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【高円寺・Largo(ラルゴ)】自分らしい自然体のおしゃれな古着コーデを目指すならここへ - 古着屋オーナーの"First" Vintage vol.17

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≪今回取材をしたのはこんなお店≫ 

中央線沿い、濃いめのサブカルチャーで盛り上がりをみせる高円寺。今や下北沢と並んで古着屋の街としても名が通るようになったこの街で、ひときわシックでモダンな雰囲気を醸し出し、圧倒的な存在感で古着好きを魅了する「Largo(ラルゴ)」を取材してきました。

創業は2018年。スタイリッシュな外観の店内に足を踏み入れると、落ち着いた色味やゆったりしたオーバーサイズ気味の古着たちが出迎えてくれます。オーナーが自ら厳選して仕入れたアイテムが暖かな白熱光の灯りに包まれて整然と陳列される様子は、まるでアートミュージアムのようです。

斉藤さんの"First" Vintageを教えてください!

最初に購入した古着は‥‥ 【ブルックス ブラザーズ(Brooks Brothers)、ストライプ柄のシャツ】

(※ 写真はLargoで取り扱っているシャツ。このシャツと同じような色味とシルエットで、柄はストライプだったのだそう。)

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初めて古着を購入されたのはいつ頃だったんですか?

古着を初めて買ったのは20代前半、22歳ぐらいだったかなと思います。大阪の大学を卒業して、地元の福岡に一時的に戻っているときに、ふらっと立ち寄ったお店で買いました。そこは全国展開しているリユースショップで、「なんかないかなー」ぐらいの軽い気持ちで入店したんですが、そのときに見つけたのが「ブルックス ブラザーズ」のストライプのシャツでした。ゆったりしたスラックスに大きめサイズのシャツをインして着合わせたいなって思っていたところだったので、ちょうどよくて。

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アメリカン・トラディショナルな雰囲気の服が好みだったんでしょうか?

いえ、そういうわけではありません。当時も今も、好きなブランドっていうのも特にないですし。ハイブランドとかにもあんまり興味ないんです。ジャンルも特に決めてません。普段は、自然と全身古着になることが多いですけど、それも別にこだわっているわけではないですね。

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ブランドやジャンルにこだわらないとなると、洋服はどうやって選んでるんでしょう?直感を頼りに?

それもありますけど、意識していることがあるとすれば、だらしなくならないように、かつ、肩肘張らないようにバランスを考えているかもしれないです。自然体をきわめたいっていうか。どんなに服がよくても、着たときにがんばっているように見えてしまうと、ちょっとおしゃれじゃないのかな…。力が抜けた感じがいいので、サイズ感はゆったりめ。オーバーサイズのアイテムをほどよい抜け感できれいめに着こなすのがおしゃれだなって思います。

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その美的センスが生まれたルーツが気になります!趣味とかはありますか?

趣味はけっこういろいろあって、映画も音楽も好きですし、ラジオを聴くのも好きですね。最近、『MEN 同じ顔の男たち』 っていう映画作品を観たんですけど、映像がすごくきれいで、ホラーなので怖いシーンもあるんですけど、とらえどころのない雰囲気がよかったです。押しつけがましくないというか…。

あとは、音楽を聴いててその関連で出てくる海外バンドのジャケ写とかをみたりするのも好きです。あまり手が加わってなくて、自然体で“おしゃれすぎない”感じのファッションをよくみてます。インスタで海外のイラストレーターさんとかの色使いを「いいな…」とかって眺める時間も好きです。

心地よいと感じられるような空間づくりを目指して

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次は、お店のことをお伺いさせてください。まず、Largo(ラルゴ)っていうお店の名前に込めた思いを教えていただけますか。

イタリア語で「ゆるやかに」とかの意味なんですけど、これ自体は僕が決めたわけではないんです。もともと僕はここに販売員として雇われていたので、当時のオーナーさんたちがつけた名前ですね。ゆったりした雰囲気が好きなので、気に入ってます。

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斉藤さんがオーナーになる前と後で、変わったことは何かありますか?

ほとんど変わってないです。基本的にはそのまま受け継いでいて、大きく変えたっていうのはないですね。照明とか、微調整ぐらいです。

僕は好きなブランドとかないですし、仕入れのときはブランドやジャンルにもこだわってなくて。だからノーブランドのものもかなり多いんです。さっきのお客さまもノーブランドのニットを購入してくださってました。

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そうなんですね。ご本人も満足しておられましたし、「Largoは初めて訪れたけどいいお店だ」っておっしゃってました!

※取材当日、Largo店頭にて撮影

そうですか、ありがたいですね…!お似合いでしたし、嬉しいです。

仕入れのこだわりポイントをあえて言語化するとしたら、「サイズ感」ですかね。ビッグサイズだったり、ゆったりしたシルエットのものを選んでます。ただし、状態のよいもの。清潔感は最優先にしています。毛玉だらけは論外で、きれいなものを選んで仕入れたうえで、お店に出す前にしっかりケアしてます。あとは、着心地に直結する肌触りにも気を使ってます。

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お客さまの年齢層はどのあたりでしょう?

一番多いのは20代ですけど、10代の学生さんもいらっしゃるし、30代以上の方もみえますね。メンズとして展開してますが女性の方も来店くださってますし、どんなお客さまでも心地よく服を選んでいただけるような空間作りを意識してます。

服の陳列も、商品をたくさん置くとかよりも視覚的な心地よさを重視しているんです。ラックにかける服を選ぶときに、“引き”でみたときに「なんか気持ちよさげだ」って感じられるように意識してます。統一感が出るように心がけたり、同じトーンのアイテムを集めたりしてます。かといって、きっちり分類するとかではなく、そこは絶妙なバランスで仕上がるように気を使ってます。

自分らしい着こなしこそ理想的。“Largo流”古着コーデとは?

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Largoが推したい古着コーデ、古着との付き合い方について教えてください。

僕にとって、うまい古着コーデは、自分らしいコーデとほぼ同義です。なので、より自然体でリラックス感のある着こなしをおすすめしたいなって思います。古着は新品の服に比べると少しこなれた感じがあるので、そんな魅力を活かしていかに力を抜いた感じでおしゃれ感を出すか、そこで試行錯誤するのが醍醐味だと考えているんです。

古着にそこまで慣れていないっていう方でも、まずは楽しみながら、いろいろコーディネートしてみていただければなと思います。僕自身は大学の頃にアパレルでアルバイトしてましたし、ずっと服は好きでコーデ組むのも好きですけど、お客さまには基本的にこちらから提案することはないですね。もちろん、ご質問いただけたらお答えします。

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今日は特別におすすめのスタイリングをご紹介いただけませんか?

これから少しずつ暖かくなる季節に合わせて選んでみますね。

グレーのポロシャツに衿付きの薄手コートを合わせると、ほどよくきちんと感もあっていいかなって思いますがいかがでしょうか。

こんなふうに薄手のアイテム同士をうまく重ねた季節感のある着こなしとかで、服を生活の一部として自然な感じで取り入れていけるといいなと思います。


Largo 東京 高円寺

〒166-0003 東京都杉並区高円寺南2-48-11堀萬ビル1F

営業時間 / 定休日:open 13:00〜20:00(不定休)

Instagram:https://www.instagram.com/largo.koenji/

オンラインストア:https://largo-109064.square.site/s/shop


Editor:鈴木一禾

フリーライター/エディター。企業オウンドメディア向けコンテンツ作成や編集業務に従事。趣味はピアノとマクラメ編み。

Photographer:まさ/豊田正宗

写真をこよなく愛するフォトグラファー。「今日も世界は美しい」というテーマで人物の魅力を切り取っている。

Instagram:https://instagram.com/takomasa_graphy

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