【渋谷 SOTA JAPAN】ティファニーやディオールなど、厳選されたハイブランドヴィンテージを取り扱うお店 – 古着屋オーナーの"First" Vintage vol.52–
今回ご紹介するのは渋谷と青山の中間にある、豊富なアクセサリーと厳選されたハイブランド古着が揃うお店、SOTA JAPAN(ソータ ジャパン)です。
― 田口さんの"First" Vintageを教えてください!
※上記はイメージです
― 最初に購入した古着は・・・【Levi’s501赤耳だったと思います。】
以前原宿にGOLLEYS(ゴリーズ)という古着屋があったのですが、確かそこで買った
Levi’s501の赤耳だったと思います。その頃、ヴィンテージレプリカジーンズがブームで
みんな新品から自分で色を落として育てていたのですが、それが無理で最初からいい感じに色落ちした501を買って履いていました。
1990年代中頃だったと思うのですが藤原ヒロシさんがHERMES(エルメス)などをストリートファッションに落とし込んでいたのが新鮮で、そのミックス感が好きだったというか、そういうギャップ感が好きで、その501にハイブランドのものを合わせたりもしていました。
― SOTAJAPANを開店されてから移転なども経て、もう長くお店をやられていますが、なぜブランドヴィンテージを主力商品にしたのでしょうか?そのきっかけを教えてください。
最初は働きながらオークションサイトで自分がセレクトしたものを売っていたりしたのですが『これだけでやっていけるな』というタイミングがありまして、開業してニューヨークに買い付けに行くのですが、そのときは古着というよりは新品で日本にないハイブランドやモード系というかデザイナーズものなどを買い付けてくるという感じで始まったのがきっかけです。
主力はTiffany & Co.のユーズドジュエリーなのですが、取り扱いを始めた頃は他に同じようなことをやっているお店が少なかったというのもこのお店の特色になったと思います。
― 店名の由来を教えてください。
開業した頃はオンラインストアのみだったので、検索にヒットしやすい名前をと考えたときに造語にしようと思いまして、“State Of The Art” 最先端の、という意味でその頭文字を取ってSOTAとしてSOTA JAPANにしました。
― 取り扱いをしているアイテムはどんなものが多いですか?
先程もお話しさせてもらったTiffany & Co.のジュエリーが多いです。
8年ぐらいまではハイブランドの新品の洋服を仕入れていたのですが、その頃はハイブランドのジュエリーを新品で買い付けて売るということが頭の中にはなくて、古着も仕入れるようになったときに、ユーズドのジュエリーなら古着と同じょうに仕入れて売ることができるのではないかと思い、Tiffany & Co.をはじめとして、HERMESやDIOR(ディオール)などをラインナップしています。バッグ類はLouis Vuitton(ルイヴィトン)やCartier(カルティエ)やPRADA(プラダ)、Loewe(ロエベ)などが今は充実しています。
洋服でいうとBurberry(バーバリー)が多いです。
ずっと残る良いブランドというものを買い付けていますね。
Burberryも1990年代ぐらいのものが多いですね。
あとはサングラスのRay-Ban(レイバン)も多めに取り合っています。ボシュロム社がやっていた1999年までのMADE IN USAのものだけをセレクトして入れています。
今はもう作っていないというところがポイントですよね。
Wayfarer(ウェイファーラー)をはじめ、Clubmaster(クラブマスター)などいろいろとあるのですが、レンズが大きく日本人の顔には合うと言われているWAYFARER II (ウェイファーラーII)が日本では人気です。
― 店内のインテリア、商品の陳列など、どのようなこだわりがありますか?
インテリアは白を基調としています。色は陳列した商品がつけてくれると思うので、
以前のお店から一貫して白で統一しています。海外で見た店で『好きだな』と思うお店がそういう世界観だったというのもありますね。
床は以前の店舗では無機質なコンクリートとかにしていたのですが、今はジュアリーがあるので万が一落としたりしても大丈夫なようにカーペットを敷いています。
― 仕入れる時のこだわりはありますか?
仕入れのこだわりはセレクトですね。Tiffany & Co.のジュエリーにしてもBurberryの洋服にしても他のブランドも1点1点自分でセレクトするということを大切にしています。量をたくさん揃えるわけではなく、「今、Tiffany & Co.のこれが良いんだよね」みたいなところに、こだわりを持っていますね。トレンドを見据えて品揃えをするようにしています。
― 12月になりましたが、ホリデーギフトとしておすすめ商品を教えてください!
ホリデーシーズンはやっぱりジュエリーだと思います。18金を使ったTiffany & Co.のアイテムなどがおすすめです。
手前のアイテムは、ラブノットという名前のバングルとフックアンドアイというリングなどがおすすめですがTiffany & Co.は他にも豊富に揃えております。
それからDIORのネックレスもおすすめです。
洋服ですとBurberryのダッフルコートとバッグだとロエベのスエードシリーズがおすすめです。
他にはPRADA(プラダ)CELINE(セリーヌ)なども主力ブランドとして仕入れていますがその時々によって品揃えに変化はあります。
― アパレルも扱っていますが、これからの季節にぴったりのアイテムや入荷情報があれば教えてく ださい!
新品になるのですが、US企画のChampion(チャンピオン)のリバースウィーブやアメリカの有名セレクトショップ Urban Outfitters(アーバン アウトフィッターズ)のアイテムを買い付けています。近年すごくデザインもプライス感も良いんです。別注のNEW ERA(ニューエラ)はヤンキースマークがチェーンステッチになっていて、他にはあまりないようなアイテムを見つけるとセレクトするようにしています。
― 今後、大きいイベントの出店も控えているんですよね!?
Vintage.City主催の2023冬『フルギフェス®with Vintage.City』に出店いたします。
前回参加させてもらった時はブランドジュエリーのみのラインナップで参加させてもらって、すごく好評をいただきましたので、今回も楽しみにしています。
こういう機会に直接いろいろなお客さんとお話させてもらってSOTA JAPANのことをもっとしてもらえたら良いなと思います。
【イベント詳細】
■ イベント名:フルギフェス® with Vintage.City
■ 日時:2023年12月17日(日)9:00~19: 00
■ 場所:東京ビックサイト 東1・東2ホール
■ 入場料:500円
― 田口さんにとって古着、ヴィンテージとは?
ハイブランドの新品の買い付けから始まり、古着を取り扱うようになってから価値観が少し変わってきた気がします。扱うものは同じハイブランドでも、古着だとプライス面も買いやすくなりますし、エッジの効いたものを揃えるというよりはその時代、時代で作られたものを掘り起こすというような感覚で『この時代のこれ、今良いでしょ!?』というふうに古着に携わっている感じです。
お話を伺ってきて、田口さんの目利きというかセレクト力をすごく感じました。
そして何と言ってもプライスがどれも良心的なところも素敵です。
田口さん曰く「プライスはかなり気を使っています。自分がお客さんだったとして欲しくなるぐらいの値段に設定するように心がけています。」とお話をしてくれました。
SOTA JAPAN、ハイブランドだからといって気負わずにお買いものに来れるお店だと思います。
SOTA JAPAN
■ Vintage.City : https://vintage.city/users/558340
■ Instagram : https://www.instagram.com/sota_japan_selectshop/
東京都渋谷区渋谷1丁目5−12 第2西青山ビル4階
03-6427-7093
営業時間13:00―20:00
エディター:伊藤孝法