今回お話しをうかがったのは埼玉県三郷市にある”服の消費が激しいスケーターのための古着屋” OLD GREENのオーナー篠田大輝さん。
スケーターが好む古着屋を22歳の若さでオープンした篠田さんに、古着との出会いから聞いてみました。
篠田さんの"First"Vintageを
教えてください！
最初に購入した古着は・・・【カーハートのデトロイトジャケット】
20歳の頃にスケートボードを始めて、カッコいいなと思っていたスケーターが着ていたのがこのカーハードのデトロイトジャケット。
スケーターの方に教えてもらった越谷の古着屋で同じデザインのものを購入しました。
それ以来、週に一度は古着屋に通うようになり古着の魅力にどんどんはまっていきました。
スケボーを始めたから出会えた、思い出の古着です。
古着が気になっているけどまだチャレンジをした事がない人は、ひとまず古着屋のお店に足を運んでみてください！
スケートボード仲間と始めた
"スケーター好みの古着を安価で
販売"する古着屋OLD GREEN
オーナーの篠田さんにお店についてインタビューしました！
古着屋OLD GREENについて教えてください！
篠田さん ： スケーターが好む古着を安価で販売するのがコンセプトの古着屋です。
スケーターが好きな古着とはどのようなものですか？
篠田さん ： スケーターが意識しているのはシルエットと値段です。
パンツは太めでトップスはナイロンのプルオーバーのものなどオーバーサイズで楽なものが好きです。
そしてスケボー好きは色んなものにお金を使わず、スケボーに乗れればいい、と言う人が多いので、安くてシルエットが良い古着が最優先なんです。
“スケーター向けの古着屋”、と謳っているお店をほとんど聞いたことがなくて、とても面白いと思いました。
篠田さん ： はい、そんなに無いと思います。僕は20歳の頃にスケボーを始めて、スケーターが古着を着ていたことから古着が好きになり、一般的な古着屋に買いに行っても、求めているものが案外見つからなくて。
なのでスケーター好みの古着を取り扱っています。
古着屋をオープンするまでの経緯を教えてください！
篠田さん ： スケボーを始めてからはスケボーの事しか考えられなくなり、最初は就職したのですが全然合わず、好きなことに絞ろう！とスケートボードショップで働き始めました。そして古着も好きになっていたので、副業で古着の転売をしていたんです。
その時に古着屋を回っていく中で、自分たちでも出来るのでは？と思い、スケーター仲間に声をかけて、ちょっとみんなでやっちゃわない？、って感じで店を出すまでに至りました。
どのように古着を仕入れているのですか？
篠田さん ： 最初は千葉にある倉庫に通っていました。そこから色んな所に通うようになり、取引先の方に良くしてもらい、助けられています。
なるべく安く仕入れて、なるべく安く売るスタイルなので、掘出物も低価格で回してもらえたり、取引先のおかげで今も店が運営できています。
現在の店舗を選んだ理由を教えてください！
篠田さん ： ずっと埼玉に住んでいて、自分の地元でやりたかったのが理由の一つです。そして、最寄り駅から徒歩40分くらいかかるけれど、隠れ家のような場所が良かったです。おばあちゃん家や実家に帰るような、一人でも行きやすいお店を目指しました。
OLD GREENの店名の由来は？
篠田さん ： 僕が緑が好きなのと、お店に入ったときに壁が砂壁の年季の入った古い緑だったので、それでOLD GREENと名付けました。
OLD GREENにはどんな方が古着を買いに来るのですか？
篠田さん ： お客様の年齢層は18歳から25歳くらいの方が多いです。
スケーターの方は他県からも来てくださいます。
スケーターではないお客様ももちろんいらして、近くの高校の学生は学校終わりに自転車で来てくれたり、スケーターと仲の良い女の子のお客様も最近増えてきました。
他県から埼玉まで訪れるきっかけが古着屋なんてすごいですね！
何か工夫している点はあるのでしょうか？
篠田さん ： スケボーのトリックをしてくれたら割引する”トリック割”というサービスをしているんです。
何ですか！その面白そうなサービス！
篠田さん ： 店の下にスケボーが出来るスペースがあって、トリックをしてくれたら10%から40%の割引になります。
40%はなかなか出ないけれど、僕が見て”このトリックやべぇ！”と思ったら40%オフです。
その場の審査で割引率が決まるのですね！
篠田さん ： それを目当てに他県からスケーター達が来てくれていますね。
つい先日も、”OLD GREEN旅行”と山梨からスケーターの子達が仲間同士で来てくれたばかりです。
スケボーは自分で持ってくるものなんですか？
篠田さん ： 皆さん大体自分のスケボーを持って来ます。人の板だと出来るものも出来なかったりするので。
“トリック割”の他に”購入者限定ゼロ円サービス”コーナーも♪
なるほど。興味深いスケボーの世界！古着を買いに行ってスケボーにちなんだイベントがあるなんて楽しいし、スケート仲間との出会いにもなりそう。
篠田さん ： 自分も地元の仲間としか遊んでいなかったんですけど、スケボーを始めたら色んな繋がりが出来ましたね。OLD GREENのお客様同士が友達になったりとかもあります。
OLD GREENのスタッフの存在無くしてお客様同士が仲良くなることはないと思いますが、接客で心がけていることは何でしょうか。
篠田さん ： 僕がお店で話しかけられるのがあまり好きではないので、自分からはあまりいかないで、とだけスタッフには伝えています。
聞かれたら答える、困っていそうだったら声をかけてあげてね、と。
若いお客様はお店の居心地がいいと言ってくださって、どんどん仲良くなっていっています。
それほど値段が変わらないお店があっても、OLD GREENを選んで来てくれている感じはします。
接客しているスタッフが皆キャラが濃くて面白いので。
インスタグラムのスタイリングがオシャレだなといつも拝見しているのですが、どなたがされているのですか？
篠田さん ： 全部スタッフの子達が考えてくれています。
女性のお客様が増えたので、スケーターではない女性スタッフも入ってもらっています。
全員、僕より年下の21歳とかで、若くて優秀なスタッフのみんなに助けられています。
古着屋OLD GREENとして今後展開していきたいことはありますか？
篠田さん ： 2号店は出したいと思っています。駅の近くはあえて狙わず、今の店舗と同じように駅から離れたところに出したいです。
そして、やるからにはもっと大きくしたいという気持ちがあるので、オンライン販売をもっと拡げていきたいです。
オンラインショップに掲載の商品と店舗で違いはありますか？
篠田さん ： 変えていないです。ノーブランドだけでなく、ノースフェイス、カーハート、アディダスなど人気の定番古着アイテムもOLD GREENの店舗と同様に出来るだけ安く販売できるよう努めています。
お話しを聞いていると、古着に興味があるけれどまだ買って着たことがない人と、スケボーに興味があるけど未経験の人って似ていると思います。
そんな一歩踏み出したいけど何から始めたらいいかわからない人にOLD GREENはぴったりのお店な気がします。
篠田さん ： 時々、スケボーをやってみたいという未経験の方もいらっしゃいますね。
トリック割用に店でもスケボーを一応用意しているので、怪我をしないような簡単な技を教えてあげたりしています。
日本全国＆世界のスケボーカルチャーやスケーターとも色んなことが出来そう！
篠田さん ： 以前、スケボーのパーツを売っている方達とコラボをしたことがあります。
他にもスケボー関連の動画を上げてるYoutuberさんから声がかかったり。
そして、スケボーパークはいずれ造りたいですね！
スケボーパーク×古着屋を実現させたいです！
本日はたくさんのお話しをありがとうございました♪
スケボーと古着が好き、だけどまわりに同じ趣味の人がいない・・・。そんな方は是非OLD GREENを訪れてみてください！
店舗スタッフや他のお客様とスケボーという共通項で距離が縮まること間違い無しです。
古着屋OLD GREEN
カジュアルアメリカンヨーロピアンミリタリーストリート
住所 ： 〒341-0056 埼玉県三郷市番匠免１丁目９７
Open ： 月ー金曜日 午後2時 - 午後9時 / 土・日曜日 午後1時 - 午後9時
Instagram ： https://www.instagram.com/furugi_oldgreen/
エディター ： 上月マキ
