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【大阪・Gold】ヴィンテージレザーからユーロミリタリーまで。希少なアイテムが見つかるお店- 古着屋オーナーの"First" Vintage vol.32

11ヶ月前閲覧 708

≪今回取材をしたのはこんなお店≫ 

今回は、コアなファンの多いユーロミリタリーやヴィンテージレザー、アメカジまで、一点物のヴィンテージが揃う「古着屋Gold」を取材しました。独自に開いた海外ルートを使って、オーナーが自ら仕入れも行う本格的なユーロヴィンテージ古着屋さんです。

今回の記事の公開を記念して、2023年6月2日(金)~6月11日(日)まで全商品対象の20%オフクーポンを配布します✨

この機会をお見逃しなく!

山田さんの"First" Vintageを教えてください

一番最初に買ったブランドヴィンテージは‥‥【チャンピオンのリバースウィーブ】

――山田さんはいつ頃から古着が好きだったのですか?

僕が高校生の頃は、ダボッとしたシルエットだったり頭にバンダナ巻いたりする「Bボーイ」カルチャーが流行っていたので、それもあってストリート系のファッションが好きでした。

古着自体にはそこまで強く興味をもっていたわけではないんですが、当時、地元で地域活性化の一環で18歳未満の人に2万円分ぐらいの商品券を国が配布していたんです。そのうちの5000円ほどを使って、コンテナを改装した古着屋で「Champion(チャンピオン)」の「リバースウィーブ」を買いました。環それ装が一番最初に買った古着だと思います。

――古着の仕事をするようになったのはどういったきっかけですか?

もともと大学生のときに「SPINNS(スピンズ)」姫路店でアルバイトしたのが始まりで、その後「総合リサイクルショップ」に勤めて、海外買い付けや店舗の売り場作り、展開や販売までのノウハウを身につけました。

広いフロアの売り場で好きなようにレイアウトを組ませてもらえたり、古着にまつわる仕事がすごく楽しくて、刺激的な毎日でした。

“どう見えるか”よりも“何を扱っているか”が大切

――お店の名前、「Gold」と聞くとどちらかというとジュエリーをイメージしますよね。

実は10年前に古着屋を始めるまでは、「金・プラチナ」を扱っていたんです。そこから単純に「Gold」ってつけたんですけど、とにかくなじみやすく親しみやすい、覚えてもらいやすい屋号がいいなと思って付けました。名前だけこだわってかっこいいのをつけるよりもシンプルでいいかなと思っています。

当時は、「アベイシングエイプ」や「コム デ ギャルソン」、「ヨウジヤマモト」などのブランド古着を販売していました。僕自身はストリートブランドがずっと好きだったんですが、売れるものを優先的に扱っていた時期ですね。

――都心部ではなく、東住吉区に実店舗を構えることにしたきっかけを教えてください。

この店はオンラインで販売していたときから使っていた倉庫だったんです。10年近くオンラインで販売して、その後、昨年(2022年)3月に店舗としてオープンしました。

だから、新たに発生する家賃もないですし、最低限のリスクで店舗展開をスタートしたかたちですね。見栄をはる必要もないですし。

――店舗をもってよかったことはなんですか?

直接お客さまに服のことを説明したり、相談にのったりするのも楽しいですし、お客さまから感想を聞けるので充実しています。

やっぱり商売の一番の醍醐味は、こういうところにあると改めて感じています。おかげさまで、リピーターさんにも恵まれて、従業員にも個性あふれるやつが集まってきてくれていて、ありがたいですね。

今、8〜9月のオープンを目指して2号店の準備してるので、どんなお客さまと会えるのかなと楽しみにしながら秋冬のラインナップを集めています。

独自に開いた海外ルートで相方と一緒にお宝探し

――掘り出し物が揃っている印象なのですが、どうやって仕入れているんですか?

知っているルートを使って海外買い付けをしています。宮崎で古着屋をやっている相方と一緒に、5〜6年前に海外に買い付けに行き始めたのが最初。コロナ前は年間6回ぐらい行ってたんですけど、今は、2〜3回です。

ヨーロッパがメインで、あとはアジア。パキスタンやカンボジア、タイ、最近はインドネシアルートもありますね。そのときどきの相場を読んでルートを決めて、2〜3週間ぐらい行きます。

――良い物は相方さんと取り合いになったりとかはしないんですか?(笑)

めっちゃします。いい商品を見つけたときは、内心「ヤバイな」って思っても最初は黙っておいて、しれっと買おうとします。でも会計のときにバレるので、それこそもう口喧嘩になってしまうようなときもあります。

先日の買い付けでも、 LANGLITZ LEATHERS(ラングリッツレザー)のお宝、レザーパンツが1本見つかったんですけど、最後はジャンケンで決めました。基本的には、お宝の山を見つけたときは仲良く分け合うようにしてはいます(笑)。

――古着の知識はどうやって身につけてこられたんですか?

5〜6年前に海外進出するときからの知識ではあるんですけど、インスタなんかのネットで調べるような情報集めだけではやっぱり足りなくて、現地に行って物を買って、それを販売してはじめて脳みそに残ると思うんです。座学だけでは補いきれないものがある。どうしても体験が大事ですね。

たとえば、背中にステンシルがあしらわれたジャケットを見つけて、「このデザインめっちゃかっこええやん!」って思って、買って帰って調べたらとんでもないヴィンテージアイテムだったっていうような経験はけっこうありますね。

第一印象、シックスセンスが大切なんですよ。自分の目で見たときの感覚はやっぱり合ってることが多いし、合ってることが多いですね。「買う」「売る」を繰り返して経験値を上げていくことが一番ですね。

「Gold」流“古着の楽しみ方”

――ミリタリーアイテムをうまく着こなすためのコツがあれば教えてください。

迷彩柄などの個性的なアイテムは、着てみないとその良さがわからない場合がすごく多いので、どんどん試着してコーディネートをイメージすることですね。僕は派手な服が好きなので、もっと柄ものをおすすめしたいなと思っているんですよ。

柄ものって、人の記憶に残りますよね。街を歩いてて、二度見されるぐらいでちょうどいいと思ってるんです。見た人が家に帰ってから、「ちょっと聞いてや、全身迷彩の人がおって」って話題にしたくなるぐらいがいいんじゃないですかね。個性をアピールできるのが古着の良さでもありますので。

柄ものに慣れていない方は、たとえば迷彩パンツと白いTシャツの着合わせはチャレンジしやすいですよね。迷彩柄によっては、おとなしい色味のものもありますし。

あとは、「軍もの」といっても迷彩だけではなくて無地もあります。「緑」がトレンドカラーになっているので、ファッションの一部に緑色をアクセントとしていれる意味で、軍ものアイテムを使うという着こなしもできますよね。

――ミリタリーって女性が着こなすのが難しい印象があるのですが、おすすめのアイテムはありますか?

ビッグシルエットは流行っているので、女性も素敵に着こなしていただけると思います。アイテムで言えば、セーラーシャツやセーラーパンツなんかはディテールがおしゃれなので、おすすめです。

清潔感も大事だと思うので、基本的には全商品洗濯とアイロンはしっかりやるようにしています。レザーなんかは、オイルで手仕上げをしたり、ものを見て見極めて業者に出したりなど、メンテナンスを徹底していますよ。

【迷彩パンツ】おすすめアイテム&コーデ見本帖

■ 「タイガー カモ」

ベトナム戦争のときに使われていたもので、すごく有名な迷彩柄。人気がずっと続いているので、継続的に値段は高めだが、復刻であれば7900円ほど(オリジナルであれば、3〜4万円ほど)で販売されています。ライトイエローのジャケットやハンチングなどと合わせるとほどよく爽やかなコディネートに仕上がります。

■ 「トライバル カモ」

米軍使用の迷彩パンツで、「シュプリーム」や「ナンバーナイン」も起用したことで知られる迷彩柄。見慣れない柄なので、人とかぶることもなく、おすすめです。

コアなファンが多い。

■ 「チョコチップ カモ」

米軍の1980年代湾岸戦争で使われたものなので、砂漠地帯などでの着用に適した迷彩柄。「チョコチップ」は着やすさもあって、現在人気が跳ね上がっている商品です。ネイビーのパーカーと合わせて。足元は、明るめのブラウンで統一感を出すとまとまりやすいです。

■ 「アルペン カモ」

「Gold」で一番推しているのがこちら。スイス軍の山岳部隊が使っている迷彩柄で、迷彩柄に見えないぐらいの派手さが特徴です。昔から知られていて人気のストリート系ブランドなどでも使われています。オレンジのTシャツや、カラフルなビーズアクセサリーなどを合わせた鮮やかな配色で、夏にぴったりのコーディネートに。

なかなか出ないお宝アイテムが見つかる「Gold」さん。ミリタリーアイテムをコーデに取り入れるなら、まずはこちらで探してみてはいかがでしょうか?


古着屋Gold(ゴールド)

住所:大阪市東住吉区山坂3-9-18

電話:06-7710-3990/090-3895-7026

メール:goldwears@gmail.com

定休日:不定休

営業時間:11:00〜19:00

公式ホームページ:https://goldwears.base.shop/

インスタグラムアカウント:@gold_vintage_brand


エディター:鈴木一禾

フリーライター/エディター。企業オウンドメディア向けコンテンツ作成や編集業務に従事。趣味はピアノとマクラメ編み。

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