高円寺で見つけた隠れ家的な古着屋S.O(ソー )の魅力に迫る
古着好きなら一度は足を踏み入れたことがある高円寺。所狭しと古着屋が並び、ここを散策するだけでも1日十分楽しめるくらいにバラエティー飛んだ古着屋があります。
その中でも、今回紹介するS.O(ソー )は、これから古着の魅力を堪能したい初心者からヴィンテージ大好きのマニアまで幅広い客層にぜひとも訪ねて欲しい古着屋です。
一度S.O(ソー )足を踏み入れると「また行きたい」気分にさせてくれる、隠れ家的な古着屋。
今回は、ベーシックアイテムから店長一押しのこだわりヴィンテージまでが並ぶ、おもちゃ箱のようなS.O(ソー )の魅力をご紹介します。
S.O(ソー)の歴史
高円寺駅の南口駅側にはずらりと古着屋が並んでいます。今での多くの人が古着を求めて高円寺にやってきますが、その数は年々減少しているとか。
90年代には100店舗近くあった古着屋も、今はS.O(ソー )を含めると30店舗ほど。オーナー自身も、高円寺に足げに通い、30年代のヴィンテージを趣味で集めていたとか。「いつか自分の店を高円寺に持ちたい」と通い続け、念願の古着屋を始めて十二年目になりました。
客層は20代から50代、60代までと、古着を愛する人達がたくさん訪れます。主にラルフローレンやブルックスブラザーズなど、コンディションの良い90年代トラッドテイストの古着が多く、トレンドだけに流されない自分流のファッションを追求するファンが多いのが特徴です。
このレイアウトは。小窓からチラッと店内が見渡せると同時に「リーバイス」のTシャツとステッカーがリンクします。こういう、小技の使い方が絶妙に上手いのもS.O(ソー )の魅力。
古着好きのツボを心得ているのが本当に憎いです。こういう雰囲気は、アメリカの青春映画でも見られ男の子部屋感が味わえます。「店内には何があるんだろう」「アメカジの古着がありそう」「秘密の隠れ家的な古着屋かな」とイマジネーションを掻き立てられますね。
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いざ!S.O(ソー)の店内へ
アンティークな脚立などを使ったディスプレイが玄関で出迎えてくれます。白壁に古着が良く映えています。
「たくさんの人に古着を楽しんでほしい」「古着の着こなしはこんなに簡単でおしゃれなんだ」そんな店長の心の声が聞こえるコーディネート。
トレンドを意識しながら街を歩く人の目に止まりやすいようにセレクトしているそうです。
玄関からちょっと半地下になっている店内へ進むと、古着達が来訪者を歓迎してくれます。ディスプレイを見ながら足を進めていくと、自然と店内へ入れるようになっており、Tシャツのラインナップに期待が強くなっていきます。
店内の壁にはスウェットやシャツなど店長イチオシの商品が並びます。古き良きアメリカをイメージした白木の壁に、古着が溶け込んでいますね。
開放感のある店内は、商品ラックの高さを変えてメリハリをつけながら見やすくレイアウトされています。
ひと昔の古着屋は、商品がギチギチでお目当てを探すというよりも「掘り出し物を探す」イメージがありますが、空間を上手に使って人がたくさんでも見やすい環境です。
おしゃれなガレージセールを店内で楽しめるような感じで、服をチェックしながら目先のラックにも目が届くように工夫されていますね。
ラルフローレンは人気ブランド、「生地もしっかりしていまし、古着なのによれもなくキレイめで古着を着こなしたい人におすすめ」だそうです。
最近人気のバンドカラーシャツをダメージデニムに合わせて、足元は革靴で粋に着こなすとおしゃれですね。
ライトアウターからデニムジャケット、ミリタリーと手持ちの服にプラスすだけで、トレンドミックスした古着フアッションを楽しめるアイテムも揃っています。
統一感があるので、アイテム別やカラー別での古着探しも楽々。店長の気真面目さが、よくわかる美しい商品陳列です。
よく見ると、床はペンキをぶちまけたようなペインティングがされていて白木壁とのバランスがすごくおしゃれ。
子供の頃に遊んだ、古ぼけた公園の遊具や誰も使っていない倉庫をイメージさせ、自分の好きなものだけを隠れ家がしまい込んだようなノスタルジックな雰囲気がいいですね。
店長こだわりのインテリアを紹介
アメリカを代表する永遠のギタリスト「ジミヘン」のライブ看板に、同じくアメリカの大企業General Electric( ゼネラル・エレクトリック)チラシなど、とにもかくにもヴィンテージ感を感じさえるアーティスティックなインテリア。
このインテリアはオーナーの趣味だそうで、ヴィンテージ好きをうならせるチョイスに脱帽です。
S.O(ソー )の顔看板 店長の坂上さん
こちらはS.O(ソー )の店長坂上さんです。ちょっと人見知りですが、古着のことを話し出すと時間を忘れてしまうくらいに古着を愛しています。
店長としてS.O(ソー )で働く前は、なんと顧客として通っていたとか!ありあまる古着愛がオーナーの目に留まり、店長として働くことになったそうです。
60年代の古着が好きで、「1枚1枚を手に取りながら、対話する時が至福の時間です」と笑顔を見せてくれました。
仕入れた古着のメンテナンスをしながら、どんな人が着ていたのか、そしてこれからどんな人に大切にされるんだろうと考えているそうですよ。年代によって洋服のディテールにも
違いがあるので、それをメンテナンスで楽しめるのが嬉しいのだとか。
S.O(ソー )の仕入れ担当はオーナー。オープン当初から、2~3ヶ月かけてアメリカに渡り、仕入れに飛び回っていたそうですが、2020年の春から渡米が難しくなり、最近は国内で掘り出し物を探したり、オンラインで仕入れているそうです。
実物を見ないでの仕入れは不安はないのですか?とお聞きしたところ「オーナーは超古着好きなので、触らずとも見るだけで神業的な仕入れをするんです」と店長の坂上さんは笑っていました。
このS.O(ソー )は、古着の神?のオーナーと古着が好きでたまらない坂上さんとの二人三脚があってのお店なんです。
店長坂上さんに聞きました!
S.O(ソー)のおすすめ商品はこれ!
「たくさんあって選べません」と頭を抱える店長をなだめすかし、「見たら絶対に欲しくなる」おすすめの古着をチョイスしてもらいました。
今が旬!チャンピオンリフレクター
男女問わず、人気がうなぎ登りのチャンピオン。中でも古着のパーカーは人気が高く、入荷してもすぐに売れてしまうそうです。
フロントには「USAFA(アメリカ合衆国空軍士官学校)」Air Force Academyの略語がプリントされています。
ヴィンテージ好きなら、誰もが一度は見たことのある背中にV字が入ったリバースウィーブ。
チャンピオンは製作された年代によってデザインも色々、ビックサイズを女性が着ると凄く可愛いですね。
ドットシャツ
ドットシャツは可愛くないか!と怒られそうですが、ドットの大きさによってはチェックシャツよりもコーディネートしやすく落ち着いた雰囲気になります。
小さめのドットは、遊び心が感じられると同時に上品な印象を与えます。フォーマルな場所では、ネイビーなどがおすすめですが古着として楽しむのであれば白がベストチョイス。
ボトムはデニムはもちろんですが、綿パンにベストやカーディガンでカレッジ風に着こなすのもおしゃれです。ワークパンツやペインターパンツに、ごつめのブーツでカッコよく着崩してみましょう。
定番デニム
この色とシルエット、古着好きをうならせる1本です。ここまできれいな色落ちのデニムはなかなか手に入りません!サイズが合ったら即買いで、よろしくお願いいします!
アクセス
店舗名 : 高円寺「S.O」
電話番号 : 03‐3311‐2753
住所 : 東京都杉並区高円寺南4‐30‐5
高円寺「S.O」で
一緒に古着を楽しみましょう
90年代の古着はビックシルエットが特徴で、インパクトのあるロゴやプリントが魅力です。
ナイキやアディダス、ラルフローレンなどの人気ブランドをたくさん揃えていますので必ず欲しい服が見つけられるはず。
また、スポーツ系からグランジまでラインナップも豊富ですので、高円寺で買いもをするならS.Oに足を運んでみてください!