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【仙台市・古着屋0413】 居心地の良さと笑顔をすべての人に。古着ファンのための隠れ家- 古着屋オーナーの"First" Vintage vol. 29

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≪今回取材をしたのはこんなお店≫

仙台市の中心部からは離れた場所に店舗を構える「古着屋0413」。Tシャツやスウェットを中心としたこだわりのアイテムが人気を呼び、オープンして1年足らずながら、着実にファンを集めています。古着への想いやイチオシのアイテムなどについて、代表の石川さんにお聞きしました!

見出し1:石川さんの"First" Vintageを教えてください!

最初に購入した古着は‥‥ 【CONVERSEのCT70】

——初めて購入したアイテムについて教えてください。

大学生のとき、シンガーソングライターのaikoが好きで、友人らと一緒にライブに行ったりしていたんです。そんな彼女がオーバーオールに合わせて履いているのを見て、いいなと。

たまたま行った仙台市のお店で同じカラーのものを見つけて購入しました。

古着好きな大学の友達に連れていってもらったお店でした。当時、仙台には街中に古着屋さんがたくさんあったので、どんなお店だったかまでは覚えていないですね。

——どうして古着屋を立ち上げたのですか?

大学時代にアルバイトをしていた、アメリカ発の人気アウトドア・カジュアルブランドの会社に卒業後そのまま就職しました。高校時代から大好きなブランドでしたが、震災を機に退職し、実家に戻って仕事を探しているときに出会ったのが、リサイクルショップ。接客の良さに惹かれ、そこで働き始めました。

リサイクルショップで古着や人との付き合いなどを勉強させてもらっているうちに、元上司から声をかけられて、以前に働いていた会社に再就職したんです。ところが、それから2年もしないうちに倒産してしまって……。

リサイクルショップで一緒に働いていた今の代表から誘われて、2022年の6月にこの店をオープンしました。

実はもともと古着をネット販売する予定だったんですが、お店もオープンしようということになったんです。会社の代表と私の住んでいるところが離れているので、ちょうどその中間地点ということでいまの場所を選びました。

でも、お客様からは「なぜココに?」と聞かれることが多いです(笑)。

隠れ家的に感じて頂く方も多いので、魅力の一つになっています。

——店名の由来について教えてください。

店名は、会社を登記した日が4月13日だったので、それにちなんで「0413(ゼロヨンイチサン)」に。数字を全部足すと末広がりの「八」。縁起が良さそうということでこの名前にしています。

数字が名前のお店ってなかなかないので、覚えてもらえやすいかなという気持ちもありました。

見出し2:隠れ家のような居心地の良さを

——インテリアで気をつけていることはありますか?

店内が狭いので、スペースをできるだけ有効活用したくて、なるべく季節物を多く並べるようにしています。

ブランドやリサイクルショップでの売り場づくりの経験を活かして、目立つアイテムやおもしろい商品をハンガーに掛けるなど、手に取りやすさ、目に付きやすさを意識しています。隠れ家的なイメージにしていけたらいいですね。

——どんなお客様がいらっしゃいますか?

20〜30代の男性が多いですね。あとは近くの高校に通う生徒さんたちが帰りに寄ってくれたり、ご近所の方がふらりと立ち寄ってくださったり、幅広い方に来ていただいています。

先日、60代くらいの女性が80sのアディダスのスウェットを買っていかれたこともありましたよ。

「中心部から離れたところにあるので気になって来てみた」という方も。駐車場があるので、移動に車を使っている方のご利用も多いですね。

——接客で心がけていることはありますか?

狭い店ですが、気持ちよく過ごしていただきたいと思っています。笑顔で挨拶してくださる方もいれば、会釈だけしてくださる方もいるので、入店時のお客様の様子を見て、それぞれに合った対応を心がけるようにしています。

特に意識しているのは、お店が狭くても、お客様に少しでも多くの商品を見てもらえるようにすることです。ご来店して頂いたお客様に寄り添った接客を心掛けています。

帰り際の挨拶も特に大事にしていることの一つです。

ひとりでじっくり商品を探したそうな方にはゆっくり見ていただいております。ただ、ブランドで働いていたときのお客様がいまも毎週のように来てくだっていて。そんなときは2時間ほど話し込むこともありますよ。

見出し3:人気のアメカジアイテムを中心とした好評のラインナップ

——どういったアイテムを取り扱っていますか?

オールジャンルで、自分が見て本当にいいと思ったもの、おもしろいと思ったものを入れるようにしています。ただやっぱり、個人的に好きなスウェットやTシャツが多くなっていますね。

年代として多いのは、80〜90年代。自分が「懐かしい」と思えるものが中心ですね。

最近、目付きのリバースウィーブがまとめて入荷しました。コンディションを確かめた上で買っていただきたいと考えているので、オンラインでは販売していません。珍しい色が揃っているので、気になる方はぜひいらしてください!

——石川さん自身も、アメカジアイテムがお好きなんですか?

基本的にスウェットとTシャツが好きですね。あとはスポーツ系のアイテム。トラックジャケットなどもよく着ています。いろいろ着ますが、ジーンズはリーバイス、スウェットはチャンピオン、スニーカーはナイキという感じで王道を行くようになってきました。

若い頃にバスケをやっていたので、その影響もあると思います。今は息子や娘もやっているので、応援したり、一緒にプレーしたりしていますよ。

——どのくらいの頻度で商品の仕入れをしていますか?こだわりと合わせて教えてください。

月に1〜2回、100点くらいですね。自分でピックもしにいきますが、懇意にしている卸さんからまとめて買うこともあります。

アイテムはインスピレーションで選んでいます。あとは、トレンドにもアンテナを張っていて、雑誌やドラマで取り上げられたものを選ぶことも多いですね。

店舗では古着やスニーカーなど、お客様からの買取も行っています。古着として買取をしているので喜んで頂いてます。

見出し4:自分の好きなものを自由に着ていただくためのお手伝いを

——古着初心者の方に、古着の楽しみ方のアドバイスをいただけますか?

自分の好きなものを自由に着ていただきたいと思っています。この前、10代ぐらいの男の子が来店してくれて、自分が着ているラルフのTシャツを指差して「初めて古着を買ったんですよ」と、とても嬉しそうに話していました。

古着を持っていること、着ていること自体が楽しいなど、古着に興味を持ってくれる人が1人でも2人でも増えればいいと思いますし、そのお手伝いができればうれしいですね。

僕は古着屋さんに行くと、3時間とか長居してしまうんですが、そうやってこのお店に来て本当に好きだと思えるものを見つけてくれたら、最高に幸せだと思います。

——今後、どんなお店にしていきたいですか?

良いものを未来に伝えていく、残していくという意味でも、古着にはとても意義があると考えています。私たちだけでできることは限られているので、こうやってVintage Cityさんなどで取り上げていただき、「0413」という名前を多くの人に知っていただきながら、古着文化に貢献していければと思っています。

以前のブランドの仕事も、いまのポジションも、誘われて働き始めたという石川さん。たった1時間ほどの取材でしたが、多くの人から慕われるとても魅力的なパーソナリティが伝わってきて、「初めて古着を買うならこんな人から買いたい!」と思いました。

お近くにお住まいの方はもちろん、遠方にお住まいの方も、機会があればぜひ立ち寄ってみてください!


古着屋0413

宮城県仙台市若林区沖野6丁目24-1-103

営業時間:12:00〜18:00

定休日:不定休(基本日祝)

Instagram:https://www.instagram.com/0413_stockroom/


エディター:Yoshihiro

ヴィンテージフリークのフリーライター。ファッションEC批評を中心にウェブメディアの幅広い領域で活動中。趣味はひとりで古着屋巡りをすること。好きな食べ物は、うに。

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