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【横浜 Le Port】アメカジからトラッドまで!服の相談が出来て音楽も楽しめる温かい人々が集う街の古着屋さん - 古着屋オーナーの”First” Vintage vol. 48 -

6ヶ月前閲覧 446

今回ご紹介するのは横浜・石川町駅から徒歩2分に位置する Le Port(ル・ポール)】。国やジャンルの固定概念にとらわれずに気分が上がる古着が揃う、港町横浜らしい開放感ある古着屋です。大学在学中にLe Portを立ち上げた林さんにお話しをうかがいました!

林さんの”First” Vintageを教えてください!

最初に購入した古着は・・・・【ブルックスブラザースのボタンダウンシャツ】

*写真は当時の実物ではなく、現在Le Portで取扱中のアイテム! 実際に購入したものはピンク色だったとのこと。

ー 初めて購入したアイテム、お店やエピソードを教えてください。

大学生の頃に横浜の古着屋LUCKYで購入しました。ピンクのすごく大きなサイズでゆったりと着ていたんですけど、実は当時ブランドのことをよく知らなくて。後にナノユニバースでアルバイトを始めて社員の方に服を教えてもらってから、「ブルックスってタイトに着るものなんじゃん。」ってことを知りました。笑

Le Portでもブルックス・ブラザーズのアイテムを置いているけど、人気ですぐに売れちゃいます。 着ると僕も今も気合いが入り、大事な日に着たい服です。 成人式もブルックス・ブラザーズを着たので思い入れがあります。

60s Brooks brothers cotton 2B jacket made in USA

ー 林さんの古着・ファッションとの出会いは?

“着飾りたい”と思ったのは、小学生からサッカーをしていてスパイクや練習着をちょっと人と違うものを着たい!って思ったのがスタートかな。 中学3年生くらいで勇気を出して横浜のビブレに行ってStussyのTシャツを買ったり、高校でもサッカー少年だったので部活を引退してからどんどん服やスニーカーが好きになりました。 高校生でお金がなかったので足りないアイテムは横浜の古着屋のLUCKYTARANTURAで買うようになったのが古着の始まりです。

ー 古着そして古着屋のどんなところに魅力を感じていたのですか?

インターネットには載っていない知識や話しをお店の人から聞いて学んでいくのが楽しかったです。 当時ユーロヴィンテージが人気で、細かいディティールから年代を判別するなど、とにかく服の話しを聞きたかったので、空いた時間があれば古着屋に足を運んでいましたね。

特にミリタリーはその年代特有の理にかなった実用性が一着に詰まっていたり、単純にこんなに古いものが今も残っていることに魅了されました。

林さんが手にしているハンティングコートは裏地が動物の柄で小さいパイピングがレザーになっていたりとても凝ったつくり! マルチポケットで今の要素の雰囲気もあり女の子も着られる逸品♪

ー ヴィンテージが好き!から実際に古着屋をオープンするまでの経緯を教えてください。

大学生の時に友人3人とちょっとした思いつきで古着のポップアップをやろうみたいな感じになって、2021年7月に下北沢でポップアップをしたのがLe Portのスタートです。色んなアーティストや自分の身近でブランドをやっている子を呼んでイベントを開催したら予想以上に盛り上がってくれました!

ー なぜこの横浜・石川町を選んだのですか?

横浜生まれ横浜育ちで店を出すなら横浜一択でした。 その中で、石川町はすごくかっこいいお店があったり街として完成されながらもスローな空気感なところが好きで。 街の雰囲気と同じでお客様も穏やかでいい人がすごく多く、物件を探しているときにたまたま出会えて一目惚れで決めました。

ー この立地でこの広さと高い天井の開放的な空間は希少ですよね! Le Portの名前の由来とお店のコンセプトを教えてください。

Le Portはフランス語で”港”という意味です。港みたいに色んな国のモノが集まり、普段だと関わらないかもしれない様々な価値観の人が出会い、交流が生まれ、それぞれの場所に持ち帰る場所がコンセプトです。

なので置いている服もアメリカ、ヨーロッパと区切りは無しに色々取り扱っています。 Le Portに来てくださったお客様同士が仲良くなっていただくことがすごく嬉しいです。

ー Le Portはオープン間もないのにたくさんのイベントを開催されていますよね。

僕自身、プライベートで色んなイベントに出かけていて、その先々で出会った、自身でブランドやアートワークをされている方と多く一緒にやらせていただいています。 自分が通っていた古着屋さんにカルチャーを教えてもらった経験から、まわりの音楽や写真で活躍しているアーティストのミックステープやZINE(個人の趣味で作る雑誌のこと)も置いて見て知って広がるのがナチュラルで好きです。 僕のこの年でお店をやれているので、同世代で活躍している人、年齢関係なく活動している人の少しでも何か助けになれればと思っています。

音楽機材がこの充実っぷり! 林さんがお客様に合わせてレコードをかけたり、営業後の夜にビートメーカーの子がビートを作りに遊びに来たり、港のように人が出入りしカルチャーが生まれる場所です。

ー 古着の紹介をお願いします!

僕自身、元々はヒップホップが好きで90’sカルチャーの影響から始まり、トラッドかつクラシカルなスタイル、そしてデザイナーズやドメスティックブランドと色んな系統の服を着てきて、お店に置いているのはほとんどが自分が通ってきたものです。

単に見た目がいいだけではなく、作りやルーツを辿るのが古着の楽しさなので、ストーリーを伝えられて、買った人がテンションあがるものを選んでいます。

ー 確かにお店のゾーンによってテイストが様々ですね。

入り口すぐが小綺麗エリア、奥がアメカジエリア、そしてレディースエリア、レジ近くはアクセサリーや音楽・ZINEのカルチャーエリアです。

常連の子は見る場所が決まっていますね。 アウトドアとワークがメインのアメカジエリアを見るのは女性のお客様が多くて、レディースを男の子が買っていくんですよ。 服好きな大学生の子がスカートをタイトめに合わせて着たいみたいで、中性的な方向の今の時代を感じられて、お店ならではの楽しみを実感しています。

00s nike nylon pants

80s patagonia Anorak parka

ー すごく新鮮なお話し!仕入れでこだわりのアイテムはありますか?

スラックスには自信があります。 スラックスについては基本的にヨーロッパに絞って、フランス、イタリア、ドイツの60-80年代を選んでいます。 ストレートでスタンダードなストンとなるタイプが大人の方は好きだったり、ドレッシーなものから、僕はスラックスをイージーパンツのノリで楽な感じで履きたいので、ワイドウエストを選びます。 白のTシャツを合わせるだけでも決まるスラックスを選んでほしいので、常時揃えています。 テーラードジャケットもうちの強みですね。

LAND'S END 2tuck slacks

70s nico patterned 2tuck slacks made in UK

ー 林さんがコーディネート相談にのってくれるのは心強いです。

人と話すの好きなので。笑 お客様が好きそうで、これは間違いなく着るな、という服と、着たことないかもしれないけれど似合うと思う服を合わせてみて、これまで新品の服が好きな子が古着を着るようになってくれるのが嬉しいです。

ー 古着をどのように楽しんでほしいですか?

僕は昔の映画や音楽がすごく好きで、当時の映像を見てモブだけどカッコいい、ノスタルジックな街に溶け込む格好ってすごくかっこいいな、と思うようになりました。 肩肘張らずライフスタイルに合う服を着る。 固定概念にとらわれずに組み合わせを楽しむと意外とカッコよくなったりします。 お客様それぞれの生活感や好きなものがあるので、ライフワークに合わせて服を選べられるよう、広い間口でそして比較的長く着られる服を意識して仕入れ、色んなことを詰め込んで店を作り上げています。

ー 今後の展望を聞かせてください。

一番の目標はずっとこの場所が残り、自分が伝えたい事や単純にいい服を買える、横浜といえばという場所になれるのが目標です。 ここに来れば色んなものを得られる、ここに来れば何か楽しいことがある、ということが伝わっていく古着屋になれればと思っています。 バイトの休憩時間に来てくれる子がいたり、お客様や身近な友人たちも力を貸してくれて、色んな人に支えられているとても温かい場所なので、ゆる〜いテンションで遊びに来てください。

10月にオープン一周年を迎える横浜のLe Port。一周年を記念して、レコードの販売を始めたり、イベントの開催の予定に加え、もちろん古着もたくさん入荷されます!

近所にあったら毎日通いたくなる温かい古着屋で、林さんにファッションの相談が毎日出来る横浜のキッズがうらやましい!

大人の方も懐かしいアイテムや今着たい古着が見つかるお店ですので、皆さん是非足を運んでみてください。

Le Port

住所:神奈川県横浜市中区石川町1丁目13−12 2階

Open: 12:00-20:00


Photographer: 加藤遼

アパレル撮影、ポートレート作品を筆頭に幅広く撮影。

大学生活と並行しながらも、カメラマンとして精力的に活動中。

Instagram: @ryowonder

Editor:上月マキ

Instagram:@__maki_k

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