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【西荻窪・古着屋often】築60年のアパートをフルリノベ!古着屋オーナーの"First" Vintage vol. 14-

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東京の西荻窪、中央線線路沿いにある古着屋「西荻古着屋often(オフトン)」は、アパートの一室にて、靴を脱いで上がる隠れ家的な古着屋です。オーナーの岩井さんにお話を伺いました!

岩井さんの"First" Vintageを教えてください!

 

最初に購入した古着は【下北沢CHICAGOで購入したチェックのネルシャツ】

※ 写真はイメージ

ー 初めて購入したお店やエピソードを教えてください!

岩井さん:「90年代初頭、中学生2年生のときに下北沢のCHICAGOでチェックのネルシャツを購入しました。世田谷が実家で、家族も古着が好きなので下北沢は行き慣れた場所でした。ミッキーのリンガーTシャツの上に羽織りたくてアメカジテイストのネルシャツが欲しかったんです。」

ー 小さなころから下北沢で古着を買ってたんですね。

岩井さん:「親や姉が古着を好きだったことと、時代的にアメカジファッションが流行ってたこともあって。アメカジに限らずレトロやモードなど色々なジャンルのファッションテイストにチャレンジしてきました。流行も相まって、少ないお金でやりくりできる古着にひかれたのかもしれないです。」

「西荻古着屋often」は靴を脱いで上がる隠れ家的古着屋!

「西荻古着屋often」がOPENしたのは2年前の2021年。築60年になるアパートの物件をたまたま見つけたのが出会いだったと語ります。

岩井さん:「物件を見るのが趣味で、たまたま好きな街だった西荻窪の不動産屋でこの物件を見つけてしまって。」

ー 古着の聖地ともいえる下北沢を見てきて西荻窪で古着屋を始めた経緯は何でしょう?

岩井さん:「それまで主人の仕事で日本、アメリカと点々としていました。いろいろな土地で暮らしていく中でグッときたのがJR中央線沿いだったんです。西荻窪は、飲食店・アンティークの雑貨屋など個人のお店が多くてディープな街。それでここだったら古着屋を始めてみたいって思えたんです。2人の子育てがひと段したことも大きなきっかけですね。」

ー 目につくのはブルーの壁です。何か思い入れはあったのでしょうか。

岩井さん:「もともとはザ・昭和な感じの物件だったので買い取ってリノベーションしました。このブルーは内見してひらめいてしまって。天井の壁も剥がして一段高くしました。」

ー センスを感じる配色ですが前職は何をされてましたか?

岩井さん:「服飾の専門学校を卒業して、最初に働いたのはヴィンテージとインポートを扱うセレクトショップでした。その後は結婚出産子育てを経て、服飾系に限らず転々としつつ、今もですが基本は主婦です。」

ー お店はアパートの1室かつ3階にあります。お客さんが来るか不安はなかったですか?

岩井さん:「もともとゆっくりやりたかったので問題なかったです。しばらく誰も来ないだろうという気持ちではじめたこともあって、意外といらっしゃってくれてるなと!」

ー どんな経緯でお客さんは来店されるのでしょうか?

岩井さん: 「Instagramが多いです。それと、看板を下に置いておくと近所の人が来てくれます。西荻窪という土地柄なのか、結構覗いてくれる人が多くて。初めて服を買いに来たという中学生からひ孫が生まれたというおばあちゃんまで、いろんな方が遊びに来てくれます。」

客層の幅広さには価格も関係しているのだそう。

岩井さん:「価格を高くしすぎないようにしているのも理由があると思います。気軽に買える、地元の古着屋さんを目指してます。」

ハンガーに洋服を重ねて省スペースとコーディネート提案を両立

ー ディスプレイの工夫点は?

岩井さん: 「スペースを最大限生かしたかったので、ラックにたくさんの服を掛けるように陳列したのが工夫点です。また、ほとんど全部の服をハンガーに重ね着してディプレイしてあります。」

ー 重ね着されているとコーディネートが浮かびやすいですね。仕入れる古着はどのように選んでいますか?

岩井さん: 「ちょっと“変なもの”っていうんですかね、ベーシックなものでも少しひねってあるものが好きなんです。自分がビビッときたものだけが基準なので年代やブランドにはこだわってません。

店内にはバッグや帽子、アクセサリーからキッズアイテムも陳列されています。

岩井さん: 「キッズアイテムは要望があって置いてます。アクセサリーやつけ襟などちょっとしたものは姉がハンドメイドしたもので好評です♪」

岩井さんの接客スタイルは自然体そのもの。あいさつ程度はするものの適度な距離を保ってくれるのでじっくりと好きな古着を見つけることができます。

古着初心者にはとにかく「どんどん着てみる」ことがおすすめ!

ー 岩井さんが古着初心者におすすめしたいアイテムとは?

岩井さん: 「古着に慣れてない方は、ファストブランドなど手持ちのものと一緒に一点だけ古着を取り入れてみてはどうでしょうか。」

ー 特にお店としておすすめしたいアイテムは?

岩井さん: 「「西荻古着屋often」は柄物が多い古着屋です。シンプルなニットの下に柄物を少し入れると印象が変わって楽しめます。

古着に挑戦したい人には、気になるものをどんどん試してみて欲しいです。いろいろ着ていくと自分の好きなスタイルが確立されていくのではと思います。」

築60年のアパートも古着も。歴史を刻んだ証が垣間見えるのが魅力

岩井さん: 「古着は、いつ・誰がどのように着てたんだろう?と過去の時間に思いを巡らせる面白さがあります。築60年になるこの物件もそうですが、時間とともに自然とできた風合いが好きなんです。長年の間にいろいろな人が関わって今ここにあると思うとワクワクします。」

そこで持ち出して下さったのが、名前が入ったアウター。昔の持ち主の名前が入っているとグッとくるのだそう!

ー 今後の展望は?

岩井さん: 「この地で、自分の目の届く範囲でのんびりやりたいので店舗を大きくしたり増やしたりというような野望(?)はありませんが、色んな地方にPOP UP的に行ってみたいです!オンラインで購入して下さる遠方に住むお客さんともリアルで会えたらいいなとよく思っています。」

洋服に限らず古いものに愛着を感じずにはいられない、というお話は古着好きに刺さるお話だったのではないでしょうか。ふらっと立ち寄りたくなる自然体な西荻古着屋oftenへ足を運んでみてはいかがでしょうか♪


西荻古着屋often

〒167-0042

東京都杉並区西荻北2-1-3シャトルマンション301

営業時間:13:00 ~18:00

定休日 :不定休(SNSにてご確認下さい) 


エディター:桐生奈奈子 

Instagram: @happynanako0111

フォトグラファー:Kenya Shiina

写真はもちろん、クリエイティブ映像作家としても活動。

MVや企業PVをメインに多彩なジャンルの映像を制作している。

Instagram: @kenya_shiina

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