たせて“ふぁーんす”にしました。」
内装のインテリアも、白を基調としていてフェミニンなテイストに。
コテコテの古着好きな人はもちろん、新品の洋服を好む人やセレクトショップでお買い物している人まで幅広いファッションジャンルの人に親しまれやすいクリーンな雰囲気が漂います。
ーーお店周辺は古着屋が多いエリアですか?
鹿川さん:「松本には古着屋が10店舗以上ありますが、FAONSの周りには、服屋やカフェはありません。横はバーで、隣はコインパーキング笑。ただ、立地は駅から降りて1~2分なので、立ち寄りやすいかもしれません。駐輪場が近くにあり、高校生の通学路になっているので、人通りはありますね。」
お店は8~10畳ほどで、一人で切り盛りするのにちょうどいい広さ。ゆっくり接客できるアットホームな雰囲気の店内です。
いい意味で古着らしくないフェミニンな仕入れにしたこだわりは?
ーーフェミニンな洋服がズラリと並んでいますが、仕入れはどこからですか?
鹿川さん:「かわいいアイテムを幅広いジャンルから仕入れています。お店は、2022年の5月で7年目になるんですが、仕入れ先は韓国・アメリカ・カナダ・タイなどさまざまです。仕入れ先を限定せず、自分か可愛いと思ったものをセレクトしています。」
ーーお客さんはどんな方が来ますか?
鹿川さん:「ヴィンテージで古いものを扱っているというよりも、比較的新しめで親しみやすさときれいめな要素を兼ね備えたテイストを取り入れているので、客層も幅広いです。親子で来たり、おばあちゃんが来たり、古着を着ないような方も来てくれます。」
コロナ前は韓国の仕入れがメインでしたが、今は仕入れ先の間口を広げ、独自の世界観を作り出し、主に20~30代の女性が多く来店してくるのだそう。
ーーコロナになってから仕入れや売れ行きに変化はありましたか?
鹿川さん:「おうち時間が増えたのもあって、ゆるっとしたスウェットなどメンズライクなものが売れるようになりました。」
鹿川さん:「トレンドを調査しに、ショッピングモールのマネキンを見に行くと、おうちモードのディスプレイになっていてニーズの変化を感じましたね。ただ、お店のマネキンやコーディネートをマネしてくれるお客さんもいるので、FAONSとしては、ワンピースなどの可愛らしいイメージを変えたくなく、できるだけ女の子っぽさのあるアイテムを中心に仕入れ続けていました。」
松本の中でも、可愛らしいセレクトを代表する古着屋としてのポリシーを感じるお話ですね!
人とのつながりを大切にしたアットホームな店舗運営
ーー今、売れているのは何ですか?
鹿川さん:「ワンピースは特に暖かくなってくると手に取る方が増えてます!前開きのタイプが人気で、ガウンとして羽織ったり、着丈の長いワンピースをパンツと合わせて着る人も多いですね。」
ーーVintageCity内では、ラルフローレンのリメイクシャツが人気ですよね!
鹿川さん:「きれいめメインのお店なので、ベーシックなシャツが残るという時期があり、友達にリメイクをお願いしたところ、それがお客様に好評で!通販でも人気が高く、県外のお客さんからの購入も多い商品です。」
ーー友達に作ってもらったなんて!前職はなにをされていたんですか?
鹿川さん:「バンタンデザイン研究所を卒業し、長野県の古着屋で働いていたので、アパレル系の友人は多いです。アクセサリーも知り合いが作ってくれたものをお店に出すことがあるんです。」
鹿川さん:「他にも、夏のシーズンは、浴衣の生地を仕入れて、友達に浴衣を作ってもらったりしています。ここで浴衣を購入すると、花火大会などのシーズンに着付けのサービスを行っているんです。他にも、浴衣に合う小物なども充実しているのがFAONSの特徴ですね。」
古着屋さんで浴衣は、他ではなかなか見つけられないので、ファンも多そうですね!他にも、成人式の小物など和装に合う髪飾りの相談なども多いそうです。
古着屋さんではありますが、松本市で可愛いレディースファッションの相談ができる“駆け込み寺”的な存在ですね。
長野の古着屋5店舗で開催するUSED CLOTHING MARKET
ーーUSED CLOTHING MARKETについて、教えてください!
鹿川さん:「長野県の松本市・長野市・駒ヶ根市の古着屋5店舗で定期的に開催される合同イベントです。松本市にあるイベントスペース「GNU」の5階を借りているんですが、今回で3回目となります。松本は、新宿から特急あずさで1本で行きやすいので県外からもお客さんも大歓迎です。」
雑居ビルの5階で開催されるイベントながらも、初日の集客数は200人。回数を重ねるごとに、イベントのファンがついているのだとか!お客さんからは、長野県内の古着屋さんを一度に見れるので好評をいただいているそうです。
鹿川さん:「USED CLOTHING MARKETを開催することで、お客さんは新しい古着屋を知ることができるし、古着屋さん同士も、情報の共有ができるんです。イベント自体は定期的に開催しておりまして、長野市など他の地域でも開催したいと考えております!」
このイベントでは、服を店ごとに陳列することはないので、純粋にいろいろな古着を楽しめます。期間限定イベントということもあり、ワクワクした買い物ができますね!
街中で声かけられるほど個性とセンスが光る服!
ーー可愛いデザインに惚れ惚れしてしまいますが、もともと古着は好きだったのですか?
鹿川さん:「バンタンデザイン研究所を卒業してから、アパレルのショップ店員になるときに着る服の自由度の高い古着に惹かれて、長野県の古着屋で働いていました。K-POPや韓国のコスメや美容が好きで、旅行で韓国の古着屋を見に行ったりしていくうちに、どんどん古着の世界に入り込んでいきました。」
ーーやりがいはどんな時感じますか?
鹿川さん:「お客さんがFAONSの服を着ているときに、「その服どこで買ったの?」と言われることが多いと聞くのがうれしいです。刺繍のデニムのジャケットなど、ひねりのあるアイテムは、量産店ではなかなかお目にかかれません。街中でおばちゃんに「素敵ね!」と声かけられたっていう話も聞いたことがあって、やりがいになっています。」
ちょっぴりウエストのデザインが変わっているものや、刺繍が入っているもの、ボタンのディールが凝ってるなど、お客さんが求めているものを敏感にキャッチし、“ここに行けばここでしか手に入らない個性的なアイテムが手に入るお店”へとブランディングしていったのも6年間続いた成功の秘訣でしょう。
地元に親しまれる新タイプの古着屋を目指す
ーー店作りで意識していることは?
鹿川さん:「陳列に関しては、いかに量を出すかを意識して並べています。アクセサリーも多く出しているのも特徴ですね。それから、地元の人から親しまれやすい雰囲気を持つのも大事だと思っています。古いものがたくさん売ってるような古着屋さんではなく、比較的年代の浅い古着を取り入れることで、古着を普段着ないような人にも入りやすい店作りを目指しています。私自身、キャミなどインナーまで含めると全身古着は難しいと思っているので、古着も楽しみつつ、私が好きな韓国ファッションもミックスして取り入れていきたいと思っています。幅広い年齢層のお客さんに、古着も韓国ファッションもミックスしながらオシャレを楽しんでほしいです。」
ーー最後にメッセージをどうぞ!
鹿川さん:「松本は、観光客が多いエリアです。駅から近いので、ゴールデンウィークの観光などで長野にお越しの際はぜひFAONSへ
遊びにいらしてください!
また5月21日には6周年を迎えますので周年イベントも計画しております♡」
VintageCity内でも購入できるので、覗いてみてくださいね♪
FAONS
長野県松本市中央1丁目13−1
0263-88-3171
営業時間:
平日 13:00-19:00
日祝 11:00-18:00
定休日 水曜日
エディター:桐生奈奈子
Instagram:https://www.instagram.com/happynanako0111/